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体内時計によって、個人がイキイキと働ける時間は異なる

PR TIMES / 2018年5月16日 11時1分

STRESCOPEとeSLEEP((株)こどもみらい)のデータを大学と共同解析で判明

STRESCOPEは生活習慣と睡眠の改善でメンタルヘルス向上を図るストレスチェックです。睡眠と産業衛生のデータ解析を、睡眠改善プログラムeSLEEPおよび大学との産学連携で実施しています。その結果、個人によってクロノタイプ(体内時計の夜型・朝型傾向)は大きく異なること、そしてそのクロノタイプ(体内時計)に合わせた勤務は生産性を向上させ、逆に合わない勤務では生産性が低下する(プレゼンティズムが起きる)ことが明らかになりました。本成果が、日本産業衛生学会で発表されます。



<概要>
STRESCOPE( https://strescope.jp/)は、メンタルヘルスに対して職場の問題と同等程度以上のインパクトを持っている「睡眠」と「生活習慣」の問題に向き合う、健康経営のコアソリューションとなるストレスチェック総合サービスです。
STRESCOPEは睡眠改善プログラムeSLEEP( https://esleep.jp/ )および東京医科大学精神医学分野睡眠健康研究ユニットとコラボレーションし、STRESCOPEデータの分析を継続的に実施しております。

今回、「体内時計によって、個人がイキイキと働ける時間は異なる」ということが明らかになりました。2018年度・第91回日本産業衛生学会にて、大学研究者による発表が行われますのでご案内致します。

発表学会 第91回日本産業衛生学会
発表日時 2018年5月17日(木) 10:40-11:40
発表場所 熊本市国際交流会館6Fホール(C会場)
発表演者 志村哲祥医師(東京医科大学精神医学分野 睡眠健康研究ユニットリーダー/STRESCOPE統括実施医)

<発表詳細>
●はじめに…人にはおよそ24時間周期の体内時計があります。寝起きだけでなく、心臓や内臓のリズム、血圧や体温、思考能力、身体能力も、24時間周期で活発になったり休んだりのサイクルが存在します。
一方、「どの時間帯に眠くなるのか」「どの時間帯に最も身体活動能力が高まるのか」「どの時間帯に頭脳が活発に動くのか」には大きな個人差があることが知られています。そこで今回、STRESCOPEの中から同意の得られた約3000名のデータを用いて、クロノタイプ(朝型夜型傾向)と勤務時間帯とパフォーマンスの関係を調査しました。
●結果…クロノタイプ(朝型夜型傾向)は、直接的には仕事のパフォーマンスには影響しない一方、睡眠の問題や心身の不調の問題を介して、仕事のパフォーマンスに影響を与えていることが明らかになりました。
たとえば朝型の社員では、出勤時刻と生産性に特に関連はありませんが、夜型の社員では、出勤時刻を早めれば早めるほど、生産性が低下してしまいます。
この調査により、それぞれの社員に応じて、「この従業員は本当は何時から働かせるのが良いのか」ということを導き出すことができます。
●これから…クロノタイプは光を中心とする生活習慣上の工夫で多少操作することができます。勤務時間帯のために不調や生産性低下をきたしている社員には生活習慣・睡眠改善で生産性を向上させることができます。一方で、会社が勤務時間帯を設定する時には、その会社にとって、本当はどの時間をコアタイムとすることが望ましいのか、ということを割り出し、会社全体の生産性を向上させることができます。


通常の職務内容に関する設問(57項目)に加えて、実際に起きている不調に合わせて、生活習慣と睡眠についてAIによる対話型の問題の生成と絞り込みを行い、仕事の要因以外でその人の不調を引き起こしている生活習慣や睡眠の問題を明らかにし「個人が今日からできるストレス対策」を提示します。また、集団分析では医療統計を用いた高度な分析により、会社における従業員の不調のうち、何%が仕事由来で、何%が生活習慣や睡眠などの個人の問題なのかを明らかにします。
https://strescope.jp/
[画像1: https://prtimes.jp/i/25391/6/resize/d25391-6-749950-0.jpg ]


<睡眠改善プログラムeSLEEP>
eSLEEPは産学連携プロジェクトとして2012年から実施されている、「本当に効果のある睡眠改善」を提供する、医師等のプロフェッショナルチームによる、職域や学校における睡眠改善プログラムです。
「科学的根拠に基づく睡眠改善」をモットーに積極的な研究活動を実施しており、多数の論文発表や学会発表を行い、日本における睡眠のトランスレーショナルリサーチをリードしています。
https://esleep.jp/

<今回得られた知見>
(1) 体内時計は睡眠と心身のコンディションを介して生産性に影響を与える
[画像2: https://prtimes.jp/i/25391/6/resize/d25391-6-581331-1.jpg ]

(2) 体内時計には個人によってかなりのばらつきがあり、夜型の従業員は始業が早いと生産性が低下する
[画像3: https://prtimes.jp/i/25391/6/resize/d25391-6-538830-2.jpg ]




株式会社こどもみらい (東京都世田谷区)
事業内容: ヘルスケアデータマイニング・睡眠改善事業・ヘルスケアコンサルティング
https://www.cfltd.co.jp/


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