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沖縄で相次ぐ架空請求詐欺 70代と30代の女性2人が計90万円の被害 NPOやNTT職員名乗る

沖縄タイムス+プラス / 2025年1月10日 8時29分

[なくせ特殊詐欺]

 未払いの料金があるなどとうそをついて現金をだまし取る「架空料金請求詐欺」の被害が止まらない。沖縄署は9日、本島中部に住む70代と30代の女性が、合わせて約90万円をだまし取られたと発表した。

 同署によると、昨年12月26日、70代女性の携帯電話に、実在するNPO「日本ネットワークセキュリティ協会」職員を名乗る者から電話があった。「あなたの携帯電話が原因で複数の会社がウイルス被害に遭っている。損害賠償を」といううそを信じた女性は計47万円を振り込んだという。1月6日にも再び電話で「今後このようなことがないように保険に加入する必要がある」と言われ、計11万円を振り込んだ。

 8日には、30代女性が「NTTファイナンス」職員を名乗る者から「クラウドのサブスク料金が1万円あるが、何度電話しても対応しなかったので、裁判の手続きで28万円かかる」と電話があり、現金30万円をだまし取られた。

 県警によると、昨年認知した架空料金請求詐欺の被害は51件。前年比で3倍近く増加した。10~80代と幅広い年齢層が被害に遭っており、県警は強く注意を呼びかけている。

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