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『笑点』勇退・林家木久扇の後任レギュラーは「女性落語家」「今最もおもしろい落語家」「息子・木久蔵」…? 1席空いた座布団争いの行方

集英社オンライン / 2024年3月10日 11時31分

3月末で、およそ55年出演してきた『笑点』から卒業・勇退する落語家・林家木久扇。その後任はいったい誰になるのか。息子である木久蔵、有名講談師、女性落語家らの名前が浮上しているが…。

42歳・蝶花楼桃花に集まる期待

3月をもって、長寿番組『笑点』(日本テレビ系)から勇退する林家木久扇。ここ数年、同番組ではメンバーの勇退が続いており、その都度、後釜が誰なのかとSNS上で予想合戦が盛り上がっている。果たして、木久扇の席を埋めるのは誰になるのか。

3月末で『笑点』を勇退する林家木久扇 写真/共同通信

まず、この数年のメンバー交代をおさらいすると、2022年1月、当時45歳の桂宮治が、降板した2代目林家三平に代わって新メンバーに就任。



2023年2月、当時45歳の春風亭一之輔が、2022年9月に肺がんのため死去した六代目三遊亭円楽さんの後任となった。

そして2024年の木久扇勇退によるメンバー交代と、3年連続での入れ替わりとなる。

新メンバーについては出演者にも知らされていないとのことで、昨年12月に都内で行われた落語芸術協会の「令和5年納会」に、同協会の会長で『笑点』司会の春風亭昇太が出席した際でも、後任について「日テレに『黙っているのが辛いから教えないでくれ』と頼んでいるからわからない」とコメントしていた。

しかしそのうえで、講談師・神田伯山が後任になるのではという説には「彼は忙しいから多分受けない」とバッサリ否定。他にも、「落語の実績がある人がいい」「女性が入ってもおかしくない」「きっと若い人が入ってくる」といった予想を並べていた。

これらを踏まえて、ここで少し予想をしてみよう。

まず女性の落語家として有力とされるのが、現在42歳の蝶花楼桃花(ちょうかろう・ももか)。2022年3月に真打に昇進したことはもちろんだが、アドバンテージはなんといっても、『笑点』との繋がり。2022年9月に、円楽さんの代打として女性落語家として初のレギュラー大喜利に出演した。

さらに2023年11月には、木久扇司会の『笑点』若手大喜利コーナーにも出演。一部では、この若手大喜利が、木久扇の後釜を決めるためのトライアルではないかとウワサされているため、この場で結果を残した桃花が後任になるという説はかなり有力だ。

ちなみにこの大喜利では本人曰く、木久扇の十八番である「いや~ん、ばか~ん」を何度か歌ったものの、放送では全カットになってしまったそうだ。

有力な男性落語家、息子・二代目木久蔵は…

一方、男性落語家では、現在55歳の桃月庵白酒(とうげつあん・はくしゅ)を推す声もある。落語協会に席を置く正統派でありながら、鋭い毒が大きな持ち味で、落語ファンの中では“今最もおもしろい落語家の1人”と評されている。

そのおもしろさとは裏腹に、知名度の低さから独演会会場が少し小さいため、SNSなどで〈落語だけのおもしろさなら昨年の小遊三、宮治二人会に負けていないのに、『笑点』ブランドの差で…〉〈おもしろい割には知名度は低そうなので、白酒師匠を笑点メンバーにして欲しい〉などといわれている。

1席空いた『笑点』レギュラーの座布団は誰のものに

そんな中、これらの予想をすべて覆すような言葉が、当の木久扇から語られた。3月3日放送の『笑点』で、木久扇は新作落語「私の笑点史」を披露。これまでの自分の『笑点』人生を落語風に紹介するという内容だった。

その中で、息子・二代目林家木久蔵について言及。2007年に親子ダブル襲名をした木久扇と木久蔵だが、この裏話として木久扇は、息子から「有名になりたい」といわれ、父親として何とかしてやろうと思い、木久蔵という名前を渡したと明かした。

この溺愛ぶりを考慮すると、自分の後釜を木久蔵に指名してもおかしくない…。ただ、安易な後任選びは本人のキャリアを潰してしまう可能性もある。2016年に故・桂歌丸さんの後任で、当時45歳の林家三平がメンバー入りしたが、これが大きな悲劇を招いた。

その頃、『笑点』ではリモコンのdボタンと連動して、視聴者が出演者に座布団を渡したり取り上げたりするシステムを取り入れたのだが、三平がこのシステムの餌食になったのだ。

他の出演者が座布団を数万枚獲得する中、大喜利で苦戦する三平だけは0枚という日々が続き、公開処刑状態になってしまったのだ。結局、三平はネット上の「おもしろくない」というコメントを受け入れ、「もっと大喜利の力をつけたい」という理由で自主降板するにいたった。

木久蔵に十分な実力があるなら何も言うことはないが、安易に放り込めば三平の二の舞になる恐れがある。『笑点』は出演すればスター化が約束されるような場所ではなく、あくまで培った実力を披露し、切磋琢磨する場だ。

果たして木久扇の後任は誰になるのか。

文/集英社オンライン編集部

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