林家木久扇86歳が"欽ちゃん”に明かした「笑点卒業」を決めた、妻のひと言
日刊SPA! / 2024年4月12日 9時0分
左)萩本欽一 右)林家木久扇
◆生涯現役、笑いの点と点が繋がる特別対談
『笑点』で視聴者を笑わせ続けてきた落語家・林家木久扇(86歳)。坂上二郎とのコンビ「コント55号」で日本中を笑いの渦に巻き込んだコメディアン・萩本欽一(82歳)。
奇しくも芸歴64年目のレジェンドが初の対談。新刊『バカの遺言』を上梓したばかりの木久扇に、『マヌケのすすめ』を書いた欽ちゃんが闘いを挑んだ。80 代の〝バカ〞と〝マヌケ〞、笑いに命を懸けた2人の特別対談。丁々発止の行く末は……⁉
木久扇が落語の世界に足を踏み入れたのと、萩本がコメディアンとしての第一歩を踏み出したのは、奇しくも同じ年だった。それから64年、お互いに相手を意識し続けてきたが、じっくり話すのは初めてである。笑いというフィールドで闘ってきた同志であり、競い合ってきたライバルでもある2人が、積年の思いをぶつけ合う。(1回目/全4回)
──これまでに、お二人が番組で共演したことは?
木久扇:50年近く前になりますが、木久蔵時代に『欽ドン』に呼んでもらいました。先生がおかあさんの役で、ぼくは子供でね。「おかあさん、おかあさん、テレビでお相撲さんがお尻ばっかりかいてるけど、どうしたの?」って聞くんです。
萩本:ちょっと待って、先生はやめて。私が後輩なんだから。こっちは「仙人」って呼びたくなっちゃう。
木久扇:では、欽ちゃんで。ぼくのセリフを受けて、欽ちゃんが「バカだねぇお前は、あれはカイケツ(魁傑)って言うんだよ」と返す段取りになってたんです。ところが、ぼくが「おかあさん、おかあさん」と言っても、全然返事してくれない。しょうがないから、欽ちゃんの回りをグルグル走って、「おかあさん」と呼び続けるんです。客席は大爆笑。
萩本:覚えてます。しばらくしてから「なに?」って。
木久扇:そんな調子で、何度も「やり直し」と言われて、6回やりました。最後は、片岡千恵蔵さんの口調で「スモウでテレビがケツかいてやがるぜぃ」って言ったら、欽ちゃんがあ然としたんです。大ウケでしたね。
萩本:たぶん6回とも放送したと思う。あの番組は、お笑いのプロの人に来てもらうことは珍しかったけど、飛ぶ鳥を落とす勢いの木久蔵さんに、ぜひ出てほしかったんですよね。
木久扇:もう一回、NHKの番組でご一緒した記憶があります。廊下で「あなたは、おいしいところを持っていくね」と笑いながら言われました。
萩本:そっちは覚えてない。そう言ったってことは、仲良くなりたかったのかな。
この記事に関連するニュース
-
3月に「笑点」卒業の林家木久扇が“2度のガンを克服”できたワケを語る「毎朝ガンに向かって…」
日刊SPA! / 2024年4月25日 15時52分
-
『笑点』新メンバーは立川晴の輔 「立川談志師匠のお導きなのでは」 先導役の林家木久扇も驚き
クランクイン! / 2024年4月8日 13時10分
-
『笑点』林家木久扇が登場で話題 先週卒業も「また来週!」伏線回収で「やると思った(笑)」
ORICON NEWS / 2024年4月7日 18時12分
-
立川晴の輔『笑点』初収録は緊張「もう覚えていない」 視聴者へメッセージ
ORICON NEWS / 2024年4月7日 18時0分
-
桂歌丸、三遊亭圓楽、立川談志…素敵なバカぞろいの「笑点」司会者たちのなかで林家木久扇が「足を向けては寝られない」というのは
集英社オンライン / 2024年4月7日 16時0分
ランキング
-
1Adoの国立ライブ〝歌聞こえない〟酷評に同情の声 全国アリーナツアーでリベンジ誓う
東スポWEB / 2024年4月30日 5時34分
-
2「徹子の部屋」大物ゲスト強烈「めっちゃカオス」とネット騒然「ヤバい」「壊れた笑」「すごい組み合わせ」
スポーツ報知 / 2024年4月30日 15時55分
-
3元人気コンビ芸人 解散後久々のテレビ出演で風貌ガラリ「見てる人は“あのおじさん誰”ってなってる」
スポニチアネックス / 2024年4月30日 9時9分
-
4大御所芸人の大失態 ハライチ澤部が舞台裏暴露「とんでもない空気に…」 妻は叱責「恥ずかしい」
スポニチアネックス / 2024年4月30日 12時49分
-
5【エンタがビタミン♪】ウエストランド河本、暴行トラブルの真実 警察に「助けて!」と通報したのは河本自身だった
TechinsightJapan / 2024年4月30日 12時21分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください