発達障害の娘との生活。「もうだめだ」と電話した先で、思わぬ救いを得た私は(前編)
OTONA SALONE / 2024年11月13日 11時0分
東京で4人の子どもと暮らしているライター・岡本ハナです。長女はADHDと強迫性障害を併せ持ついわゆる発達障害児ちゃんです。
当時7歳、診断名がでてスッキリはしたものの、何をどうしたらいいのか分からない状態が続いていました。処方された薬「ジェイゾロフト」は、自然派ママから全否定されて、恐怖を感じた私は薬を飲ませずに様子を見てしまいました。その結果、状態が悪化。今思えばあのママ友は行き過ぎた自然派でした……。
病院から紹介されたペアトレ講習を受講して、生活の中で意識的に取り入れるものの、劇的な変化はありません。
そんななか、私が助けを求めたのは区の「子育て相談室」です。
正直なところ、なめていた「子育て相談室」
初めての面談時、面と向かって「発達障害の疑いがある」と助言したスクールカウンセラーは、小児精神保健科がある病院を教えてくれるだけではなく、発達障害の特性が書かれた冊子、区の子育て相談室のパンフレットなども提供してくれました。
※ほかのスクールカウンセラーいわく、初回の面談で発達障害の疑いを言われることは例外で、通常は複数回の面談後に伝えるそうです。でも、この仕事がデキるスクールカウンセラーのおかげで、トントンと対策をとれるようになりました。
頂いた資料はひととおり読んだものの、子育て相談室に関しては「どうせ親のカウンセリングみたいなものだろう。大したことはなさそう」という思いで電話をせずにいたのですが、一向に良い方向に進まない子育てに嫌気がさす毎日。
「このまま子どもたちを置いて、わたしひとりで旅にでてしまおうか……」なんて鬱々した気持ちになるまで追い詰められていました。
家事が行き届いていないぐちゃぐちゃの家にぽつんとひとり。もうだめだ、誰かと話したい。大人と話したい。そんな気持ちで、思い切って電話をしたのです。
次ページへ続く!子育て相談室に電話した私がビックリしたことは…「こんな支援が得られるなんて」▶▶子育て相談室に電話。最初は何も期待していなかったけれど、区の相談室は伊達じゃなかった
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