ピカリング社ハイパワーリードリレー144シリーズ最大80W出力・0.25インチピッチ配置が可能なコンパクト設計
PR TIMES / 2024年3月27日 18時15分
最大80W電力のピカリング社小型SIPリードリレーによって、水銀リレーやEMRに代わる新たな選択肢を提供します
高性能リードリレーのトップメーカーであるピカリングエレクトロニクス社が、コンパクトな0.25インチピッチで配置可能であり、且つ、驚異的な80W定格電力を特長とする最新のハイパワーリードリレーを発表しました。このSIP(シングル・インライン・パッケージ)リードリレーは、連続通電電流最大3Aの仕様となっており、2Aのスイッチング電流では最大60W、1Aスイッチング電流では最大80Wの大電力供給を実現します。さらに、最大10Wで1000VDCのスイッチング電圧と最大3kVのスタンドオフという優れた耐電圧性能も持ち合わせています。
[画像: https://prtimes.jp/i/50349/42/resize/d50349-42-cd67729e4d72a9973bd6-0.png ]
最大80Wの定格電力を持つピカリングの小型SIPリードリレーは、大電力を効果的にスイッチングする能力と、低レベルスイッチングと呼ばれる、低電圧・小電流を効率よく通電させる卓越した性能を兼ね備えており、大電力と低レベルスイッチングの両方が必要とされる状況における理想的な選択肢となります。ミクスドシグナル半導体テスター、太陽光発電、EV(電気自動車)充電、鉱業ガス分析、医療用電子機器、インサーキットテスト機器、高電圧計測器などのアプリケーションに最適なリードリレーです。この144( https://www.pickeringrelay.com/series-144-high-power-80w/ )シリーズは、水銀リードリレーに代わる環境に優しい新たな選択肢であるとともに、低レベルスイッチング性能と高い絶縁性が大きな利点となることから、小型電気機械式リレー(EMR)にとって代わる新たな選択肢でもあります。
『この驚異的な大電力定格により、144シリーズは水銀湿式リードリレーに代わる環境に優しいリレーとなります。通常の乾式リードスイッチではバウンド無しのスイッチングは困難ですが、より環境に優しい構造であるため、持続可能な活動に貢献することができます。144シリーズはEMRの代替品でもあります。その低レベルスイッチング性能と優れた絶縁性は、多くのアプリケーションで効率化を促進し、信頼性を大幅に高めることができます。更にリードリレーはEMRと比較して、スイッチング速度が速く、機械的寿命が長いため、その魅力はさらに高まります。』と、ピカリングエレクトロニクス社のテクニカルスペシャリストのケビン・マレットはコメントしています。
最大1000VDCのスイッチング電圧による10Wのパワーと、2kVまたは3kV DCスタンドオフ電圧のオプションもあるので、このリレーは幅広いアプリケーションに利用可能です。3kVタイプでは、高電圧に対応するため、スイッチとコイルピン間のクリアランスを大きくとっています。1フォームA、2フォームA、1フォームBのスイッチ構成、コイル電圧は5V、12V、24Vをそろえ、内部ダイオード保護付きのオプションが選択可能です。またご要望に応じて、多くのピン構成などを含む追加の製造オプションもご利用いただけます。ピカリング社では、コンポーネントが正確な仕様とニーズを満たしていることを確認するために、カスタマイズされた負荷試験も提供しています。
接点がガラス管内に密閉されている真空リードスイッチを特徴とするリードリレーの構造は、EMRよりも優れていると言えます。このリードリレーの構造は、ほこりや湿気、その他の汚染物質などの環境要因に対する保護バリアの役目を果たしています。対照的に、EMRは内部の構成要素がむき出しになっているオープンな構造となっています。特に高湿度や空気中の汚染物質が多い環境においては、時間の経過とともに酸化が進み、低レベルスイッチング性能が著しく損なわれる可能性があります。一方、リードリレーは長期間にわたって性能と信頼性を維持することができるため、耐久性と寿命が重要となる用途に最適な選択肢となります。
ピカリング社のリードリレーは、優れた製造工程および品質管理プロセスにより高い信頼性を実現しています。ピカリング社リードリレーは、低グレードのリードリレーによく見られる電気メッキのロジウム接点ではなく、計測器用にスパッタリングされたルテニウム接点を使用していることが特徴です。また、リードスイッチの内部応力を最小化するピカリング独自のSoftCenter(TM)技術によって、動作寿命の延長と接触抵抗の安定性をもたらします。さらに、フォーマーレスコイル構造により、他の同様デバイスよりも小型なパッケージサイズを実現し、且つミューメタルスクリーニングで、リレーを高密度配置した際の、隣接するリレー同士の磁気相互作用による問題を防いでいます。
ピカリング エレクトロニクスについて
ピカリングエレクトロニクス社(Pickering Electronics)は、計装や試験装置での使用を主な目的とした高品質のリード リレーを設計および製造するために、50 年以上前に設立された英国の製造メーカーです。現在、ピカリングのシングルインライン(SIL/SIP) シリーズは、多くの競合が存在するリレー業界において、約25%の市場シェアを有する最も普及した製品となっており、これらの小型 SIL/SIP リード リレーは、世界中の大手 ATEメーカーおよび半導体装置産業の各ユーザに広く供給されています。
ピカリンググループは以下の電子機器メーカー 3 社で構成される未公開企業グループです。
・ピカリングエレクトロニクス社:リードリレーの設計・製造
・ピカリングインタフェース社:モジュラー信号スイッチング/シミュレーション製品の設計・製造
・ピカリングコネクト社:ケーブルおよびコネクタの設計・製造
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
ピカリング インターフェース、スイッチ・ペイロードを2倍に増加する新しい高電圧PXIマルチプレクサ・ファミリを発表
PR TIMES / 2024年4月25日 18時40分
-
STマイクロエレクトロニクス、効率性と柔軟性を兼ね備えた産業用および車載用40Vリニア・レギュレータを発表
PR TIMES / 2024年4月23日 19時15分
-
薄型パッケージ採用、三相ブリッジダイオードモジュール発売
PR TIMES / 2024年4月18日 13時15分
-
電力効率と電力密度を高める新しい100Vトレンチ型ショットキー・ダイオード・ファミリを発表
PR TIMES / 2024年4月4日 17時45分
-
STマイクロエレクトロニクスのSiCベースのデジタル電源ソリューション、Compuware社の高効率・高信頼性サーバ電源に採用
PR TIMES / 2024年4月3日 18時45分
ランキング
-
1祝日という"官製のみんな一斉休日"が日本人を苦しめる…精神科医警鐘「連休でストレスが増強される」本末転倒
プレジデントオンライン / 2024年4月27日 8時15分
-
2スバル、山崎製パン、キリン……相次ぐ“事故” 問題の根っこに何がある?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月24日 8時35分
-
3蹴飛ばされて全治1ヵ月の“腰椎圧迫骨折”。貯金4,000円・借金800万円の61歳DV夫の死で、妻が決断…じつは日本で増えている「死後離婚」の壮絶な実態【行政書士が解説】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年4月27日 11時30分
-
4「子のない夫婦」を襲う衝撃…手取り月15万円の43歳・非正規妻「これでは生きていけない…」と将来を悲観する「唖然の遺族年金額」
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年4月27日 7時15分
-
5なぜホンダ初の量産EV「ホンダe」はたった3年で生産終了になったのか…「欧州ジャーナリストの絶賛」の裏側
プレジデントオンライン / 2024年4月27日 10時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください