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【新日本】辻陽太 内藤哲也にあと一歩届かず…眼前でのベルト投げで受け取った〝メッセージ〟

東スポWEB / 2024年4月7日 5時11分

試合後は、肩を借りて控室に戻った辻陽太(左)

新日本プロレス6日両国大会で、「NEW JAPAN CUP(NJC)」覇者・辻陽太(30)はIWGP世界ヘビー級王者・内藤哲也(41)に敗れ、初戴冠はならなかった。

NJCを制して新時代の扉を開いた辻は「ロスインゴベルナブレス・デ・ハポン」同門王座戦でも驚異のポテンシャルを見せつけた。マーロウ・クラッシュ、70Crоss(変型ドライバー)と得意技を連発して王者を圧倒。

しかし、ジーンブラスターを切り返されると、おきて破りのジーンブラスターで形勢逆転を許す。デスティーノを阻止して内藤を持ち上げたが、カウンターのデスティーノを決められてしまう。最後は強烈なデスティーノでついに力尽きた。

試合後のリング上ではドラマが待っていた。両者が互いに拳を突き合わせると、内藤はベルトを放り投げ、不敵な笑みを浮かべて花道を後に。残された辻はしばらくベルトを見つめ、セコンドの肩を借りて退場した。

思い起こせば2016年4月の両国大会、当時社会人だった辻は、悲願のIWGPヘビー級王座初戴冠を果たした内藤がベルトを放り投げる姿に憧れ、プロレスラーになることを決意した。内藤があえて辻の目の前で当時とまったく同じパフォーマンスを繰り出したのは「まだお前が憧れた姿でい続ける」というメッセージだったのか…。

大会後、取材に応じた辻は「俺もそう受け取りました。そして『早く俺のところに来い、俺を超えないと新日本はダメだぞ』というメッセージだと思ってます」と振り返った。

昨年6月大阪大会のSANADA戦に続き、2度目の挑戦でもIWGPのベルトに手が届かなかった。それでも「ずっと憧れて、ここまでたどり着いた。まだ俺は手が届かなかったけど、社会人時代にテレビの前で見ていた自分が、目の前でベルトを投げる景色を見るところまで来た。一番前まで来たんだ、と。遠くはない、出口は見えたなと思いました」と収穫を口にする。

「内藤さんも言っていたように、辻陽太が新世代の一人ではなく、立派な新日本のトップレスラーだということは証明できたと思ってるので。負けはしましたけど、手応えはありました。新時代の扉も閉じてない。開いたままだと。出口まではたどり着いてないけど、出口の光は見えた。そこまで遠くないと思っているので、あとはその光のもとに歩いていくだけです」とさらなる飛躍を誓った。

試合後のバックステージでは、体調不良によりNJCを途中棄権したデビッド・フィンレーとの遺恨が勃発。「倒れても転んでも、何度でも立ち上がる」と誓った辻が、プロレス界のトップに立つ日は決して遠くないはずだ。

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