自家さい帯由来間葉系幹細胞のバンキング体制構築について
PR TIMES / 2018年9月13日 11時1分
東京大学医科学研究所附属病院との共同研究が開始
自家さい帯由来間葉系幹細胞のバンキング体制構築について
東京大学医科学研究所附属病院との共同研究が開始されます。
この度、ステムセル研究所は、さい帯組織などを含む周産期付属物から得られる細胞のバンキング体制構築とその臨床応用に向けた技術開発について、東京大学医科学研究所附属病院と共同研究を開始しました。
近年、自家さい帯血を用いた新生児脳症に対する臨床研究が国内外で進められています。ステムセル研究所は、4万名を超える赤ちゃんの「さい帯血」をお預かりする民間さい帯血バンクのパイオニアとして、これらの研究の一部をサポートしています。
最近の国内外の様々な研究から、さい帯血とともに、さい帯組織そのものから得られる間葉系幹細胞(MSC)による免疫調節能力や組織修復能を用いた細胞治療の有用性が明らかになって来ました。そこで私どもは、自家さい帯保管サービスを早期に開始する目的で、東京大学医科学研究所附属病院と共同で、自家さい帯の採取、搬送、自家さい帯からのMSCのプロセス(分離培養)や凍結・保管技術の開発と、臨床応用に向けたバンキングシステムの構築に関する研究を行い、自家さい帯由来細胞の有用性を確認した上で、早期の事業化を行って参ります。
<研究の名称> 「周産期付属物由来細胞の臨床応用に向けた技術開発とバンキング体制構築に関する研究」
<共同研究者>東京大学医科学研究所附属病院
<登録期間>2018年9月1日~2019年8月31日
<研究内容>
- 自家さい帯凍結保管技術と、自家さい帯由来MSC分離培養条件の検討
- 自家さい帯のバンキングシステムの構築
- 安全性・品質試験及び、モデルマウス等による有効性の検証
- 脳性麻痺治療等を目指す自家再生医療等製品としての製品化の検討
- 有効性の高い細胞ソースとしての他の周産期付属物の検討
【企業情報】
ステムセル研究所は、4万名を超える赤ちゃんの「さい帯血」をお預かりし、日本国内シェア約99%を占める民間さい帯血バンクです。厚生労働省 関東信越厚生局より再生医療等安全性確保法に基づく特定細胞加工物製造許可を受けて安全と安心を追求した施設でさい帯血の保管サービスをご提供しています。
株式会社ステムセル研究所
設立年月日 : 1999年8月5日
資本金 : 3億7,482万円
代表取締役社長 : 清水 崇文(しみず たかふみ)
本社 : 東京都港区新橋
グループ会社 : 日本トリム(東証1部)
企業ホームページ : https://www.stemcell.co.jp/
【本件に関するお問い合せ先】
株式会社ステムセル研究所 企画調査室 電話:03-5408-5324
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