1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

“観る将”芸人が力説「藤井聡太は何がすごいか?」。デビューからの記録を振り返る

日刊SPA! / 2024年4月4日 8時50分

◆軌跡の全てが最年少記録

 これまでの話で、藤井聡太八冠がどれほどすごいかはわかっていただけたと思います。

 しかし、まだまだこんなもんじゃ終わりません。藤井聡太八冠について調べれば調べるほど、すごいが波状攻撃してきます。すごいが永続的に続きすぎて、普通のすごいがすごくないと思ってしまうくらいです。

 では、何がどうずっとすごいのかをお教えしますね。それは、歩んできた道のり全てが最年少記録ということです。何かを達成するたびに最年少記録。塗り替えまくってます。さながら左官職人のようです。塗り替えた最年少記録は30個以上あります。以下に書いてみますね。

四段昇段(プロ入り) 14歳2ヶ月
初勝利 14歳5ヶ月
通算50勝 15歳4ヶ月
全棋士参加棋戦優勝 15歳6ヶ月
六段昇段 15歳6ヶ月
七段昇段 15歳9ヶ月
通算100勝 16歳4ヶ月
タイトル挑戦 17歳10ヶ月20日
タイトル獲得 17歳11ヶ月
八段昇段 18歳1ヶ月
二冠達成 18歳1ヶ月
通算200勝 18歳4ヶ月
タイトル防衛 18歳11ヶ月
九段昇段 18歳11ヶ月
三冠達成 19歳1ヶ月
四冠達成 19歳3ヶ月
五冠達成 19歳7ヶ月
タイトル10期獲得 20歳1ヶ月
通算300勝 20歳5ヶ月
六冠達成 20歳8ヶ月
七冠達成 20歳10ヶ月
八冠達成 21歳2ヶ月
タイトル20期獲得 21歳6ヶ月

 これらが全部最年少です。目立ったものを時系列順に書きましたが、実は他にもたくさんあります。JT杯、銀河戦、新人王戦などタイトル戦でない棋戦も最年少で獲得してます。

 特に最年少タイトル挑戦の17歳10ヶ月20日はすごい記録です。

 2位の屋敷伸之九段がそれまで持っていた記録は17歳10ヶ月24日。当時、この記録はもう破られないだろうと言われていました。だってタイトル挑戦できる棋士ですら歴代棋士の23%しかいなくて、それを17歳で獲っているなんてすごすぎますから。

 3位の羽生善治九段が1年以上離れた19歳0ヶ月22日ですから、屋敷九段がどれだけぶっ飛ばしてきたかわかります。

 さすがの藤井くんも屋敷さんは抜けないか……なんて当時の将棋ファンは思っていたのですが(すいません、将棋ファン全体みたいな書き方しましたが、僕の主観です)、棋聖戦のトーナメントを勝ち進んでいくうちに、これ行けんじゃね!? って空気になりはじめました。屋敷さん抜くんじゃね!? って。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください