【プレスリリース】シリア危機 子ども2300万人超にポリオ予防接種 中東7か国で一斉に過去最大規模のキャンペーン

PR TIMES / 2013年12月10日 15時27分



・本信は、ユニセフ発表の情報に基づき、日本ユニセフ協会が編集したものです
・原文(英語)は、http://www.unicef.org/media/media_71503.html でご覧いただけます


【2013年12月9日 カイロ/アンマン発】

今週、中東地域で過去最大規模の予防接種キャンペーンが展開されています。2,300万を超える子ども
たちを対象にしたこのキャンペーンは、この先数週間かけて、シリア国内と周辺国で実施されます。

この予防接種キャンペーンは、シリア国内で17件のポリオ感染例が確認され、周辺国でもポリオ
ウイルスが検知された事態への一連の対応の中でも、非常に重要な施策の一つです。

これ以上のポリオ感染の発生と感染の拡大を防ぐため、今後数か月をかけて、5歳未満のすべての
子どもたちに複数回の予防接種を実施する予定です。家で暮らしている子どもも、紛争によって避難生活を
おくっている子どもも全員が対象です。予防接種は、人口が集中している場所では集団予防接種の形で、
他方では家庭を戸別に訪問する形で実施。各国政府の保健関係当局が主体となり、ユニセフと世界保健機構
(WHO)、シリア・アラブ赤新月社が、その活動を支援します。

シリア国内では、220万人の子どもたちへの接種が目標です。この中には、紛争地域で暮らしていたり、
すでに行われたキャンペーン中に予防接種が受けられなかった子どもたちも含まれます。シリア国内の
多くの子どもたち、特に封鎖された地域に足を踏み入れて出られなくなった子どもや、現在も紛争が
起こっている地域に家がある子どもたちは、予防接種が受けられない状態で暮らしています。

地域による差はありますが、現在までに入っている報告では、シリア危機が始まって以来大規模に展開
されてきた人道支援活動の一環として、これまでに実施された医療・保健分野での支援よりも、遥かに
大きな規模でワクチンが届けられているようです。現在、この先実施される予防接種キャンペーンの
実施状況を、紛争が続くシリア国内でもより正確に確認できるよう、統計収集システムの増強も予防接種
活動と並行して実施されています。


「すべてのシリアの子どもたちが、(ポリオという)病気から守られなければなりません」とWHO
東地中海地域事務所のアラ・アルワン地域代表が語ります。「ポリオを撲滅するためには、私たちは、
まず、子どもたちにワクチンを接種できないすべての理由を“撲滅”しなければなりません。すべての
子どもたちへの予防接種に必要な期間は、今後6カ月。この活動に取り組む私たちは、声を合わせ、
シリアの紛争に関わるすべての勢力に対し、予防接種キャンペーン中は戦闘行為を停止するよう強く
求めます」

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