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ファーウェイ、世界初となるスマートグリッド向け5Gネットワークスライシングアプリケーションのデモを実施

PR TIMES / 2017年10月4日 10時27分



ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は、中国国際情報通信展覧会(PTエキスポ)2017(9月27~30日、中国・北京)において、世界初となるスマートグリッド向け第5世代移動体通信(5G)ネットワークスライシングアプリケーションを披露しました。このアプリケーションは、エンドツーエンドで5Gネットワークを支えるファーウェイのソリューションの一部である、サービス指向コアネットワーク(SOC)をベースとしています。

今回の展示では、サービス要件に応じてカスタマイズされた5Gネットワークスライスが自動的に構成されるデモを実施しました。さらに、5Gの超低遅延通信により、電線が損傷した場合や何らかの理由で停電が発生したエリアに、わずか300ミリ秒で電力を復旧できる様子も紹介しました。また、5Gでスマート配電網を構築し、パワーグリッド全体の稼動におけるセキュリティ・信頼性・安定性を確保する方策を披露しました。

[画像: https://prtimes.jp/i/7389/247/resize/d7389-247-400309-0.jpg ]


5Gは単に通信速度を高速化するだけでなく、さまざまな産業のデジタル変革も可能とします。多様なサービスを適切な形で提供するための高いセキュリティ、信頼性、性能が求められる電力業界は、5Gのメリットを享受できる典型的な垂直産業と言えます。ファーウェイのワイヤレスXラボの研究によると、効率的で高品質な配電を行うには、通信ネットワーク上にスマート配電網を構築することがカギとなります。

従来、配電網は専用線または通信事業者の公衆ネットワークを利用して構築されてきましたが、専用線の構築はコストがかさむうえに、柔軟性も低くなります。また、公衆ネットワークでは、各サービスを十分に隔離できず、セキュリティの確保と遅延の短縮ができません。そこで、5Gネットワークスライシングが理想的な選択肢となります。5Gネットワークスライシングでは、通信ネットワークを個別のネットワークスライスに分割し、特定の産業のニーズに応じて電力の配電をカスタマイズすることができます。これにより、公益業界は信頼性とパフォーマンスに優れたサービスを低コストで実現可能となります。

スマートグリッドサービスへの5Gネットワークスライシングの活用は、まったく新しいアプローチです。通信事業者が提供するネットワークリソースを相互に隔離されたネットワークスライスに変換することで、スマート配電網上で提供される各種サービスに求められる多様なネットワーク要件に対応することが可能となります。また、ネットワークスライシングは消費電力データの収集、配電、電気自動車の充電ステーションのパイル制御、正確な負荷管理、スマート配電網での実現が期待されるその他の重要なサービスにも利用できます。

ファーウェイは2014年に5Gのコアネットワークスライシングについての研究を開始し、それ以来、世界各地の大手通信事業者と協力して技術革新を進めています。また、Mobile World Congress(MWC) 2016では、世界初となるエンドツーエンドの5Gネットワークスライシングアプリケーションのデモに成功しました。

電力業界との5Gネットワークスライシングアプリケーションにおける協業は、他の垂直産業との協業の足がかりともなります。ファーウェイは5Gネットワークスライシングがすべての垂直産業のデジタル変革を促進できると期待しています。通信事業者や垂直産業とWin-Winを実現する新たなビジネスモデルを構築することを目指しています。


<ご参考>
ファーウェイ サービス指向コアネットワーク(SOC) 紹介ビデオ:http://www.huawei.com/en/events/mwc/2017/all-cloud-network/5g/service-oriented-core-soc-build-5g-core


※本参考資料は2017年9月28日(現地時間)に中国・深圳で発表されたプレスリリースの翻訳版です。

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