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柔道・松本薫 名前のない得意技

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2024年3月5日 14時59分

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3月4日(月)元アーティスティック日本代表・青木愛がパーソナリティを務める「青木愛 スポーツ to you」(ニッポン放送・毎週月曜21:00~21:30)が放送。

ゲストは松本薫。
1987年石川県生まれ。6歳から柔道とレスリングを始める。
中3で初めて国内制覇すると高校生の時にインターハイ、ドイツジュニア国際柔道大会等で優勝。2012年ロンドン五輪で金メダルを獲得した。続くリオデジャネイロ大会では銅メダルなど国際大会20回、国内大会17回で優勝という輝かしい成績を残した。
2019年に現役引退後、子育てをしながら大好きなアイスクリームの仕事をしている。

松本に現役時代、最もシンドかった練習メニューと最も得意な技を教えてもらった。

松本:寝技の補強練習というのがありまして、畳の上でひたすらブリッジをします。ブリッジ中はお腹の上に人が乗っています。レスリング選手はブリッジは慣れているんですけど、柔道家はあまりやっていないからそもそもブリッジに慣れていなくて。しかも畳って表面がちょっとギザギザで擦れるんですよね。みんなで100回くらいやるんですけど、頭皮がどんどんズル剥けるんですよ。

青木:どういうことですか?頭はつけたまま?

松本:そうです。頭をつけつつ、鼻を畳につけるようにします。

青木:手はつかないんですか?

松本:はい、つけません。手は前に組みます。

青木:えっ?普通のブリッジを想像していましたけど、頭と足の裏だけでということですか?

松本:そうです。その3点で、お腹の上に人を乗せたまま、鼻を畳につけるためお腹をぐっと上げるんですけど、めちゃくちゃ頭皮が痛くなるんです。

青木:頭皮どころか、ちょっと滑ったら首が後ろに持っていかれたりしないですか?

松本:私は首強いんですよ。それでもこの練習は痛くてシンドかったです。ちなみに痛いといえば、技で痛い、キツイのもたくさんあります。私が得意なのは顎。寝技の時、たいていの相手は首を締められないように顎を引くんですね。でも顎を引くと顎の関節のことを忘れていて。実は顎の関節って自分でほぐしてもわかると思いますけど、痛くないですか?

青木:痛い痛い。

松本:相手の顎の関節を、自分の親指側の手首の骨、コリコリした部分で入れるとすごく痛いんですよ。だから、よく絞めに行くふりをして、顎関節をゴリゴリしながら相手が痛みでひっくり返ったところを抑え込む、というのが得意でした。

青木:地味なようで効いてるんですね。

松本:はい。相手もゆっくり上を向くんですよ、痛い痛いって。技名はないです。こういう外から見えにくいところでの攻防が多いのも柔道です。

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