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琴桜「体を休めたと思ってプラスに」直前は軽めの調整 18261日ぶりに先代のしこ名復活へ

スポニチアネックス / 2024年5月11日 14時42分

琴櫻

 大相撲の大関・琴ノ若改め琴桜(26=佐渡ケ嶽部屋)が11日、祖父のしこ名を襲名してから初めて臨む夏場所(12日初日、東京・両国国技館)への意気込みを述べた。

 この日、千葉県松戸市の佐渡ケ嶽部屋で行われた朝稽古には参加せず、休養と治療を優先。番付発表後ほとんど休みなく稽古を積んできた疲れを取り、翌日から始まる15日間の戦いへ備えた。

 初日は埼玉栄高の先輩の西前頭筆頭・大栄翔(30=追手風部屋)と対戦。春巡業や場所前の稽古でも何度も手合わせしてきた相手だが「変わらずやるだけ。しっかり自分の相撲を取ることだけ集中すればいい」と平常心の構えを示した。

 この1週間は大栄翔、豪ノ山(26=武隈部屋)、大の里(23=二所ノ関部屋)らが日替わりで出稽古に訪れ、充実の稽古を積んできた。8日からは軽めの調整を続けてこの日は休養。「体を休めたと思って、プラスに考えてやるだけ」と仕上がりは良好のようだ。

 50年ぶりに復活した琴桜のしこ名。元横綱の先代琴桜が現役最後の相撲を取った1974年(昭49)夏場所3日目以来、実に18261日ぶりに「琴桜」が土俵に上がる。

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