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"新NISAで毎月3万円から資産1億円"は不可能ではない…プロが「老後を変えることはできる」と断言する理由

プレジデントオンライン / 2024年3月10日 8時15分

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/takasuu

毎月、新たに発売されるビジネス書は約500冊。いったいどの本を読めばいいのか。読書家が集まる本の要約サービス「flier(フライヤー)」で、2月にアクセス数の多かったベスト20冊を、同サービスの編集部が紹介する――。

■要約サービス「2月のビジネス書」ベスト20

第1位:『【新NISA完全攻略】月5万円から始める「リアルすぎる」1億円の作り方』[山口貴大(ライオン兄さん)著、KADOKAWA]
第2位:『デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか』(針貝有佳著、PHP研究所)
第3位:『きみのお金は誰のため』(田内学著、東洋経済新報社)
第4位:『2050年の世界』(ヘイミシュ・マクレイ著、遠藤真美訳、日本経済新聞出版)
第5位:『任せるコツ』(山本渉著、すばる舎)
第6位:『頭のいい人は「質問」で差をつける』(樋口裕一著、大和書房)
第7位:『緊張しても「うまく話せる人」と「話せない人」の習慣』(丸山久美子著、明日香出版社)
第8位:『人を動かす 改訂新装版』(D・カーネギー著、山口博訳、創元社)
第9位:『再現性の塊』(田尻望著、かんき出版)
第10位:『最強に面白い 睡眠』(柳沢正史監修、ニュートンプレス)
第11位:『精神科医が教える 幸せの授業』(樺沢紫苑著、飛鳥新社)
第12位:『質問の一流、二流、三流』(桐生稔著、明日香出版社)
第13位:『まず、ちゃんと聴く。』(櫻井将著、日本能率協会マネジメントセンター)
第14位:『なぜか人生がうまくいく「明るい人」の科学』(和田秀樹著、クロスメディア・パブリッシング)
第15位:『年間100万円の配当金が入ってくる最高の株式投資』(配当太郎著、クロスメディア・パブリッシング)
第16位:『どこへ行っても「顔見知り」ができる人、できない人』(有川真由美著、PHP研究所)
第17位:『おとな六法』(岡野武志/アトム法律事務所著、クロスメディア・パブリッシング)
第18位:『歩くとなぜいいか?』(大島清著、PHP研究所)
第19位:『幸せなチームが結果を出す』(及川美紀/前野マドカ著、日経BP)
第20位:『東大ノート。』(西岡壱誠著、ダイヤモンド社)

※本の要約サービス「flier」の有料会員を対象にした、2024年2月の閲覧数ランキング

■資産1億円の達成は決して不可能な数字ではない

今月の第1位は、今年から始まった新NISAを徹底的に解説した『【新NISA完全攻略】月5万円から始める「リアルすぎる」1億円の作り方』でした。

山口貴大(ライオン兄さん)『【新NISA完全攻略】月5万円から始める「リアルすぎる」1億円の作り方』(KADOKAWA)
山口貴大(ライオン兄さん)『【新NISA完全攻略】月5万円から始める「リアルすぎる」1億円の作り方』(KADOKAWA)

著者は、「ライオン兄さん」としてSNSで絶大な支持を集め、金融・起業のマネースクール「Financial Free College」の代表でもある山口貴大氏。そんな山口氏は本書で、新NISAを利用すれば、資産1億円の達成はけっして不可能な数字ではないと断言しています。

「まさか自分が資産1億円なんて……」と半信半疑の人が大半かもしれませんが、本書で具体的なシミュレーションを知ると、考えが大きく変わるでしょう。なんと、毎月3万円、5万円からでも、新NISAを使えば資産1億円が視野に入ってくるのです。基本戦略は、生涯にわたって非課税投資できる金額の上限である1800万円をできるだけ早く入金し、長期で複利運用して資産を大きく育てること。

山口氏は「新NISAを始めても、すぐに人生は変えられません。でも、老後を変えることはできるでしょう」と言います。まずは今すぐ本書を手に取り、新NISAの完全攻略術を知ることが、豊かな老後を過ごすための大きな一歩となるはずです。

■「午後4時」には仕事を終えて帰宅するデンマーク人

第2位は、『デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか』でした。

針貝有佳『デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか』(PHP研究所)
針貝有佳『デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか』(PHP研究所)

2023年の世界幸福度ランキングで第2位に輝いたデンマークは、ビジネスの国際競争力ランキングで、2022年から2年連続で世界第1位を獲得している国でもあります(なお、日本は2022年が34位、2023年は35位)。

本書によると、そんなデンマークの職場では、誰もが午後4時には仕事を終えて帰宅するのが当たり前。

「午後4時には仕事を終えているのに、朝から晩まで働く国より成果を出しているなんて……なぜそんなことが可能なのか?」――誰もが抱く、この疑問に答えをくれるのが本書です。

ここでは、デンマーク人の「時間の使い方」のポイントを2つ紹介しましょう。

1つ目は、会議のアジェンダと終了時間を設定して、それを順守すること。時間内に結論が出すように努力しつつ、結論が出なければ別の機会にあらためて話し合うのがデンマーク流です。

2つ目は、ダブルチェックをしないこと。デンマークでは、「ダブルチェックをするより、一人ひとりが責任を持って仕事をする方が効率的だ」と考えるのが一般的だそうです。

幸せかつ生産的なデンマークの働き方を知れる本書。少ない時間で大きな成果を出したいなら、ぜひチェックしたい一冊です。

■子どもも大人も夢中になる「お金と社会」を学ぶ本

第3位には『きみのお金は誰のため』がランクインしました。2月13日に発表された「読者が選ぶビジネス書グランプリ2024」で総合グランプリとリベラルアーツ部門賞をダブル受賞した、いま大注目の一冊です。

田内学『きみのお金は誰のため』(東洋経済新報社)
田内学『きみのお金は誰のため』(東洋経済新報社)

本書は中学2年生の佐久間優斗を主人公とする物語形式で、お金と社会の本質を楽しく学べる本。

優斗はある日、学校の帰りに近所を歩いていると、七海という女性に呼び止められます。投資銀行で働いているという彼女は、謎の大富豪「ボス」に話を聞きに来たとのこと。ふたりはともにボスの屋敷に招き入れられ、お金の講義を受けることに――というストーリーです。

特に注目したいのは、初めての講義でボスが教えてくれた、お金にまつわる3つの真実。それは「お金自体に価値はない」「お金で解決できる問題はない」「みんなでお金を貯めても意味はない」です。おそらく誰もがつい反論したくなるのではないでしょうか?

子どもから大人まで、先の読めない物語展開に夢中になること間違いなしの一冊です。

■動きの鈍い部下が自然と動き出す「質問」のやり方

続いて、4位以下から、注目の書籍をご紹介します。第6位は、『頭のいい人は「質問」で差をつける』でした。

樋口裕一『頭のいい人は「質問」で差をつける』(大和書房)
樋口裕一『頭のいい人は「質問」で差をつける』(大和書房)

普段の仕事や日常生活において、何気なくしている「質問」。たいていの人は「質問は何のためにしますか?」と問われたら「情報を引き出すため」と答えるでしょう。

ですが本書によると、質問を使いこなすことができれば、交渉をスムーズに進めたり、人を動かしてチームの成果を上げたりすることができます。

たとえば、動きの鈍い部下に行動を促したいなら、「ボトルネックになっていることがあるんじゃない?」という質問が有効です。ボトルネックを言語化させれば、行動への道のりをサポートすることも可能となるでしょう。

選択肢から選ばせる「AorBクイズ」もおすすめです。「前任者か課長か、どちらかにアドバイスもらいに行く?」「資料の整理をするか、ネットで関連資料を注文するか、どっちを先にする?」と、2つの選択肢から選ばせるのです。これなら、あれこれ悩みがちな部下の背中を押すことができ、どんどん仕事が進んでいくはずです。

情報収集や交渉、提案など、さまざまなシーンで使える質問例を多数紹介している本書。本書の質問パターンをすべて使いこなすことができれば、生産性が何倍にもなるでしょう。

■緊張しても「うまく話す」ことはできる

第7位の『緊張しても「うまく話せる人」と「話せない人」の習慣』にもご注目ください。

丸山久美子『緊張しても「うまく話せる人」と「話せない人」の習慣』(明日香出版社)
丸山久美子『緊張しても「うまく話せる人」と「話せない人」の習慣』(明日香出版社)

あなたは人前で話すとき、緊張するほうですか? もしその答えが「イエス」なら、本書を手に取ってみることをおすすめします。

本書の著者、丸山久美子氏はもともと緊張しやすい性格で、MCとしての活動を始めてからも、ステージ上で頭が真っ白になったり、手が震えてマイクを落としたりといった失敗を経験してきました。

ですが、独学で緊張と上手く付き合う方法や話し方を身につけ、今では年間385本の仕事をこなすMCに。緊張との付き合い方や話し方のトレーナーとしても活躍しています。

本書では、そんな丸山氏の経験をもとに、緊張しても「うまく話せる人」と「話せない人」の習慣を比較しつつ、わかりやすく解説されます。

さっそく取り入れたいのは、「どうしよう」に「こうしよう」で対抗すること。緊張のあまり「うまく話せなかったらどうしよう……」と不安になってしまったら、その不安に対して「そんなときはこうしよう」と決めておくのです。これだけで気持ちがラクになるでしょう。

次回、プレゼンテーションや講演、自己紹介などの機会がやってくる前に、ぜひ目を通してみてください。

■誰でも今日からできる「幸せ」になる習慣

最後にご紹介したいのが、第11位の『精神科医が教える 幸せの授業』。

樺沢紫苑『精神科医が教える 幸せの授業』(飛鳥新社)
樺沢紫苑『精神科医が教える 幸せの授業』(飛鳥新社)

誰もが抱く「幸せになりたい」という願い。この願いが“必ず”叶う方法があると言ったら、知りたくない人はいないのではないでしょうか?

本書の主人公、ゆかりは、都内で働く会社員。仕事で大失敗してしまった夜、憂さ晴らしのために立ち寄ったバーで出会ったのは、『アウトプット大全』の著者、精神科医の樺沢紫苑先生でした。樺沢先生は、落ち込むゆかりに「幸せは誰でも同じやり方で確実に手に入れられるんですよ」と言い、“幸せの特別授業”をしてくれます。

樺沢先生によれば、幸せには「セロトニン的幸福」「オキシトシン的幸福」「ドーパミン的幸福」の3種類があります。セロトニン的幸福は脳内物質「セロトニン」が分泌されているときに感じる幸福。つまり「セロトニンはどんなときに分泌されるのか」を知り、その条件を満たせば、セロトニン的幸福を感じられるということなのです。オキシトシン的幸福、ドーパミン的幸福も同様です。

セロトニン的幸福を感じる方法のひとつは「ポジティブ日記」。夜寝る前15分以内に、「今日あった、よかったこと」を3つ書くだけです。

本書にはこれ以外にも、セロトニン的幸福・オキシトシン的幸福・ドーパミン的幸福を得るための具体的な方法がたくさん示されています。少しでも心地よく生きていきたいなら、ぜひ読んでみてください。

今月も、新NISAから働き方、睡眠まで、幅広いジャンルの本がランクインしました。来月はどのような本が多く読まれるのか、引き続きチェックしてまいります。

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flier編集部 本の要約サービスflier(フライヤー)は、「書店に並ぶ本の数が多すぎて、何を読めば良いか分からない」「立ち読みをしたり、書評を読んだだけでは、どんな内容の本なのか十分につかめない」というビジネスパーソンの悩みに答え、ビジネス書の新刊や話題のベストセラー、名著の要約を1冊10分で読める形で提供しているサービスです。通勤時や休憩時間といったスキマ時間を有効活用し、効率良くビジネスのヒントやスキル、教養を身につけたいビジネスパーソンに利用されているほか、社員教育の一環として法人契約する企業も増えています。

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(flier編集部)

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