アサヒ「ワンダ」でボトル缶コーヒー市場の同質化から脱却 新シリーズ「コクの深味」に注力
食品新聞 / 2024年4月11日 8時43分
アサヒ飲料は今春、「ワンダ」ブランドで新たに立ち上げたボトル缶コーヒーの新シリーズ「コクの深味」に注力する。
ボトル缶コーヒー市場の同質化から抜け出し差別化を図るのが狙い。前身のボトル缶コーヒー「ワンダ 極」との差し替えとなる。
取材に応じた荒川浩一マーケティング本部マーケティング一部コーヒーグループリーダーは「より嗜好性と香り立ちがよいものをつくろうと考えた。ボトル缶コーヒーユーザーを深掘りしてみると、コロナ禍を踏まえて非常に味わいに対して期待値が高まっている。裏を返すと従来のボトル缶コーヒーではその点が物足りない」との見方を示す。
荒川浩一マーケティング本部マーケティング一部コーヒーグループリーダー短い時間でしっかりと休みたいというニーズが増加している点にも着目した。
「在宅勤務などで、時間の区切りがなくなり休憩時間が短いという方も多い。もともと期待される嗜好性の高いコーヒーという価値にプラスして、短い休憩でもしっかり一息つけるという兆しを取り入れた」という。
この考えのもと、中味は飲み始めが濃く深い味わいで、後味はキレが良く、メリハリがきいている点が特長。
製造では、焙煎と抽出にこだわった。
「最初は低温でじっくり、最後は高温で一気に焙煎することで雑味を抑えた。豆と湯量を細かく調整した、特許技術取得の抽出で豆の味や香りを引き出している」と説明する。
ネーミングではわかりやすさを重視した。
「前身の『ワンダ 極』では、お客様が“極とは何か”を考えなければいけなかった。『コクの深味』の商品名や“満足の一口”というコピーによって、どういったコーヒーなのかがお客様にとってわかりやすくなった」と語る。
パッケージデザインは豆や液体のシズルで動きのある印象を持たせ、楽しさや活動的といった『ワンダ』ブランドのイメージに合わせた。
新シリーズの認知と飲用機会の拡大を目的に、TVCMの展開も予定。焙煎と抽出のこだわりにフォーカスしてコミュニケーションを行う。
「非常にこだわった焙煎と抽出がしっかり伝わるということと、短い時間での休息後に“次のタスクに向かって取り組もう”と気持ちが変わるところがしっかり分かるように表現していく」。
この記事に関連するニュース
-
堀口珈琲、ドリップバッグに初参入 加工技術の高度化でスペシャルティコーヒーの簡便化を実現
食品新聞 / 2024年4月27日 10時2分
-
「UCC BLACK 無糖」30周年 パーソナルサイズ・ホームサイズのブラックコーヒーに注力 紙パック市場には更なる成長見込む
食品新聞 / 2024年4月21日 20時29分
-
モノのデザイン 第186回 バリスタはテクノロジー、ハリオが生んだIoTコーヒーマシンに未来を見た(後編)
マイナビニュース / 2024年4月18日 12時0分
-
《コンビニアイスコーヒー&カフェラテ飲み比べ》ごくごく飲める&圧倒的なミルク感、バリスタが選んだ1位
週刊女性PRIME / 2024年4月6日 16時0分
-
『UCC COLD BREW BLACK PET500ml』“コク”をしっかりと楽しめる味わいで、4月8日(月)リニューアル発売
PR TIMES / 2024年4月2日 12時45分
ランキング
-
1中国、日本の輸出規制案は通常貿易に悪影響 「企業の正当な権利守る」
ロイター / 2024年4月29日 16時6分
-
2メニューたった3種類で急成長「鰻の成瀬」 東京チカラめし、いきなり!ステーキを反面教師にできるか
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月29日 6時15分
-
3失業率3月は2.6%で横ばい、有効求人倍率1.28倍で0.02ポイント上昇
ロイター / 2024年4月30日 9時31分
-
4一時1ドル=160円台突破も一転154円台 “為替介入”の見方広がる 神田財務官「いつでも対応できる準備をしている」と市場けん制
日テレNEWS NNN / 2024年4月29日 20時16分
-
5なぜ、JR東は「銀行化」するのか? 運賃4割引きなど、破格の特典も懐が痛まないワケ
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月30日 10時20分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください