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スーパースター・コンビ【TOP10】:第5位

NBA Rakuten / 2019年7月25日 10時11分



 


今年のFA(フリーエージェント)市場では、例年と比較すると多くのスーパースターがチームを変更している。また、その多くにとってコンビ結成が新たなトレンドとなっていた。

今夏のFAやトレードを経て、全く新しいコンビが結成されたチームもあれば、コンビが変成されたチーム、そして元からのコンビで今季に挑むチームもある。

これを受けて、今夏に登場した数多くの手強いペアの中でも、特にリーグにとって脅威となるであろう10組を筆者がランキングしてみた。

今回は、ランキング第5位に選んだミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボ&クリス・ミドルトンのコンビを紹介したい。

バックスには、2人以外にもスターが在籍する為、正直なところアデトクンボの相棒を誰にするか悩んだ。ミドルトンを除くと、エリック・ブレッドソーがアデトクンボの最適なパートナーとして挙げられるだろう。昨季のネット・レーティング(得失点差から総合力を表す指標)で見ると、ブレッドソーとアデトクンボのラインナップは16.9得点であるのに対し、ミドルトンとアデトクンボが組むと15.2得点であった。

それでも、昨季にオールスター選出を果たしたミドルトンが、全体のスタッツではブレッドソーを上回っている為、アデトクンボの相棒はミドルトンとする。昨季の最優秀選手(MPV)であるアデトクンボとミドルトンのコンビは、合わせて平均46.0得点、18.5リバウンド、10.2アシスト、2.3スティール、1.6ブロックを叩き出した。ミドルトンが3ポイントシュート成功数でチームをリードする傍ら、アデトクンボは279本の豪快なダンクでリングを揺らした。

ミドルトンは3&D選手として期待されているが、近年では優秀なプレーメーカーとしても進化を遂げている。昨季は、キャリアハイとなる平均4.3アシストをマークした一方で、彼が成功させた506本のシュート中、291本はアシストを受けずに自らのプレーメイクにより得点している。

MVP受賞のアデトクンボは、昨季を通して安定的な活躍を見せ、平均27.7得点、12.5リバウンド、5.9アシストを記録。

2人は相性も抜群で、ミドルトンの得点の25.8%がアデトクンボのアシストを受けたもので、アデトクンボの得点の26.9%がミドルトンのアシストから成るものである事を考慮すると、コンビが如何に相補的な関係にあるか分かるだろう。

昨季は、優勝まであと一歩及ばなかったアデトクンボとミドルトン率いるバックスが、今季どの様に奮闘するか楽しみだ。

スポヲタ:ビタラフ アドル



(C)2019 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.



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