マニフェスト大賞応募で、日々の活動の棚卸しとさらなるステップアップを。
政治山 / 2020年8月13日 10時0分
はじめまして。第15回マニフェスト大賞の副実行委員長を務めております東京都江東区議会議員の鈴木綾子です。
日本最大の政策コンテスト「マニフェスト大賞」2006年にスタートしたマニフェスト大賞も、今回で15回目を迎えます。7月1日から応募受付が始まり、現在も募集中です。
地方自治体の議会・首長等や地域主権を支える市民等の優れた活動を表彰するマニフェスト大賞。日頃、注目されることが少ない地方議会・議員、地方政治の良い取り組みに光を当てることで、それらを担う人たちの活力になり、地方から政治を変える原動力となるために作られました。年々優秀な取り組みが増え、全国各地から議員・議会だけでなく、市民・学生団体・行政関係など志をもった様々な方々が応募し、切磋琢磨し合う「日本最大の政策コンテスト」として認知されるようになりました。
ここまでご覧になると、「マニフェスト大賞の応募ってハードルが高いんじゃないか」「優秀な応募が多すぎて、私には難しいのでは?」とお感じになった方もいらっしゃるかもしれませんし、「よし、受賞を目指して応募するぞ!」と思っている方もいらっしゃると思います。また、「今年は新型コロナウイルスの関係で、例年のような活動ができなかったけれど、どんな取り組みが応募対象になるんだろう?」と疑問を持たれた方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、今この記事を読んでいらっしゃる皆様に、マニフェスト大賞の応募にあたってやってみるといいことや、今年の応募におすすめのテーマについてお伝えします。
まずは、自分自身の1年間の活動を棚卸ししてみようマニフェスト大賞実行委員をしている中で、「どんな取り組みを応募すればいいの?」という質問をよく受けます。
応募にあたっておすすめするのは、「自分自身の活動の棚卸し」です。地方議員の皆さんの多くは、4年ごとの選挙の度に、自分自身のこれまで行ってきた取り組みや実績などをまとめ、ホームページや政策ビラなどにまとめ、有権者の方々にお伝えしていると思います。マニフェスト大賞の応募を通じ、1年単位で、ご自身の取り組みや実現した政策を、掲げてきた政策と照らし合わせて振り返ってみることをおすすめします。
議会質問や取り組みなどを振り返ると「私ってこんないい質問をしていたんだ!」「以前提案した政策が実現している!」など様々な気付きがあると思います。その政策やお取り組みをぜひご応募ください。また、日頃作成されているチラシやホームページ、SNSや動画、報告会の開催などを「コミュニケーション戦略賞」などで応募いただくこともおすすめです。
マニフェスト大賞に応募し、全国の仲間たちと共有し、切磋琢磨し合うことも、「地方から日本を変える」善政競争の第一歩です。
今年の応募におすすめなテーマ今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、通常通りの議員活動・議会活動などが制限される中、独自の取り組みを試行錯誤して行われた方も多いと思います。今回のマニフェスト大賞は、新型コロナウイルス感染防止対策等への取り組みも応募対象となります。
(1)有権者向けのレポート・SNS・動画などの情報提供(主に、コミュニケーション戦略賞)
新型コロナウイルス感染症の影響で、みなさんが発行しているレポートの内容も普段とは違った工夫をされた方が多いと思います。みなさんが活動されている地域の「コロナウイルス感染症支援一覧」「テイクアウトマップ」など有権者にとって役立つ情報をまとめられたレポートなども応募対象です。
また、SNSやブログなどで情報発信や有権者の方々と相談対応した事例なども応募対象です。議員個人として、または会派などで作成されたレポートやSNS・動画などの情報発信などのお取り組みをぜひご応募ください。
(2)有権者向けのオンライン報告会や意見交換会(主にコミュニケーション戦略賞・政策提言賞)
新型コロナウイルス感染症による外出自粛の影響で、有権者の方と直接お会いしたり、リアルでの集会、報告会などを行うことが難しい中、オンラインでの報告会・意見交換会などを実施されたりした方もいらっしゃると思います。オンラインで実施した報告会や意見交換会などの概要や、工夫したポイントなどをぜひご応募ください。
議員個人として、議会として、所属している勉強会などのグループなど、ご自身が関係した取り組みをぜひご応募ください(コミュニケーション戦略賞)。
そして、これらの取り組みが議会質問や行政などの提言に結びついた、という場合はぜひその政策もご応募ください(政策提言賞)。
(3)新型コロナウイルス感染症対策のための政策提言(主に、政策提言賞)
新型コロナウイルス感染症関連の議会質問や政策の緊急提言を実践された方も多いと思います。ぜひ、その質問内容、実現した施策などをご応募ください。
(4)新型コロナウイルス感染症により影響を受けた方々や事業者への支援活動
新型コロナウイルス感染症により影響を受けた方々や事業者の方々へ、議員個人や関係する団体などと連携して支援活動を行った方もいらっしゃると思います。ぜひその取組内容や、成果などをご応募ください。
(5)議会で行った新型コロナウイルス感染症に対する取り組み
新型コロナウイルス感染症が拡大する中、全国の地方議会では議会活動の縮小や停止などを余儀なくされました。そのような状況下で議会活動を持続可能にするために、各議会で様々な取り組みを実施されたと思います。
「議会における感染症対策」「コロナウイルス感染症対策関連の会議体の設置・運営」「議会BCPの策定・見直し」「オンライン会議・委員会等の実施」「オンライン本会議実現に向けた国への地方自治法改正の働きかけ」など、各地方議会で実施した取り組みをぜひご応募ください。
新型コロナウイルス感染症や自然災害など、緊急事態が発生した際、みなさんはどのように対応しましたか?
良い事例はマニフェスト大賞に応募、みんなで共有して水平展開、「TTP」(徹底的にパクる)していくことは、今後の日本の危機管理対策・災害対策の向上にもつながっていくことでしょう。
ぜひ、皆様のお取り組みをご応募し、善政競争につなげてきましょう!
「マニフェスト大賞応募なんでも相談会」を活用しよう!(8月17日に第2回目を開催)マニフェスト大賞実行委員会では、マニフェスト大賞が気になっている、市民・団体・議員の皆様を大賞に、オンライン相談会を開催しています。「こんな内容で応募していいのかな?」「自分の応募したい内容はどの賞に該当するんだろう?」などの皆様の疑問に、実行委員がオンラインで答えます(マニフェスト大賞の審査そのものに影響するものではありません)。
今年から始めた取り組みで、第1回目を8月1日に開催したところ、好評でしたので、第2弾を開催する運びとなりました。マニフェスト大賞が気になっている方は、ぜひ、お気軽のご参加ください。
日時:8月17日(月)19:00~20:00 第2弾開催予定
場所:オンライン(zoom)
料金:無料
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