――ひまつぶしドリルが累計5万部発行され大好評です。大人がやっても解き応えがある楽しい内容ですが、どんなきっかけで生まれたのですか?
最初は街の小さな塾としてスタートしました。入塾する子たちの多くは算数が苦手な子が多かったので、夏休みに入るとまずは宿題の手伝いから始めていたんです。
夏休みの宿題に使われるワークブックには、ウォーミングアップとしてパズルやクロスワードのような問題が収録されているのですが、勉強が苦手な子もそういった問題は夢中になってやるんですよ。そこからヒントを得て、『ヒマつぶしドリル』のような問題ができました。
――算数が苦手な子が興味をもったものがヒントになっていたんですね。
はい。現在は算数オリンピックの実績などを評価いただき、算数が得意な子、好きな子の入塾者が多いですが、同様の課題を楽しそうに解いています。子どもの「もっとやりたい!」という気持ちを引き出す教材になっているのかなと思いますね。