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「eバイク」の良さはオフロードでこそ光る!電動アシ自転車30年、ヤマハのフラッグシップ「YPJ」の魅力とは

レスポンス / 2023年6月14日 12時0分

「今年こそ流行する!」と言い続けてすでに4年ほど…。ブームというブームを経ることなく、コロナ禍の中、いつの間にか当たり前の存在になったe-BIKE(eバイク)。もちろん、普段づかいもラクで楽しく乗れるのだが、個人的にはオフロードを走るのがもっともe-BIKEの良さ(性能)を引き出してくれると考えている。


そんな中、ヤマハ発動機(以下ヤマハ)がリリースするe-BIKEをまとめて乗れる機会を得て、その良さ(性能)を改めて体感した。


◆世界初の電動アシスト自転車を開発したヤマハのe-MTB


今回乗ることができたe-BIKEは
・YPJ-MT PRO
・YPJ-XC ファイナルエディション
・WABASH RT(ワバッシュRT)


主にこの3台。上の2台はマウンテンバイクタイプのe-BIKE(e-MTB)、『ワバッシュ RT』はグラベルロードタイプのe-BIKEとなる。


電動アシスト自転車は、1993年にヤマハが“世界初”となるモデル『PAS』を発売。当初はいわゆるママチャリ的な実用車だったが、次第にラインナップが増えて、スポーツアクティビティにも使われるようになっている。今回はオフロードを走るMTBとグラベルモデルがメインになっているが、ヤマハはロードタイプやクロスバイクタイプのモデルも発表。スポーツアクティビティのe-BIKEのラインナップも充実させている。


今回はフラッグシップの『YPJ-MT PRO』と、『YPJ-XC ファイナルエディション』のレビューを紹介する。


◆ドライブユニットが一新された「YPJ-MT PRO」


今回、一番乗ってみたかったのはハイエンドモデルの「YPJ-MT PRO」。前後サスペンションが搭載されたフラグシップモデルで、ドライブユニット、シャシーは当初のモデルからアップデートされている。


このモデルの特徴はオートバイユーザーにもアピールするフレームデザイン。フレームが左右に分かれたデザインはオートバイのそれを思わせるものでありつつ、重量バランスと剛性が最適化されているという。すでに完成されているようなモデルではあるが、2023年の最新バージョンになったことでドライブユニットが一新されている。


ドライブユニットは軽量&コンパクトかつ、高トルクが特長の「PW-X3」を搭載。普通の自転車みたい、というのが最近のe-BIKEではあるが、ボトムブラケット付近に違和感を感じないほどのコンパクトさがある。このドライブユニットは、スピード、クランク回転、ペダリングのトルク、自転車の角度を感知。最適なアシストパワーを提供するもの。


実際に乗ってみたところ、信じられない坂もグイグイ上っていくし、重量バランスの良さと軽さがあるため下りのコントロール性も思わず笑ってしまうほど快適! デザインだけではなく、扱いやすさも「普通の自転車みたい」と思わせるものだった。


◆“自転車”としてのパーツチョイスも秀逸


細かいとこに注目すると、ミニマルなデザインのディスプレイも秀逸。ハンドル周りのデザインを損なわずにアシストの状態も分かりやすい。


バッテリーはフレームに内蔵。オートバイのメカっぽい雰囲気がありつつも、シンプルなデザインに仕上がっている


“自転車”としてのパーツチョイスも秀逸。あらゆる路面コンディションに対応する12速シマノ・デオーレをXT搭載している。


また、ヤマハの電動アシスト自転車30周年を記念した限定モデル「30th アニバーサリー」モデルでは、ペイントされていないようなアルミの風合いを生かした"ファクトリーシルバー"を採用。一部にヤマハブルーを用いることで、ここもオートバイ風の雰囲気をまとっている。素直に「かっこいい!」と思わせるデザインとなっていた。こちらは抽選販売となり、応募期間は6月1日から6月30日まで。当選者は7月31日に購入することができるそうだ。


◆ハードテールの「YPJ-XC ファイナルエディション」も


さらに今回はe-MTBの「YPJ-XC ファイナルエディション」もお目見え。「YPJ-MT PRO」とは違いフロントのみにサスペンションがついたモデルだが、こちらはオフロード走行も普段づかいしやすい。


ドライブユニットに高トルクと高ケイデンスに対応した「PW-X」を採用。ハイエンドの「PW-X3」に匹敵するパワーを発揮してくれるので、筆者のテクニック・脚力ではとても上れない坂も上ってくれる。


また36V-13.3Ahの大容量バッテリーも採用。+エコモードで走行すれば、最大で244kmまで走行できるので、ロングライドの自転車旅にも対応する。またタイヤはワイドな27.5×2.25サイズを採用しているので、オンロード、オフロードの境なくグイグイ走ってくれる。


◆「e-MTB」はやっぱりオフロードでこそ楽しみたい


基本的にはロードバイクを中心に乗ることが多い筆者。電動ユニットがついていないMTBでは、テクニックもないためほとんどまともに走れないコースも多い。しかしe-MTBとなれば話は別。どう考えても上れない滑りやすい坂も、荒れた砂利道もスムーズに走ってくれる。もちろん街乗りでe-BIKEを使うのもラクで楽しいのだが、オフロードでこそその楽しさが味わえるものだと改めて感じた。


30年前の開発担当者は、電動アシスト自転車がこんなアクティビティに使われるものだと思っていなかった可能はあるが、彼らがいればこそ。じんわりと感謝しつつ、泥遊びを楽しませてもらった。


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