Cloudera、プライベートクラウド用オープンデータレイクハウスの新機能を発表
PR TIMES / 2024年3月8日 12時45分
プライベートクラウド向けに Apache Iceberg ベースのオープンデータレイクハウスを提供する唯一のプロバイダーに
ハイブリッド・データ・クラウドの実現を目指す Cloudera 株式会社(所在地:東京都中央区、社長執行役員:大澤 毅、https://www.cloudera.com/)は、プライベートクラウド用オープンデータレイクハウスの新機能を発表しました。新機能により、Cloudera は信頼性の高いアナリティクスと AI の活用を大規模に実現し、オンプレミスのデータエクスペリエンスに変革をもたらします。Cloudera は、プライベートクラウド向けに Apache Iceberg ベースのオープンデータレイクハウスを提供する唯一のプロバイダーとなり、顧客が自社の全データを活用してエンタープライズAIの可能性を広げられるよう支援していきます。
2023 年 11 月に Cloudera が発表した調査で、米国の組織の 53 %が生成 AI テクノロジーを使用しており、3 分の 1 以上(36 %、https://www.cloudera.com/about/news-and-blogs/press-releases/2023-11-02-generative-ai-vast-majority-of-companies-concerned-about-sharing-data-with-third-parties-cloudera-research-reveals.html)が、2024 年中の導入に向けて AI のユースケースを探り始めている段階にあることが明らかになりました。しかし、多くの企業では、AI を活用してデータからビジネス価値を発見・獲得する段階で苦慮しており、AI の導入が進んでいないことも浮き彫りになりました。導入には、分散型のデータインフラ、ガバナンス上のリスク、セキュリティ上の懸念といった課題が伴うためです。
Cloudera は、プライベートクラウドにおける Apache Iceberg の利用を通じて、あらゆる組織がこれらの問題を克服し、エンタープライズ AI を素早く展開して、より大きな価値を創出することを可能にします。Apache Iceberg は、膨大な分析テーブル用のオープンソースの高性能テーブル形式です。これをプライベートクラウドに適用すれば、企業はクラウドかオンプレミスかにかかわらず、社内に存在する膨大な量のミッションクリティカルなデータに AI を活用し、最終的には新たなユースケースを創出できるようになります。また、Cloudera は、現時点において、エアギャップで完全に隔絶された大規模言語モデル(LLM)のデプロイを可能にする唯一の企業であり、顧客企業のセキュリティとデータプライバシーの強化、パフォーマンスの向上、運用コストの削減を実現に導きます。
さらに、Cloudera のプラットフォームでは以下をはじめとしたアップデートを順次展開する予定です。これらを通じて、これまでにないビジネス価値を提供します。
ゼロダウンタイムアップグレード(ZDU)および Transport Layer Security(TLS)1.2 をはじめとしたセキュリティ強化 - 事業継続性を高め、システム障害を最小限に抑制
Apache Ozone の新機能 - クォータ、スナップショット、災害復旧などの機能強化により、低コストでの大規模な拡張を可能にし、膨大な量のデータを消費する現代のワークロードのニーズに対応
統合の対応拡大 - Python 3.10、RHEL 9.1、RHEL 8.8 FIPS、SLES 15 SP4、Oracle 8.8、JDK 17 などの統合にも対応し、互換性と柔軟性を強化
Cloudera の最高製品責任者(CPO)を務めるディプト・チャクラバルティ(Dipto Chakravarty)は次のように述べています。「Cloudera のミッションは、あらゆる場所に存在する複雑なデータから実用的なインサイトを、これまでになく迅速かつ簡単に引き出せるようにお客様をサポートすることです。今回発表した新たな段階のクラウドネイティブなソリューションを通じて、アナリティクスと AI 向けの信頼性の高いデータ基盤を獲得することで、お客様にはミッションクリティカルなデータの変換と、革新的な AI の活用という無限の可能性が生まれます。」
「AI 時代には、エンタープライズデータのビジネス価値を大幅に増大させる、驚くべき AI のユースケースが次々と登場することでしょう」と SanjMo のプリンシパルを務めるサンジーブ・モハン(Sanjeev Mohan)氏は次のように述べています。「AI で一攫千金のチャンスをつかみたいのであれば、データを社内のデータセンターに閉じ込めておいてはいけません。企業は、包括的でオープンなハイブリッドプラットフォームによって、あらゆる場所の複雑なデータから実用的なインサイトを引き出すデータ管理戦略を打ち立てる必要があります。」
Cloudera のオープンデータレイクハウスの詳細については、こちら(https://www.cloudera.com/products/open-data-lakehouse.html)から確認できます。
お客様のコメント
通信衛星運営事業を展開する Eutelsat のデータ&アナリティクス責任者を務めるマッテオ・カルッチ(Matteo Carucci)氏
「Apache Iceberg のコミュニティはとても大きく、急速に成長しています。これは、世界中で導入が進んでいることを示しています。私たちは、Cloudera の Apache Iceberg ベースのオープンデータレイクハウスのおかげで、多数の高度機能を備えたオープンテーブルフォーマットを用いてデータの利用や管理を簡単に行うことができています。多くのユーザーがさまざまなツールを使って簡単にデータにアクセスできるようになるため、オープンテーブルフォーマットは当社にとって重要なものです。企業のデータは特定のベンダーではなく、それを所有する企業の財産なのですから、オープンフォーマットであることは必須の要件です。未来のテクノロジー情勢がどう変化しようとも、オープンフォーマットであればデータの完全な所有権が保証されます。」
商業・小売・企業バンキング商品・サービスを提供するユニオンバンク・オブ・フィリピンの最高データ& AI 責任者を務めるデビッド・ハードーン(David Hardoon)博士
「AI を世界的な規模で運用可能にするという私たちのビジョンの実現に向けて取り組むうえで、Cloudera の AI ソリューションは、エンタープライズレベルの能力を発揮するためのきわめて重要な要素となっています。Cloudera のようなプラットフォームを活用することで、最終的にお客様への価値をより多く生み出せる、インサイトに富んだモデルの開発を加速させることができました。革新的な AI とデータサイエンステクノロジーの追求は、私たちがさらに影響力のあるプロジェクトを開発するうえで、今後もプラスに働き続けることでしょう。」
タイの大手銀行であるアユタヤ銀行のデータアナリティクス責任者を務めるフレッド・ローテセリー(Fred Roteseree)氏
「私たちは、Cloudera の AI テクノロジーのおかげで、画期的なデータ主導のソリューションを通じて、お客様にシームレスでパーソナライズされた体験を提供することができています。」
Cloudera について
Cloudera は、データの力によって、今日不可能なことを明日可能にできると考えています。あらゆる場所のデータから信頼性の高いエンタープライズ AI を生み出すよう促すことで、コストやリスクの削減、生産性の向上、ビジネスパフォーマンス達成の加速へと導きます。Cloudera のオープンデータレイクハウスは、データ管理の安全性とクラウドネイティブデータ分析のポータビリティを実現し、パブリッククラウドかプライベートクラウドかを問わず、あらゆるクラウド上のデータタイプ全ての管理と分析を支援します。ハイパースケーラーにも比肩する大量のデータを管理する Cloudera は、ほぼ全ての業種のリーディングカンパニーからデータパートナーとして選ばれています。Cloudera は、データの価値と未来についての指針を世界に示してきました。今後も、オープンソースコミュニティによるたゆみないイノベーションを原動力とする活発なエコシステムの牽引に力を注いでまいります。詳しくは http://jp.cloudera.com をご覧ください。
Cloudera および関連するマークは、Cloudera, Inc. の商標または登録商標です。その他すべての会社名および製品名は、それぞれの所有者の商標です。
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