新しい小豆島周遊の実現に向けたAI自動運転ボート航行実証を開始~20年先の小豆島をつくるプロジェクト~
PR TIMES / 2024年11月23日 8時45分
香川県小豆島町、一般社団法人小豆島・瀬戸内エリアマネジメント協会、株式会社JTB、株式会社エイトノット、シナネンモビリティPLUS株式会社は、船の制御や障害物の検知を自動で行い船員をサポートするAI自動運転ボートの航行実証(以下、本実証)を11月22日(金)より開始します。
AI自動運転ボートは高度な操船技術を必要とせず、陸上の交通状況にも左右されないことから、島民や観光客の新たな交通手段として期待されています。既存の路線バスやシェアサイクルといった二次交通・三次交通を組み合わせた多様な移動手段を実現し、オーバーツーリズムの課題解決と合わせて、瀬戸内の景観美を楽しみながら移動できる新しい島内周遊の実現を目指します。
■小型船舶向け自律航行プラットフォーム「エイトノット AI キャプテン」 https://8kt.jp/
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/31978/1276/31978-1276-c73b658f57c7e9587f4348075da0315d-496x331.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
※タッチパネルで航路選択
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/31978/1276/31978-1276-0d6690a87bcbc4325255cd4dde9da53e-725x485.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
※AIが自動で航路設定
■本実証の背景と目的
瀬戸内海に浮かぶ小豆島は、二十四の瞳映画村や紅葉が美しい寒霞渓など、豊かな観光資源に恵まれています。さらに、小豆島(土庄町・小豆島町)は2024年版「グリーン・デスティネーションズ アワード」でシルバーアワードを受賞し、世界的にも持続可能な観光地として注目されています。
しかし、島内の公共交通機関は十分とは言えず、タクシーは約30台、路線バスは場所によっては1時間に1本程度しかありません。特に繁忙期やイベント時には、観光客の増加による公共交通機関の混雑や、島唯一の国道も島外からの車の流入によって交通渋滞が発生するなど、オーバーツーリズムが課題となっています。また、少子高齢化による年齢構成の偏りや人口減少により、運転手などの働き手不足も深刻な問題です。
これらの課題に対応するため、「20年先の小豆島をつくるプロジェクト」の第三弾として、AIを搭載した自動運転ボートを活用した航行実証を行い、将来的な実装を目指します。高度な操船技術を必要としないこのボートによる海上ルートと、今年8月に導入をした最新式のシェアサイクルや、既存の路線バスを組み合わせることで、新しい小豆島の周遊ルートの実現を目指します。これにより、魅力的な島旅を提供するとともに、オーバーツーリズムの課題解決にも寄与します。
■本実証の概要
・実施期間:11月22日(金)~ 11月30日(土)
・実証ルート:下記1.~3.のルートにて、1日1便を運航(11月22日のみ3.は運航なし)
1.エンジェルロード→三都半島・神浦
2.三都半島・神浦→道の駅小豆島ふるさと村
3.道の駅小豆島ふるさと村→エンジェルロード
※今回参加者の一般募集は行いません。島内の観光事業者、学生の方などに乗船いただきます。
・使用船舶 :旅客定員12名 (総トン数10トン・全長11.88m)
※本実証では事業許可を保有した運航事業者の船員が運航します。
■今回実証するルート
1.エンジェルロード~三都半島 神浦
2.三都半島 神浦~道の駅小豆島ふるさと村
3.道の駅小豆島ふるさと村~エンジェルロード
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/31978/1276/31978-1276-7e5b48622238cde24caa567ec78cce3b-812x612.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■「20年先の小豆島をつくるプロジェクト」について
地域行政や事業者との共創、自主事業の開発を通じて観光地の実感価値向上と持続可能な発展を目指す「エリア開発事業」を瀬戸内海の中心地、小豆島で開始しました。
小豆島は宿泊施設の老朽化やキャパシティ不足、飲食店の不足、二次交通の脆弱性といった要因により、来島者の約 7 割が島内に宿泊しておらず、経済効果が極めて限定的となっています。
第一弾として、2024年8月1日(木)より、IoTを搭載した最新式のシェアサイクル専用車両160台を導入し、島内のサイクルステーションを拡大することで、来島者の利便性向上と島内の周遊促進を図っています。また、第二弾として、アクセルやハンドルを自動で制御してドライバーをサポートする「レベル2」の段階での自動運転バスの走行実証を9月12日(木)~9月17日(火)に実施しました。
※プロジェクト詳細
第一弾:https://www.jtbcorp.jp/jp/newsroom/2024/08/01_jtb_shodoshima.html
第二弾:https://www.jtbcorp.jp/jp/newsroom/2024/08/30_shodoshima-autonomous-bus.html
○一般社団法人小豆島・瀬戸内エリアマネジメント協会
当協会は「日本全体平均より20年早く超少子高齢化社会に突入した観光立島であるこのエリアの課題は20年先の日本の課題。このエリアの課題解決は20年先の日本の課題解決」をスローガンに小豆島・豊島を中心とした瀬戸内エリアをフィールドに置いた課題解決実行実働プロジェクト型のエリアマネジメント組織として2017年に設立されました。主に、観光/交通/環境/エネルギー/教育の5分野において有志の専門家企業の輪を今後も更に発展と深掘りをしてゆく事で地域の歴史の継承に貢献してまいります。
〇株式会社JTB
JTBは「交流創造事業」を事業ドメインとし、地域・社会課題に対して、人×場所×交流をデザインすることでその解決に取り組んでいます。地域資源を活用した観光コンテンツの開発により交流人口の拡大につなげるとともに、持続可能な地域づくりに貢献してまいります。 ※「交流創造事業」は(株)JTBの登録商標です
○株式会社エイトノット
エイトノットはロボティクスとAIの専門家集団として、小型船舶向け自律航行技術開発を中心に「海のDX」と「船舶のロボット化」を推進し、社会課題の解決と海起点の新たな経済圏の創出を目指しています。自律航行技術の社会実装を通じて、船舶乗組員のサポートや、船舶安全性の向上、運用コストの最適化を実現し、水上輸送をより身近なものにしていきます。
○シナネンモビリティPLUS株式会社
シナネンモビリティPLUS株式会社は、一都三県(東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県)及び大阪府を中心にシェアサイクル「ダイチャリ」及び「利用者限定シェアサイクル」サービスを展開しています。環境配慮型の交通インフラであるシェアサイクルの展開を通じて、SDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」、目標13「気候変動に具体的な対策を」、目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」に貢献していきます。
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