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日本の文具が人気を集める理由―中国メディア

Record China / 2024年3月13日 17時0分

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中国メディアの環球時報はこのほど、日本の文具について紹介する記事を掲載した。

中国メディアの環球時報はこのほど、日本の文具について紹介する記事を掲載した。

記事は、今年で12回目となる「文房具屋さん大賞」の結果がこのほど発表されたことに言及。「結果が分かると、各文具店では目立つ位置に受賞製品のコーナーが設けられ賑わいを見せる」とし、「人工知能(AI)が隆盛し、ペーパーレス化が進む時代に、なぜ日本人は文具に夢中なのか」と疑問を呈した。

その上で、今年大賞に輝いたのは「マットホップ」(ぺんてる)という7色セットのペンだったと紹介。「このペンは色が濃く、ポスターのような絵が描けるのが特徴。スリムで持ち運びにも便利で、写真やマスキングテープ、黒い紙の上にも書くことができる。写真や手帳をデコレーションしたい人のニーズをキャッチし、発売直後から高い評価を得ていた」と説明した。

また、デザイン賞に選ばれた「ユニボール ワン P」(三菱鉛筆)については、「丸みを帯びたかわいらしいフォルムとキャンディーカラーが癒される商品。色違いを購入して上下を組み直すことで自分だけの配色にできる。書き味も滑らかでSNSで人気になった」と、機能賞に選ばれた「キャンパス フラットが気持ちいいノート」(コクヨ)については、「完全にフラットに開くことができ、左右のページを貫いて使用することができる」と紹介した。

記事はぺんてる株式会社について、「前身となる堀江文海堂は1911年創業。46年に2代目の堀江幸夫氏が大日本文具株式会社を創立し、絵具やクレヨンの製造を開始した」と説明。コクヨ株式会社については「1905年に黒田表紙店として創業し、数年後に黒田国光堂に社名を変更。17年には『国誉(コクヨ)』というブランドが使われるようになった」とし、いずれも100年以上の長い歴史を持ち、さまざまな工夫をもって時代のニーズに応えてきたとした。

そして、「日本の文具が評価されているのは多くの百年企業が製品の質に磨きをかけ、価格を抑えてデザイン、アイデア、機能面で進化を続けてきた結果である」と指摘。「ペーパーレス化の時代、書く機会が減っているのに文具が売れ続けているのは書くことに代えがたい価値があるからだ。アイデアが急に沸いた時、通話中にメモしたい時、多くの人は紙とペンを手に取る。そして文字を書く方が記憶が深まりやすい」とし、「自分に合った文具を手にすると、そこに時間をかけたいと思うようになる。手書きのカードを作成して自分の生活を記録したり、旅行の写真や思い出をアルバムにまとめたりすることは、文具がもたらしてくる情緒的な価値なのだ」と論じた。(翻訳・編集/北田)

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