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【新日本】王座分解を主張する辻陽太が内藤哲也に反論 〝8年前の姿〟で「両国に来てほしい」

東スポWEB / 2024年4月4日 5時7分

辻陽太が求めるのは〝8年前〟の内藤哲也だ

新日本プロレスの「NEW JAPAN CUP」覇者・辻陽太(30)が、IWGP世界ヘビー級王者・内藤哲也(41)に猛反論だ。6日両国国技館大会で「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)」同門王座戦に臨む辻は、同王座分解の青写真を明かしている。内藤からの要求を完全拒否した上で、両国決戦に〝8年前の姿〟での出頭を求めた。

辻がLIJ同門王座戦を前に掲げたのが、2021年3月にIWGPヘビー級とIWGPインターコンチネンタル(IC)の統一で誕生したIWGP世界王座の分解だ。内藤からはなぜ昨年6月の初挑戦時に主張しなかったのか疑問符を突きつけられ、最高峰王座のあり方を問う重大なテーマの戦いを挑むなら今回限りの覚悟を持つべきだと指摘された。これに挑戦者は真っ向から異を唱える。

「なぜ去年6月に言わなかったかって、その時は思ってなかったから。人は時間もたてば成長するし、考えることも変わるだろって。今の新日本の状況を考えた時、分解するのがベストだと思ってるから言っているので」。今年に入りオカダ・カズチカ、ウィル・オスプレイと歴代王者が立て続けに退団し、IWGP GLOBALヘビー級(現王者はニック・ネメス)という「世界」と「GLOBAL」で何が違うのかよく分からないベルトが新設されるなど、刻一刻と変化する状況を総合的に考慮して至った結論と主張した。

〝1回限り〟を課せられる義理もない。「それは内藤さんの勝手な思い込みというか。どうしたら新日本がよくなるか考えたら、その時その時でベストな選択をするべきだろうと思います」。内藤もIWGPヘビーへの特別な思い入れは口にしつつ、21年2月に飯伏幸太とのIC戦で敗れ統一を阻止できなかった過去を重く見て解体論を口にしていない。しかし辻は「逆に何で我慢するんだよって。分解してはいけないなんて誰にも言われてないでしょ。そういうけじめのつけ方も大事かもしれないけど、今この瞬間、やりたいことをやった方がいいんじゃないですか」と言い切った。

思い起こせばプロレスへの憧れを燃え上がらせたのは、16年4月両国大会で苦難の末に手に入れたはずのIWGPヘビー級のベルトを放り投げた内藤の姿だった。

「こんなメチャクチャなヤツがいるのか、カッコイイなと思ったんです。あのころの内藤さんは、感情に任せて思うことをしっかり言葉にして行動していた。いつからか周りの目を気にしてるんじゃないですか? 今の内藤さんは魅力的で彼がそうしたいならそれでいいと思うけど、俺は過去の敗戦によって制御されてる内藤哲也はなく、あのころの内藤哲也に両国に来てほしい」。テレビの前で憧れた〝制御不能なカリスマ〟を超えるため、辻が運命のリングへ向かう。

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