三笘フル出場も得点には絡めず…ブライトンが公式戦9試合ぶり白星でFA杯4回戦進出

＜FA杯3回戦＞前半、先制ゴールを決めたリュテール（中央右）を祝福するブライトン・三笘（22番）（ロイター）

　◇FA杯3回戦　ブライトン4ー0ノリッジ（2025年1月11日）

　ブライトンの日本代表MF三笘薫（27）が11日、2部ノリッジとのFA杯3回戦に先発出場。公式戦5試合ぶりのフル出場を果たすも得点には絡めず。チームは4ー0と快勝し公式戦9試合ぶりの白星を飾り、4回戦進出を決めた。

　三笘は公式戦3試合ぶりに先発出場。新年初戦となった4日のアーセナルとのリーグ戦ではまさかの2試合連続ベンチスタート。ヒュルツェラー監督は三笘の起用法に関して「彼は前半戦と日本代表戦で多くの試合に出場した。代表として移動も多かった。少し疲れているが、すぐに先発としてピッチに戻ると思う」と言及。満を持してのスタメン復帰となった。

　試合は前半37分、右サイドDFフェルトマンからのクロスをFWリュテールが頭で押し込み先制ゴール。同アディショナルタイムにはFWミンテがパスカットから攻め上がり前線へスルーパス。これをFWリュテールが右足で押し込み2点目をマーク。この場面でFWリュテールは相手と接触し足を痛がる場面もあったが、後半も無事にピッチに立った。

　後半14分にも追加点。MFエンシソが左サイド敵陣深くまでプレスに行ってボールを奪取。そのまま角度のないところから右足シュートを放ち、今季公式戦初ゴール。そして同29分、途中出場のMFマーチにも復帰後初ゴールが生まれるなど快勝した。

　公式戦5試合ぶりのフル出場となった三笘だが、この日はシュート0本とゴールチャンスが訪れず。左サイドからエリア内深くまで進入し味方のシュートをお膳立てもしたが得点には絡めず。前半42分には珍しいパスミスからピンチを招き、味方に手を挙げて謝罪する場面もあった。