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通信制高校のトップアスリート育成コース 陸上、格闘技、野球に続きSUPを設置 沖縄・本部町の八洲学園高 卒業生でU18世界大会で優勝した田口頼さんが監督に

沖縄タイムス+プラス / 2024年3月12日 10時0分

スタンドアップパドルボード(SUP=サップ)を乗りこなす田口頼さん(提供)

 沖縄県本部町備瀬にある通信制の八洲学園大学国際高等学校(中村成希校長)は4月から、「トップアスリート育成コース」にスタンドアップパドルボード(SUP=サップ)のSUP部門を新設する。同校を2022年に卒業し、18歳以下の世界大会優勝経験もあるプロ選手の田口頼(らい)さん(20)が総監督に就任する。同コースには陸上、格闘技、野球部門があり、SUP部門は四つ目。卒業生が総監督を務めるのは初めてで、田口さんは歴代最年少での総監督就任となる。(北部報道部・松田駿太)

 同校は2000年に日本初の合宿による短期集中スクーリング方式の通信制高校として開校。やりたいことに打ち込みながら高校卒業資格を得られることを強みにしている。

 田口さんも在学中は時間を確保しやすい通信制の強みを生かして、世界各国で行われる大会への遠征や競技の練習に打ち込んだ。18歳以下の世界選手権を制覇し、全日本選手権も2連覇中。「母校で働けてうれしい。SUPは波や風など自然が相手で自分との戦いになる。技術だけでなくメンタルの大切さも教えたい」と意気込む。

 生徒たちにはオンラインで練習メニューを提案したり、年1回のスクーリング時に今帰仁村内の自宅で練習合宿を開いたり、世界水準の技術を伝える方針だ。

 田口さんが2連覇を果たした直近の全日本選手権で3位に入賞した宮平琥太朗さん(16)=同校1年=も4月からSUP部門に進む。「(田口さんは)憧れの存在。指導を受けながら今年中に日本一を取りたい」と前を向いた。

 中村校長は「卒業生の田口総監督を中心にSUP競技の裾野を広げてもらい、将来的にはオリンピック競技になってほしい」と期待した。

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