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ギャンブル依存症についての産学共同研究を開始

PR TIMES / 2017年12月5日 17時1分

- 安心安全なIR施設の開発・運営を目指して -

ギャンブル依存症のプロセス研究を京都大学こころの未来研究センターと共同実施
実際のカジノ施設で日本人を含むプレイヤーのプレイデータを収集・分析
ギャンブル依存症の発症メカニズムの解明を図る
2021年3月までの3年間にわたる共同研究を実施予定

セガサミーホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:里見 治紀、以下セガサミー)と、国立大学法人 京都大学(所在:京都府京都市左京区 総長:山極 壽一、以下京都大学)は、ギャンブル依存症領域において、共同研究を行うことに合意しました。

セガサミーと京都大学は、ギャンブリング行動の遷移に関するデータの収集と分析を通じて、ギャンブル依存症のプロセス研究を産学共同で行います。本研究は、京都大学 こころの未来研究センター(センター長:吉川左紀子教授、医学研究科よりの研究協力:村井俊哉教授)において、2021年までの約3年間の予定で取り組みます。

本研究は、実際に営業中の海外カジノ施設における日本人を含むプレイヤーのプレイデータを収集、分析することにより、人が危険な賭けに至る前の兆候を明らかにすることを目的として実施します。本研究の成果は、ギャンブル依存症を発症するメカニズムの解明に寄与していくものと期待しており、日本においてギャンブル依存症の発症、進行及び再発防止の対策が講じられるように活用していきます。

セガサミーでは、グループの強みである開発力を活かし、既存のカジノ運営では為し得なかったカジノ施設内での全プレイデータを収集する仕組みを鋭意開発しています。本研究成果と結びつけることにより、依存症の兆候がみられるプレイヤーを早期に発見し、深刻化を未然に防ぐ仕組みの確立を目指します。あわせて施設利用時における自制・抑制を促す施設オペレーションを確立することにより、啓発、予防から医療機関等による治療との連携まで一貫した体系的なギャンブル依存症対策の構築を目指します。

セガサミーは、エンタテインメント分野においてこれまでに培ってきた知見を活かし、リゾート事業を成長分野と位置付け、その一環として近年世界で目覚ましい発展を遂げている統合型リゾート(以下、IR)の育成・強化を図っています。本年4月20日には、韓国初のIRであるパラダイスシティを開業し、実際に事業運営に取り組んでおり、IRに必要なあらゆるノウハウ、経験を積み上げています。

日本国内においては、昨年IR推進法(正式名称:特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律)が制定され、IRの国内導入に向けた本格的な準備が進んでいます。IR導入においては、外国人旅行者の増加による観光産業の活性化や地域経済への寄与など経済的なメリットが挙げられ、東京オリンピック後の経済振興策の一つとして期待されています。しかし一方で、治安悪化やギャンブル依存症者の増加といった社会的課題の発生が懸念されています。

日本におけるIR導入にあたっては、先行する他国の事例をもとに最も先進的なIRの開発が求められています。これらは魅力あるIRとするための設備やコンテンツだけではなく、社会的課題についても対応した施設である必要があります。日本におけるIRの事業参入を目指すセガサミーでは、社会的課題についてもしっかりと向き合っていくことが事業者の責務であると考えます。本研究はその一環として実施いたします。

セガサミーは、日本の将来を見据え、経済活性化や観光業における国際競争力の強化に寄与すると共に、全てのお客様に安心してご来場いただける統合型リゾートの実現を目指し、今後も企画・開発を推進してまいります。

■ 京都大学 こころの未来研究センター 概要
心理学、認知科学、脳科学、人文社会科学(公共政策、宗教学、芸術学等)の研究者で構成された、こころの総合的研究センター。2007年に設立され、連携MRI研究施設を併設。こころとからだ、こころときずな、こころと生き方の3領域に関わる実験研究、フィールド研究、実践研究、文献研究を幅広く推進するとともに「京都こころ会議」「こころ塾」などの公開事業にも取り組む。

■ 京都大学 吉川左紀子教授 略歴
1982年京都大学大学院教育学研究科博士課程認定退学。博士(教育学)。追手門学院大学文学部助手、英国ノッティンガム大学客員研究員、京都大学大学院教育学研究科助教授、教授を経て2007年より現職。専門は認知心理学・認知科学。日本認知心理学会理事。京都市社会福祉審議会委員、同社会教育委員。現在、京都大学こころの未来研究センター教授、センター長。

■ 京都大学 村井俊哉教授 略歴
1991年京都大学医学部卒。博士(医学)。マックスプランク認知神経科学研究所、京都大学医学部附属病院助手などを経て、2009年より現職。専門は一般精神医学、神経画像学、高次脳機能障害の臨床。日本神経心理学会理事、日本精神神経学会代議員。

■ セガサミーグループについて
セガサミーグループは、世界的ゲームメーカーであるセガを始めとして世界に50社を超える企業を有する総合エンタテインメント企業グループ。ゲームソフト、アミューズメントマシン、トイの開発・販売からアニメーション制作、そしてリゾート施設の開発・運営に至るまでエンタテインメント領域において幅広いビジネスを手掛け、常に新しく、そしてオリジナリティの高い製品・サービスをご提供しています。リゾート事業については、フェニックス・シーガイア・リゾート(宮崎県)の運営を手掛けるとともに、2017年4月には韓国初の統合型リゾート パラダイスシティ(韓国・仁川広域市)を開業させ、リゾート事業の育成・強化を進めています。セガサミーは、感動体験を提供し続けることで、豊かな社会の実現と文化の創造に貢献してまいります。

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