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フジテレビ渡邊渚アナ、高校の友人にゴリゴリに勧誘されて入部したバレーボール部。「万年ベンチだったけど楽しかった」その理由

集英社オンライン / 2023年5月14日 12時1分

フジテレビ渡邊渚アナの好評エッセイ。実は休日、試合を観戦しに地方まで出かけるというほどバレーボール好きの渡邊アナ。溢れるバレーボール愛を語ってもらった。

自身の誕生日よりも楽しみだった
Vリーグファイナル

2023年に入ってから、私にとって最大のイベントがVリーグのファイナルの観戦でした。4月は自分の誕生日もあったのですが、正直誕生日なんかよりずっと楽しみでワクワク。

東京・代々木第一体育館で開かれたファイナルは男女ともに熱戦で、会場で見た後は自宅でもう一度録画を見て感動していました。



高校時代にバレーボール部に所属していたこともあり、当時から高校バレーや日本代表の試合を見に行ったり、大学時代はワールドカップバレーのアルバイトをしたり、フジテレビに入社してからもバレーボール中継やバレー専門番組など、いろいろな場面で関わってきました。

最近はコロナも少し落ち着いたので、休日にVリーグ観戦のために地方へ出かけたり、気づいたらYouTubeの視聴履歴はバレーボールに関する動画ばかりです。

今となってはこんなにバレーボールに夢中になっていますが、高校時代のポジションは万年ベンチ。バレーをやっていた当時の私は、それほどバレーボールに熱中していませんでした。

そもそも、私とバレーボールの出会いは高校に入ってから。

入学して初めての体育の授業がバレーボールで、背の順で並んで隣になった子とペアでパス練習をすることに。その子(Sちゃんとします)がバレー部に所属していて、「センスあるよ! バレー部入ろうよ!」とゴリゴリに勧誘されました(笑)。

「バレーボールは嫌いじゃないし体育の授業としては楽しいけど、部活動のプレーヤーとしてはきっとそれほど成長が見込めない」という予感がして入部するか迷いましたが、当時友達がいなかった私にとって、おいでよ!と言われたことが嬉しくて…。

Sちゃんと仲良くなるために、バレーボール部に入ることを決めました。

ベンチウォーマーだったけど楽しかった

正直に言うと、やっぱり私にバレーの才能はなかったです!(笑)

身長は165cmとそこそこあるのに、ジャンプ力がなくてブロックしようとしてもネットから手が出ないし、スパイクをうまく打てた覚えも全くありません。

バレー部の同期で初心者は、私を含めて2人だけ。周りと能力の差がありすぎて、挫折する日々でした。ただただ与えられたキツい練習を乗り切って、部活終わりの帰り道、みんなでおしゃべりするのが楽しくて頑張っていました。

レギュラーには程遠いバレー部員。在学中、プレーでうまくいったと思うことは、悲しいですが、本当に、全くありません(笑)。

あまりに才能がなかったので、時々リリーフサーバーで監督に呼ばれると、「えー何でこのタイミングで私ー!?」と心の中で叫んでいたし、ポジションはずーっとベンチ。

試合中はスコアを書いたり、みんなのドリンクを作ったり、氷嚢を用意したり、ボールをきれいにしたり…と雑務が中心。

でもそういう雑務の方が私には向いていました。バレーを見ているのは好きだったし、みんなが輝くためのサポートをしている時が一番生き生きしていられた気がします。

何を成し遂げることもなく、高校でバレーは辞めてしまったのですが、転機はフジテレビに入社後、『バレーボールチャンネル』というBSフジで放送しているバレーボール専門番組を担当した時でした。

番組でバレーボールを学んでいます

「補欠の補欠くらいだったけど3年間バレー部だったし何とかなるでしょ!」と思って収録に臨んだ初回、元日本代表選手たちの会話に全くついていけず、自分の無知さ、バレーのことを表面的にしか見ていなかったことに気がつきました。

それからは専門書を読んだり、試合の実況を文字起こししてわからない言葉を調べたり。バレーに出会ってから8年目にしてようやくスポーツとしてのバレーボールの奥深さを理解しました(つもりです)。

ネット際での駆け引きやレセプション、ボールを追いかけるだけの観戦スタイルから、いろんな視点で試合を見る様になり、楽しさも倍増しました。スコアも書けるから(高校当時はスコアってなんで書く必要があるの?と思っていました…笑)、学び始めたら点と点が結ばれていく感覚で、どんどん探究心が溢れていきました。

また、憧れていた選手たちとお話ししたりプレーについて教えていただいたりするのも、夢のよう! 今の知識を持って高校時代に戻ったら、もっといろんな練習に真摯に取り組んでいただろうし、上達しただろうな〜(笑)。

バレーボールの楽しさを広げたい

番組のスタッフから言われた「あなたの役目は視聴者とバレーボールの架け橋になること」という言葉を大切にしています。

私は実況担当ではなく、あくまでキャスター。ふとテレビをつけてたまたまバレーを見たという視聴者や、かつての私のように好きだけどそんなに詳しくないという方に、「バレーって楽しい」と思ってもらえるように伝えるのが私に与えられたミッションです。

自分がどれだけ知識をつけたとしても、バレーに詳しくない視聴者にもわかる言葉で噛み砕いて伝えて、「面白い! バレーが好きになった!」と言ってもらえるように。バレーが盛り上がる一助になれるようにサポートしたいと思っています。

スポーツとして極めたいというよりは、友達を作りたかったという理由で始めたバレーボール。それが今、私の世界をもっともっと広げ、たくさんのつながりをもたらしてくれました。

バレーボールと出会えてよかった! 今年はたくさん試合を観戦しにいこう、バレー愛をもっと深めていこうと思います!

文/渡邊渚 写真/峠雄三 スタイリング/真壁いずみ ヘア&メイク/久保フユミ

ワンピース・イヤリング・バングル/全てスタイリスト私物

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