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「飛騨高山しぶきの湯バイオマス発電所」竣工について

PR TIMES / 2017年5月1日 12時58分

~国内初!FIT制度を利用した小型高効率木質ペレットガス化熱電併給を開始~

飛騨高山グリーンヒート合同会社(岐阜県高山市、代表取締役会長:岡田 贊三、代表取締役社長:谷渕庸次)が飛騨高山において建設を進めてまいりました「飛騨高山しぶきの湯バイオマス発電所(以下、当発電所)」が完成し、4月28日に竣工式を執り行いましたのでお知らせいたします。



竣工式には高山市長の國島芳明氏を初め、地元関係者、工事協力会社など、約30名が出席しました。神事に続き行われた通電式では、発電所の運転ボタンが押されると同時に、バイオマス発電所のガス化炉からガスがエンジンに供給され、発電が開始されました。

[画像1: https://prtimes.jp/i/25041/6/resize/d25041-6-183808-0.jpg ]


当発電所は、設備設計・施工を株式会社洸陽電機(本社:兵庫県神戸市東灘区、代表取締役社長:乾正博、以下、当社)が担当し工事を完成したものです。発電設備にはブルクハルト社(独)製の小型高効率 木質ペレットガス化熱電併給システム(以下、本システム)を採用し、電気と熱を活用する再生可能エネルギー発電事業を推進します。国内での本システムの導入は群馬県上野村に続いて2例目で、FIT制度を利用した小型高効率木質ペレットガス化熱電併給システムの導入は国内初となります。

高山市は市内の92%を森林が占める日本一森林面積の広い市で、数年前から森林資源の活用を進めてきました。本事業は市からの事業支援と県の補助事業を活用し、両者の協力を得て完成に至りました。
発電燃料である木質ペレットの供給は、木質燃料株式会社(本社:岐阜県高山市、代表取締役社長:清水ますみ)が行い、高山市近隣から集めた地元材を活用することで継続した雇用創出を可能にします。

本システムの導入により、未利用木材を加工した木質ペレットを発電燃料として利用することができ、発電の際に生じた熱を温浴施設「宇津江四十八滝温泉しぶきの湯 遊湯館(以下、遊湯館)」に供給することで、オンサイト型の熱電併給システムの構築を実現しました。本システムの発電効率は30%で、熱利用も含めると総合エネルギー効率は最大で75%になります。遊湯館への熱販売により、ボイラーで使用する灯油を年間約124kl削減できます。

年間発電量は約126万kWh、うち送電量は約120万kWhを見込んでおり、これは一般家庭約368世帯分の年間消費電力に相当(※1)します。発電した電力は固定価格買取制度(以下、FIT制度)を利用し、中部電力株式会社へ全量売電する予定です。
※1.世帯当り3,254.4kWh/年で算出 出典:電気事業連合会『原子力・エネルギー図面集2015』

【しぶきの湯 遊湯館での熱電併給イメージ】
[画像2: https://prtimes.jp/i/25041/6/resize/d25041-6-996082-1.jpg ]

(写真提供:三洋貿易株式会社)
※三洋貿易株式会社はブルクハルト社の日本総代理店です。

高山市は「高山市新エネルギービジョン」(平成26年度~平成32年度、平成26年3月発表)に基づき、地熱や小水力などの再生可能エネルギーの導入拡大を目指しています。本事業もそうした取り組みの一環として、高山市の再生可能エネルギーの普及を促進させ、豊かな自然と人が調和した持続可能なまちづくりに寄与してまいります。

【飛騨高山しぶきの湯バイオマス発電所の概要】
(1)発電所名:飛騨高山しぶきの湯バイオマス発電所
(2)設置場所:岐阜県高山市国府町宇津江964
(3)事業者:飛騨高山グリーンヒート合同会社
(4)定格出力:165kW(最大出力181.5kW)
(5)年間発電量:約126万kWh(見込み)※このうち送電量は年間約120万kWh
(6)設備設計・施工:株式会社洸陽電機

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