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元人気セクシー女優が選んだセカンドキャリア「性感染症で悩む人たちに正しい情報を届けたい」

日刊SPA! / 2024年9月30日 15時54分

◆性感染症はアダルト業界だけの問題ではない

――医院長は吉岡さんのキャリアをどのように活かしてほしいと思っていますか?

三並医院長:キャリアを売りにしてほしいというつもりはありません。それよりも、吉岡さんが今やっている営業や経営の能力を活かしてほしいです。前職がどうとかにこだわることはないです。

吉岡:先生は、私が今どんな仕事をしているのかをちゃんと見てくれています。

――それは素晴らしいことですね。吉岡さんは今、具体的にどんな仕事をされていますか?

吉岡:営業と広報を担当させていただいています。

――セクシー女優のライブイベントでブースを出してPRされているのを見ましたが、今後もそのような活動を続ける予定ですか?

吉岡:当初はアダルト業界に広めたいと思っていましたが、広めすぎると「アダルト業界だけのもの」と思われてしまうんです。「元セクシー女優が性感染症クリニックに就職!」なんて書かれると、興味を惹かれますが(笑)。

――確かにそういうテーマになりがちですね。

吉岡:でも、そういった見出しだけが目立ってしまうと、「性感染症=アダルト業界の問題」という誤解が広まってしまいます。本当に性感染症で悩んでいる人たちに正しい情報を届けたいので、私の前職に依存せず、なるべくそこに焦点を当てない形で情報を発信していくべきだと思っています。

――逆説的にそれはすごい発想ですね。

吉岡:アダルト業界にはもちろん情報を届けたい気持ちはありますが、今はそこではないかもしれないと思うこともあります。ただ、何が正しいのかはやってみないと分からないので、医院長の意向やみなさんの意見を聞きながら調整し、情報を届けるのが私の仕事だと考えています。

◆大流行中の梅毒、対策はどうするべきか?

――最近、梅毒が流行していて、NHKの報道によれば、年間の感染者数が10年で12倍に急増し、2023年には3年連続で過去最多となりました。何が原因で広がっているのでしょうか?

吉岡:感染ルートは検査では分からないので、はっきりした原因は不明です。

――そうなんですね。

吉岡:NHKの記事では、マッチングアプリが一因かもしれないという説もありましたが、結局のところは分かっていません。

三並医院長:いろいろな説があるんですが、決定的な感染源は見つかっていないんです。過去にはクラミジアが増加したこともありましたが、その理由も実際のところよく分かっていません。感染が広がっていることは事実なので、検査をし、治療で抑えることが大切だと思います。

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