zero to one、ティアフォー、名古屋大学未来社会創造機構オンライン教材「自動運転システム構築完全講座」を共同開発、「第四次産業革命スキル習得講座」認定を受けて10月1日より提供開始
PR TIMES / 2021年9月28日 18時15分
自動運転システム構築エンジニア育成に向けた、産学連携による国内初の本格的な完全オンライン講座「自動運転システム構築完全講座」リリース
株式会社zero to one、株式会社ティアフォー、国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学未来社会創造機構は、オープンソースの自動運転OS「Autoware」を主に用いて自動運転システム構築についての概要と実践を学べる国内初の本格的なオンライン教材を開発し、10月1日より提供を開始させていただきます。経済産業省の「第四次産業革命スキル習得講座」の認定を受けるとともに、同日より厚生労働省の「専門実践教育訓練給付」の対象にも加わったことで、受講生は最大7割の補助を受けることが可能です。
このたび、株式会社zero to one(以下「zero to one」)、株式会社ティアフォー(以下「ティアフォー」)、国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学未来社会創造機構は、オープンソースの自動運転OS「Autoware※1」を主に用いて自動運転システム構築についての概要と実践を学べる国内初の本格的なオンライン教材を開発し、10月1日より提供を開始させていただきます。経済産業省の「第四次産業革命スキル習得講座」※2の認定を受けるとともに、同日より厚生労働省の「専門実践教育訓練給付」※3の対象にも加わったことで、受講生は最大7割の補助※4を受けることが可能です。
本教材により、自動運転システム構築について、自動運転をめぐる近年の社会変化、実際の技術動向、さらにデータ取得やディープラーニング活用などの専門技術について幅広く学習が可能です。そのうえで、Autowareを用いて、自己位置推定、外界認識、経路プランニング、運転制御などの実践を網羅的に学ぶことができるプログラムです。ティアフォーが自動運転の開発や実証を通じて得た知見を集約したトレーニングプログラムと、zero to oneがオンラインで提供している「自動運転システム構築エンジニアリング」を融合し、クラウド上でGPU環境を立ち上げ、Autowareを用いた自動運転システム構築の演習を可能にしました。受講者はビデオ講座に加えて、「自動運転システム構築エンジニアリング」の自動運転シミュレーターや新たに開発したAutowareオンライン環境を用いて、実際に手を動かしながら学びを深めることができます。最終的には、自動運転をめぐる世界の技術動向、自動運転システムの土台となるROS/ROS2 ※5、およびAutowareのコンポーネント(センサー、シミュレーション、走行制御データの分析など)を理解し、受講者が、さまざまなニーズに応じた技術・製品の開発やビジネス機会の創出を企画・推進できるようになることを目指しています。
AI、ディープラーニングにまつわる技術の進展や、それに伴う産業構造の変化の中、自動運転システム構築に携わることができるエンジニアの育成は急務となっています。一方で、米国Udacityの「Become a Self-Driving Car Engineer」またはCourseraの「Launch Your Career in Self-Driving Cars」のような体系的に自動運転の技術を学べる学習教材は、特にオンラインの領域では日本には存在しないため、同分野での教育実績がある3社による本教材の共同開発に至りました。本教材を通して、1人でも多く、自動運転システム構築に携わる人材を育成することが日本の産業競争力の向上に繋がると考えています。
※1 AutowareはThe Autoware Foundationの登録商標です。
※2 IT・データを中心とした将来の成長が強く見込まれ、雇用創出に貢献する分野において、社会人が高度な専門性を身に付けてキャリアアップを図る、専門的・実践的な教育訓練講座を経済産業大臣が認定する制度です。
※3 厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了した際に、受講費用の一部が支給される制度のひとつで、中長期的なキャリア形成を支援するため、平成26年10月から拡充された教育訓練給付金です。
※4 諸条件を満たした場合に限ります。
※5 ROSとは、Robot Operating Systemの略称で、ロボット開発において重要な役割を果たすオープンソースのロボット制御ソフトウェアおよびそれを包括するロボット開発プラットフォーム全体を指します。
【「自動運転システム構築完全講座」の概要】
内容: 自動運転システム構築について、主にAutowareを用いて全体像とその実践を学ぶプログラム
構成: ビデオ教材(スライド+ナレーション)、確認テスト、クラウド演習
提供開始予定: 2021年10月1日
価格: ユーザー数に応じてID課金(IDあたり25万円(税別)/5ヶ月間)
Web: https://zero2one.jp/product/self-driving-car-01
【会社/法人概要】
正式名称: 株式会社zero to one(ゼロ・トゥ・ワン)
URL: https://zero2one.jp/
代表取締役: 竹川 隆司
設立日: 2016年1月8日
本社: 宮城県仙台市若林区卸町2-9-1 INTILAQ東北イノベーションセンター内
事業内容: インターネットをベースとする電子教育サービス業務
正式名称: 株式会社ティアフォー
URL: https://tier4.jp/
代表取締役: 武田 一哉
設立日: 2015年12月1日
本社: 愛知県名古屋市中村区名駅1-1-3 名古屋大学オープンイノベーション拠点
事業内容: 自動運転システムの技術開発・提供
正式名称: 国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学未来社会創造機構
URL: http://www.mirai.nagoya-u.ac.jp/
機構長: 佐宗 章弘
【コース監修】
加藤真平(かとうしんぺい) : 東京大学大学情報理工学系研究科 准教授 兼 ティアフォー 創業者兼 最高技術責任者(CTO)
2008年に慶応義塾大学 大学院 理工学研究科後期博士課程を修了。カーネギーメロン大学とカリフォルニア大学の研究員を経て、2012年4月から2016年3月まで名古屋大学 大学院情報科学研究科 准教授。2016年4月から現職。2015年12月に大学発ベンチャーとして株式会社ティアフォーを創業。
河口信夫(かわぐちのぶお) : 国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学未来社会創造機構 教授
1995年名古屋大学工学研究科博士課程(後期課程)満了、同年名古屋大学工学研究科 助手、講師、助教授を経て、2009年年より名古屋大学大学院工学研究科 教授(計算理工学専攻)。ユビキタスコミュニケーションシステム、情報システム、通信ネットワークを専門に幅広く活動。株式会社ティアフォー社外取締役、NPO法人位置情報サービス研究機構(Lisra)代表理事なども務める。
【カリキュラム】
自動運転と社会:CASEやMaaSによる社会変革
自動運転システム概論
ROS/ROS2入門
自動運転における深層学習の活用
自動運転システムAutowareのアーキテクチャ
Autowareにおける可視化システム
Autowareにおけるセンシングと自己位置推定
Autowareにおける外界認識
Autowareによる自動運転シミュレーション
Autowareによる経路プランニング
Autowareによる運転制御
【画面イメージ】
[画像1: https://prtimes.jp/i/29088/5/resize/d29088-5-af680f678af013399521-1.png ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/29088/5/resize/d29088-5-47c5a7a1b906776a6128-0.png ]
[画像3: https://prtimes.jp/i/29088/5/resize/d29088-5-d90e867495b3216de08a-2.png ]
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