UBEビエンナーレがギネス世界記録(TM)に認定

「最も長く続いている野外彫刻展」（６２年）で達成

　宇部市が主催する野外彫刻展「UBEビエンナーレ」が、この度「最も長く続いている野外彫刻展（The longest-running outdoor sculpture competition）」として62年の記録が、ギネス世界記録(TM)に認定された。3月26日に開催されたギネス世界記録(TM)認定証授与式では、宇部市関係者等が出席するなか、ギネス世界記録(TM)公式認定員から篠崎圭二宇部市長に認定証が授与された。
　認定証を受け取った篠崎市長からは「認定を頂き誠にありがとうございました。彫刻文化を築いて頂いた先人の皆様に感謝すると共に、支えて頂いてる方々にお礼申し上げます。宇部市の誇る彫刻文化を、これからも盛り上げていきましょう。」と、悲願だった記録達成について述べた。

記録名：The longest-running outdoor sculpture competition（最も長く続いている野外彫刻展）
記録：62 years
記録保持者：UBE Biennale
認定日：2024年3月26日



[画像1: https://prtimes.jp/i/266/92/resize/d266-92-0d7c02b211738267af6f-0.jpg ]

　　 <　彫刻「蟻の城」の前で公式認定書を掲げる篠崎市長と公式認定員　>

■ＵＢＥビエンナーレ（現代日本彫刻展）の歴史
　宇部市は戦後、工業都市として発展する一方、その代償として煤塵による大気汚染など環境問題が深刻化。そのなかで、生活空間を住みよいものへと変えていこうと、「緑化運動」や「花いっぱい運動」などの市民活動が活性化した。
　1958年、宇部市は花の種子を購入するために集められた基金の一部で一体の彫刻を購入し、それを宇部駅（現在の宇部新川駅）前広場の噴水池に設置したところ、市民の間で好評を得る。
　その彫刻こそが、後の彫刻設置事業のきっかけとなった、ファルコネの「ゆあみする女」の複製品だった。
　やがて、手頃な作品を安易に設置するのではなく芸術性の高い彫刻を集め、青少年の教育や、若手芸術家の育成にも寄与しようという気運が高まり、そしてついに、ときわ公園を舞台に、日本初の大規模な野外彫刻展「第1回宇部市野外彫刻展」（1961年）が16名の彫刻家の参加のもと開催され、現在に続くUBEビエンナーレが始まった。（ＵＢＥビエンナーレ公式ウェブサイトより引用）
　その後2年に1回の開催を続け、2009年からはその名称をUBEビエンナーレ（現代日本彫刻展）に変え継続して開催。2022年10月の開催で29回目となっており、応募総数299件、応募国数49カ国と、世界中から応募された作品プランの中から選ばれた入選作品や野外彫刻が、広大な湖と豊かな緑に囲まれた公園を彩っている。また、今年2024年10月の開催で第30回の節目を迎える予定だ。
[画像2: https://prtimes.jp/i/266/92/resize/d266-92-5d24d2431d386c61f773-1.jpg ]

　　　　　　　　　　　　＜2024年10月に予定している第30回のポスター＞

■認定証授与式の様子
　多くの関係者が見守る中、ギネス世界記録(TM)公式認定員より「このたび、UBEビエンナーレが、世界で最も長く続いている野外彫刻展に認定されました」と宣言すると、大きな拍手につつまれた。
　その後、公式認定員より宇部市長に公式認定証が授与され、出席した来賓からも祝福の言葉が寄せられた。また、記録達成を祝して、くす玉割りが実施され参加者一同で喜びを分かち合った。
[画像3: https://prtimes.jp/i/266/92/resize/d266-92-fb4618a72e6de516f44f-2.jpg ]

　　　　　　　　　　　＜　認定証授与式で行われたくす玉割り後の様子　＞



■ときわ公園
　2年に1度開催するUBEビエンナーレの会場となるのが、ときわ公園だ。
　ときわ公園は、面積約100ha東京ドーム40個分の、常盤湖を中心に広がる広大な公園で、3千5百本のサクラや8万本のハナショウブ、アジサイ、ツツジなど様々な花が楽しめる公園だ。ときわミュージアム「世界を旅する植物館」では、世界各地の珍しい植物や花、果実をみることができ、日本で初めて全園に生息環境展示を取り入れた「ときわ動物園」では、シロテテナガザルなどを中心に、檻の無い、自然に近い姿で動物たちを観察できる。
　また、ときわ公園内には観覧車やメリーゴーランドをはじめ、子供から大人まで楽しめるアトラクションがいっぱいの「ときわ遊園地」、宇部市発展の礎となった石炭産業を学ぶことができる「石炭記念館」など、カルチャーホールや休憩施設、キャンプ場など、文化活動から体験・アウトドア施設まで自然を満喫できる各種施設が園内に設置されている。



＜ブランド総合研究所の会社概要＞
　ブランド総合研究所は、ギネスワールドレコーズの公式パートナとして、各地域でのギネス世界記録(TM)への挑戦の申請代行や記録挑戦のサポート業務を行っています。
　自治体、商工会、青年会議所、商店街組合等の団体様、地域活性化を目的とした挑戦で数多くの実績があります。ギネス世界記録に興味はあるけれど、地域の魅力向上や情報発信につながる挑戦内容が思い浮かばない・・・とお悩みの皆様には挑戦する記録を提案するサービスも提供しております。
　また、「都道府県・魅力度ランキング」として、毎年 10 月に発表するなど、地域・自治体の評価指標として全国で注目されている「地域ブランド調査」の実施主体であり、地域活性化とコンサルティングの専門企業です。同調査以外にも、地域ブランドに関する調査とシティプロモーションなどの戦略立案などを実施しているほか、各都道府県の住民を対象とした「地域版SDGs調査」、「企業版SDGs調査」も実施しています。

社名　：株式会社ブランド総合研究所
本社　：東京都港区虎ノ門１-１-２０　虎ノ門実業会館（〒105-0001）
代表者：代表取締役　田中章雄
資本金：2500万円
設立　：2005年11月
URL　：https://tiiki.jp/
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