STの技術が、中国の標準ホーム・ゲートウェイを実現するIGRSプロトコルをサポート
PR TIMES / 2014年4月10日 10時12分
多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)とIGRS Information Industry Association(IGRS Alliance)は、多数のST製プロセッサが中国のスマート・ホーム規格「IGRS(Intelligent Grouping and Resource Sharing)」に対応することを発表しました。IGRSプロトコルのサポートは、Orly(STiH416)から開始され、各種製品シリーズ(Alicante / STiD12、Cannes / STiH312、Monaco / STiH412)へ拡張される予定です。また同時に、IGRS内にSTのワーキング・グループが設置されました。
STのグレーター・チャイナ&南アジア地区 デジタル・コンバージェンス・グループ担当バイスプレジデントであるYU Leeは、次の様にコメントしています。「STは、その主導的地位および中国のスマート・ホーム構想に関するIGRSとの協力により、同国のスマート・ホーム市場の発展をリードしています。」
IGRS Allianceの事務局長であるXiaolin HUANGは、次の様にコメントしています。「STの幅広い製品ポートフォリオを活用するこの協力により、私たちは中国のスマート・ホーム規格に基づくスマート・ホーム・エコシステムを構築できます。」
STのDOCSIS(R) 3.0認証取得済み(1)のケーブル・モデムIC(Alicante / STiD12)は、マルチメディア・ホーム・エンターテインメントおよび双方向ブロードバンド・サービス向けに高速ネットワーク接続を提供します。同製品は、データ転送レートが最大800Mbit/sと非常に高いため、セット・トップ・ボックスやホーム・ゲートウェイにおけるビデオとインターネットのデータ・サービスが、単一ネットワーク上で提供可能になると共に、複数のネットワーク接続型機器の同時利用への対応も可能になります。DOCSIS 3.0認証取得済みのICと関連ソフトウェア・スタックは、オンデマンド・コンテンツやストリーム・コンテンツへのアクセスを容易にすると共に、さらに多くの機器がサーバ / ゲートウェイ・ボックス経由でインターネット接続するための次世代インターネット・プロトコル(IPv6)をサポートします。
STの最新マルチメディア・アプリケーション・プロセッサ・システム・オン・チップ(Cannes / STiH312:クライアント・ボックス向け、Monaco / STiH412:サーバ・ボックスおよびマルチメディア・ゲートウェイ向け)は、Ultra HD(2160p)までの最先端のデコードおよびディスプレイ解像度と、次世代のビデオ圧縮規格であるH.265/HEVC(2)をサポートしています。この組み合わせは、高い臨場感と映像への没入感の実現により、ユーザーの視聴体験向上を目指しています。
STのCannesおよびMonacoアーキテクチャは、セット・トップ・ボックス、サーバ、およびゲートウェイ市場の主要なソフトウェア・スタックすべてに対応する高性能なDual ARM(R) Cortex(R) CPUをベースにしており、IGRSプロトコルとのスムーズな相互動作を実現します。
(1)CableLabs(ケーブルTVの専門家と放送事業者によるコンソーシアム)による認証
(2)High Efficiency Video Coding(HEVC)は、従来のH.264 / MPEG-4 AVC規格の2倍のデータ圧縮比で、同等の画質を実現します。
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、「センス & パワー、オートモーティブ製品」と「エンベデッド・プロセッシング ソリューション」の多種多様なアプリケーションに半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。エネルギー管理・省電力からデータ・セキュリティ、医療・ヘルスケアからスマート・コンスーマ機器まで、そして、家庭、自動車、オフィスおよび仕事や遊びの中など、人々の暮らしのあらゆるシーンにおいてSTの技術が活躍しています。STは、よりスマートな生活に向けた技術革新を通し、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。2013年の売上は80.8億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st-japan.co.jp )をご覧ください。
IGRS ALLIANCEについて
IGRS Information Industry Association(IGRS Alliance)は、メンバーの強力なネットワークにより構成される業界団体です。IGRSの長期的なパートナーシップは、さまざまな産業に広がっています。IGRS Information Industry Associationは、業界をリードする団体として、相互運用性に関する規格と製品の適合性を策定してきました。Intelligent Grouping and Resource Sharing Standard(IGRS)は、メッセージ・データ交換の先進的なテクノロジー・フレームワークの規格と、通信セキュリティやコンテンツ保護メカニズムといった次世代ネットワーク情報機器のインタフェース仕様を策定しています。IGRS規格により、3C機器のインテリジェントなグルーピング、リソース共有、サービス協調が可能になります。また、「3C機器 + ネットワーク・オペレーション + コンテンツ・アプリケーション」で構成される新しいネットワーク・フレームワークを構築します。これらのフレームワークは、機器メーカー、ネットワーク事業者、コンテンツ / アプリケーション・プロバイダにとって有益な収益モデルを実現すると共に、高品質な情報サービスとエンターテインメントをエンド・ユーザに提供するよう設計されています。IGRS Standardは中国国内の3Cコンバージェンス規格であると同時に、ISO中央事務局により承認・発行された国際規格です。当初8社で設立されたIGRS Allianceのメンバー企業数は現在201社で、研究機関、通信機器メーカー、ネットワーク事業者の他、ミドルウェア・ソフトウェアやチップセット、端末機器の各メーカー等あらゆる分野を網羅しています。将来的な拡張を視野に入れているIGRS Allianceには、海外の有名企業もメンバーになっています。IGRS Information Industry Associationは市場を重視する企業を中心としたアライアンスで、中国における3Cコンバージェンスの標準化を主導します。IGRS Allianceのメンバーの中国国内におけるシェアは、PC市場が43%、テレビ市場が84.3%、携帯電話市場が41%です。設立以来、市場ではIGRS TV、IGRS PC、IGRSスマートフォン、IGRSプロジェクタ、IGRSプリンタ、IGRS DMA、IGRS無線アクセス・ポイント、IGRS USBドングル等、IGRS規格に準拠した多くの製品が発売されています。
◆IGRS Allianceへのお問い合わせ先
Xinying Liu
Manager Media Relations
+86-10-59610166-837
+86-138 1030 8082
liuxy@igrslab.com
◆STへのお客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
デジタル製品グループ
TEL: 03-5783-8340 FAX: 03-5783-8216
企業プレスリリース詳細へ
PRTIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
日本の照明専業メーカーとして初 「Matter」を策定する団体「Connectivity Standards Alliance」に加盟
PR TIMES / 2024年4月24日 19時15分
-
「次世代スマートメーター特定計量向けWi-SUN HAN開発ソリューション」を提供開始
@Press / 2024年4月23日 11時30分
-
インテックのスマートホームアプリ「UCHITAS(ウチタス)」がスマートホーム通信規格「Matter」対応
PR TIMES / 2024年4月12日 12時45分
-
堅牢な信号処理と優れた速度を備え、FA機器に最適なRS-485トランシーバを発表
PR TIMES / 2024年4月5日 17時15分
-
STマイクロエレクトロニクスのSiCベースのデジタル電源ソリューション、Compuware社の高効率・高信頼性サーバ電源に採用
PR TIMES / 2024年4月3日 18時45分
ランキング
-
1なぜ歯磨き粉はミント味? ヒット商品の誕生には「無駄」が必要なワケ
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月26日 8時0分
-
2【解説】円安どこまで進む? 深刻…家計にも影響、為替介入の可能性は
日テレNEWS NNN / 2024年4月25日 20時5分
-
3濃口醤油と淡口醤油、塩分が高いのはどっち?…醤油の「色の濃さ」と「味の濃さ」の知られざる関係
プレジデントオンライン / 2024年4月26日 8時15分
-
4突然現場に現れて「良案」を言い出す上司の弊害 「気になったら即座に直したい」欲求への抗い方
東洋経済オンライン / 2024年4月26日 8時0分
-
5英郵便局の冤罪事件、会計システム原因の富士通社長「申し訳ない」と謝罪…1月にドラマ化され批判強まる
読売新聞 / 2024年4月25日 23時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください