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【40代編集部長の婚活記#246】フラれてキズつくくらいなら…!臆病な独女の気持ち

OTONA SALONE / 2021年4月21日 17時0分

40代の婚活は、苦もあれば楽もある。黄門様じゃないけれど。40代の婚活を始めて、4年7カ月になるOTONA SALONE編集“部”長・アサミ、49歳。

これまでに100人以上もの男性と出会い、婚活パーティ、個室婚活、紹介などで出会った男性とデートしてきたが、現在進行形のキャットさん(46歳・バツイチ・起業家)はSNSで出会った相手で……!

この話は40代独女の「実名+顔出し」で書いている、リアル婚活改め、パートナーを探す活動=「パー活」ドキュメントである。

 

「婚活記」は読んでいた!

共通の知人であるITさんにリサーチしていたけれど、キャットさん自身の口から、彼の本音やリアルを教えてほしい。

でも、過去の経験からわかっている。

相手の本音を引き出すには、先に自分から開示すること。それが警戒感というハードルを下げるのだ。だから、まずは私からと思って、婚活中であることを伝えた。

すると

キャット「拝見してます。アサミさんの考えを率直な言葉でつづられているので、面白いです」

という答えが返ってきた。それなら話は早い。バツイチというキャットさん。結婚や離婚のことについて聞いてみよう。

 

離婚する気持ちって?

アサミ「私は一度も結婚したことないので、結婚する気持ちとか、離婚する気持ちってよくわからなくて」

キャット「あ、なるほど」

アサミ「結婚するくらい思い合ったお相手なのに、どうして別れちゃうんだろうって」

まずは離婚した原因について探りを入れてみることにした。

キャット「アサミさんはお付き合いした相手に、自分から別れを切り出したことないんですか?」

アサミ「ないです!」

キャット「めっちゃ即答でしたね(笑)」

トークテーマは「別れの理由」

アサミ「お付き合いした相手のほとんどがフラれて別れてます。フッたわけでもフラれたわけでもなく話し合いで別れたのが1人だけいますけど」

婚活を始めてから連絡をくれて約10年ぶりにあった人、モトカレくんのことだ。

キャット「フッたでもフラれたでもないって、どういうことですか?」

アサミ「方向性の違い、みたいな」

キャット「バンドの解散みたいですね(笑)」

アサミ「確かに。長く付き合った相手だったので、これから先、何をしたいかを話しているうちに、別々の道を選んだほうがいいのかなって話になりました」

キャット「オトナな別れ方ですね」

 

バンドの解散みたい(笑)

アサミ「そこに至るまでめちゃくちゃ話し合いましたけど、円満別離でしたね」

キャット「冷静に話し合えたんですか?」

アサミ「その彼とは、そうですね。お互いに感情的になることもなく……。それじゃ仕方ないねぇ、みたいな」

キャット「すごいですね。達観しているというか」

アサミ「いや、若かったからこそじゃないかなって思うんです。それぞれに、やりたいことがたくさんあったから」

キャット「やりたいことを尊重し合って、別れを選んだって感じですか?」

アサミ「そうですね」

どんな相手でも別れることは寂しいけれど……このモトカレくんとは、ある意味「やりきった感」のある納得できる別れだった。私にとっては、もしかしたら「ステキな別れ方」だったのかもしれない。

 

できれば「ステキ」に別れたい

どちらかが傷ついたり、悲しくなったり、苦しくなったり、憎んだりするような別れ方が嫌い。そんな別れ方をするなら、付き合わないほうがいい。……なんて思ってしまうからなかなか恋愛ができなかった。

別れるにしても、ステキに、キレイに別れたい。お互いが納得して別れる方法ってあると思うの。少なくともこのモトカレくんとはそうだった。だけど……。

キャット「その方以外は、アサミさんがフラれて別れたパターン」

アサミ「そうなんです。しかもだいたい短期間で突然言われました」

キャット「じゃ、長期間つきあっていてフラれたことはないんですね」

アサミ「うーん、そ、そうですね」

キャット「意味深なお返事ですけど」

 

肝心なことを聞かなくちゃ

アサミ「いや、そんなことないです」

よく考えたら、なくもなかった。それはまた、いつかの話ってことで。

キャット「そっか。それだと同じような経験がないのかもですね。僕は結婚して10年で離婚したんですけど、交際期間も含めたら13年の相手からフラれました(苦笑)」

ついついキャットさんにのせられて、自分の話ばかりになっていた。肝心なことを聞いていかなきゃ!

アサミ「奥様から別れたいって言われたってことですか?」

キャット「そうです。あ、浮気とかDVが原因とかじゃないですよ!」

アサミ「じゃ、どういう理由で? あ、すみません。失礼でしたね」

キャット「全然! そんなことないですよ」

 

彼が離婚に至った理由

少し間が空いた。言いたくないのか、言葉を選んでいるのか?

キャット「一緒に暮らしているうちに、彼女の中で少しずつ不満がたまっていったんでしょうね」

なるほど。言いたくないわけではなさそう。

アサミ「決定的な理由があるわけじゃなくて」

キャット「たぶん、彼女はついついガマンするタイプだったんだと思います。そのガマンに僕が気づけなかったんですよね」

アサミ「13年分溜め込んで、一気にバーンと」

キャット「僕にとっては青天の霹靂でしたけどね」

アサミ「呆然って感じですか?」

キャット「あの時はそうでしたね」

アサミ「すみません、変なこと聞いちゃって」

 

キャットさんは人間分析がお好き?

キャット「いえいえ。アサミさんって、ガマンしがちなほうじゃないですか?」

アサミ「え、そうですか?」

キャット「記事を読んでいて思ったんです。アサミさんって相手に合わせたコミュニケーションをする方だなって」

アサミ「そうですか? 多少は合わせますけど、みんなそういうものじゃないですか?」

自分は至ってフツーだと思っているのだけれど。

キャット「いや、意外と使い分けても3パターンくらいですよ。アサミさんはもっとパターンがある」

アサミ「そこまで意識してないですけど」

なんか…ドキッとする!

キャット「相手に合わせるのが本当にお上手なんですよ」

アサミ「そう…ですかね?」

なんでだろう。急にドキドキしてきた。キャットさんの指摘がなんだか気恥ずかしい。

キャット「合わせるのが上手なかたって、つまり本来の自分を出してないんです」

アサミ「え?」

キャット「あえて自分をコントロールして、相手に心地いい状況をつくることを心がけているんです」

 

なにげに、鋭い指摘?

アサミ「自覚ないですけど…」

キャット「一人でいる時間がないとダメって書かれているじゃないですか。それって、他人といるとき本来の自分を出していないからですよ。逆に一人がさみしいって人は、他人といるとき気を使わずに自分を出せているから、一人の時間はあまり必要ないんです」

アサミ「なるほど」

キャット「アサミさんが結婚されない最大の理由って、そこだと思うんです」

アサミ「そこって?」

キャット「他人といるときは実は自分を出せない。アサミさん、たぶん今までお付き合いしたお相手に、本来の自分を出せたことがないんじゃないですか?」

おっと、鋭い指摘、キターーーーー!

 

 

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≪OTONA SALONE編集部長・婚活コラムニスト 浅見悦子さんの他の記事をチェック!≫

 

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