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中国の新しい旅行者はどこへ行き、いくら使うのか―米旅行業界メディア

Record China / 2025年1月11日 22時0分

中国の新しい旅行者はどこへ行き、いくら使うのか―米旅行業界メディア

中国メディアの環球時報によると、米旅行業界メディアのSkiftはこのほど、「中国の新しい旅行者はどこへ行き、いくら使うのか」とする記事を掲載した。

中国メディアの環球時報によると、米旅行業界メディアのSkiftはこのほど、「中国の新しい旅行者はどこへ行き、いくら使うのか」とする記事を掲載した。

記事はまず、「2024年の中国の海外旅行者数は延べ1億3000万人に達したとみられる。これは大きな数字だが、新型コロナ禍前のピークである延べ1億5500万人には及ばない。旅行データ分析を提供するチャイナ・トレーディング・デスクの調査で分かるように、中国の旅行者はその好みの変化によって世界の旅行業の形を変えつつある」と伝えた。

チャイナ・トレーディング・デスクの調査によると、旅行先としてはシンガポール、日本、韓国などが依然として人気がある。旅行者の74%が出発の1カ月以内に旅行予約をしている。ほとんどの旅行者が飛行機の予約を優先し、宿泊施設の確保を優先するのは5人中1人にすぎない。

記事によると、短編動画やユーザー生成コンテンツが、特に若い世代の間で、旅行の決定に大きな役割を果たすようになっている。小紅書(RED)や抖音(ドウイン)などのデジタルプラットフォームが、インスピレーションを得る上でますます重要になっている。18~29歳の若者は海外旅行の頻度を増やし、旅行期間を10日間近くにまで伸ばしている。Z世代の旅行者はアウトドアや遠隔地への旅行、冒険志向の旅行に大きな関心を示している。チャイナ・トレーディング・デスクの創業者兼最高経営責任者(CEO)のスブラマニア・バット氏によると、旅行者全体のかなりの部分を占め、企業とターゲットが密接な関係性を築けていて、旅行体験に支出するこれらの層は「極めて重要」だ。

記事によると、支出パターンも変化している。1回の旅行の予算が2万5000元(約52万5000円)超と回答した人が全体の約半数で、5万元を超える人もいる。支出先は主に宿泊施設、航空券、食事だが、海外での高級品の買い物もコスト面での優位性と独占性から依然として大きな割合を占めている。

記事によると、中国の海外旅行市場の反転は回復を意味するが、同時に中国の消費者の世界との関わり方の変化も示している。バット氏は「観光地やブランドは、テクノロジーに精通しコスト意識の高い顧客層に適応する必要がある」と語る。(翻訳・編集/柳川)

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