ボサボサおばさん一直線…。節約したくても「ここをケチっちゃダメ」な勘所とは(後編)
OTONA SALONE / 2024年11月29日 20時1分
節約を重視するあまりに「貧相見え」をするのは、できるだけ避けたいもの。スキンケアやメイクは、賢くお金をかけながら美しさはキープできればベストです。自身も40代真っ只中な私、時短美容家の並木まきが節約重視で貧相見えしてしまう人にありがちなNG習慣をお伝えします。
節約効果よりも残念効果が高いかも…2:ファンデーションの使用量を著しく減らす
ファンデーションは40代の肌にとって、マストと言っても過言ではないコスメ。最近では「ノーファンデ」を掲げている人も増えていますが、その場合でもコンシーラーや下地、ハイライターなどファンデーション以外のコスメを使って肌色を整えている40代が多いようです。
年齢を重ねた肌にぴたりと合うファンデーションを求めると、どうしてもそれなりのお値段がするものになりがちなことも影響してか、節約思考が強くなると「ファンデーションの使用量を減らそう」と、これまでよりもチビチビ使ってしまう人も。しかしファンデーションを使う量が少なければ、それだけカバー力や仕上がりも劣ってしまいやすく、年齢を重ねている肌ほど見た目にも影響が出かねません。
40代以上の肌は、色むらやくすみが目立ちやすいことから、ファンデーションは適量を使って丁寧にカバーしたほうが美肌見せを狙いやすいのは確か。ファンデーションの量を減らすと、 “すっぴん感”は薄れてもカバー力の面では不安が残りがちなので、美肌見せを狙うならやっぱりここはケチらないほうが無難です。
使用量を減らすなら、1回あたりの使用量ではなくフルのベースメイクをする頻度を落としてみるのも一案です。
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節約効果よりも残念効果が高いかも…3:何年も前の高価なアイシャドウを使い続ける
アイシャドウって、一度買うとなかなか減らないですよね。特に大きめのパレットに入っているものだと、1年以上も延々と減らないものも少なくありませんし、高価なものほど処分するのを躊躇ってしまいがち。
新色が並んでいても手もとにある色と似ていると感じると、節約も意識しながらつい古いアイシャドウを使い切りたくもなるのですが、40代以上の目もとに何年も前のアイシャドウばかり使うのは、あらゆる視点からちょっとした残念を招くことも。
トレンド的な側面では、“似た色”に見えても発色や質感の流行りはその年によって変わるため、塗ったときの印象がやはり古いものほど「古いメイク」に見えやすいうえに、開封から時間が経っているアイシャドウは比較的雑菌が繁殖しにくい“粉物”ではあっても衛生面でも不安があります。
特にブラシやチップを毎回変えずにアイシャドウを使っている場合には、ブラシやチップを介して雑菌が繁殖しやすい環境になっている可能性もあって、目には見えないけれど思っている以上に不衛生なものをまぶたに塗っているかも……。なんとなくまぶたが荒れる、などの不調がアイシャドウにあるかもしれず侮れません。
今はプチプラでも40代以上をチープに見せないコスメがズラリと揃っているので、「高価だったから」を理由に手放してない古いアイシャドウはこの際整理をして、小さめサイズのプチプラをシーズンごとに買い替えたほうが節約&美メイクが叶います。
節約と見た目の落とし所 次ページ
節約も大事だけれど見た目も大事
ここまで物価高が叫ばれていると、美容にかける費用を真っ先に減らしたという人も珍しくなくなっています。もちろん節約はすごく大事なこと。予算を決めて、その範囲内で生活をするにあたってやむをえず美容代を減らさざるを得ない場合もありますよね。
ただ一方で節約だけに固執しすぎるあまりに、自分なりには美容代をかけているのに効果が目に見えないどころか残念な様相を醸しているとなれば、逆にもったいないお話。せっかく美容にお金を費やすなら、その額の大小は関係なく満足できる見た目をキープしていきたいところです。
40代以上になると加齢も相まって、ちょっとした残念が清潔感を奪ったり加齢感を醸したりしがちなのも否めず、節約を意識しながら美容を楽しむならば、 “見た目の仕上がり”にも意識を向けながら使うアイテムを選んでいきたいものです。
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