何かを“しすぎてしまう”人へ…インフルエンサー・精神科医Tomyさんとさわさんが対談で明かした対処法
東海テレビ / 2024年4月19日 16時8分
インフルエンサーとして知られる「精神科医Tomy(トミー)」さんと、クリニック院長でSNSなどでも活動する「精神科医さわ」さんが2024年4月16日、名古屋市中村区で「人間関係の『○○しすぎ問題』」をテーマに対談しました。
2人はいずれも精神科医で、TomyさんはXのフォロワーが39万人を超えるインフルエンサー、さわさんは名古屋市天白区の「塩釜口こころクリニック」で院長をしながら、YouTubeやInstagram、TikTokなどで幅広く活躍しています。
対談では様々なことを「しすぎてしまう行為の対処法」について、精神科医の視点でそれぞれがアドバイスしました。
初めにTomyさんは「精神科には基本的に何かをやりすぎて調子を崩す」患者が来ると話し、どのくらいやればよいのか程度がわからないことが問題と指摘したうえで「うつ病」の患者のケースを例に挙げ「元気になったので出かけようと思う」と言われた場合には「あなたがやるつもりの半分以下にしてくださいと大体言う」と説明し、具体的に数字を出すことが重要だとしました。
『人に気を使いすぎる』問題については「言い方を変えると自分より他人を優先させている」とし、「評価されたい」「よく思われたい」など、どう思われたいかを気にすることで自分を優先しづらくなるため、他人の評価を気にせず「自分の考え方と信念に基づいて動けば、それで嫌われたとしても納得がいく」と話し「優先順位を自分に置くことが大事」とアドバイスしました。
また「人に期待しすぎる問題」について、さわ先生が児童精神科医の視点と自分が子供のころに親から受けた、学力における「期待」に苦しんだことなど、実体験をもとに「愛情の一部だとも思うが、受け取り側が苦しければ『過度な期待』と親が理解すると、苦しんでいる子供は少し楽になるのではないか」と話しました。
そして「しすぎないため」にTomyさんは「やり足りないなと思ったら1.2倍にしようとか、きょうは疲れたから次からは半分にしようとか、感覚でいいので数字を決めてそこでビシッと切っていくことがすごい大事」と語り、具体的な数値を決めることが重要と説明しました。
トークショーは三省堂書店名古屋本店が7周年を迎えたことを記念して行われ、チケットを購入した約70人が参加しました。
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