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石丸伸二氏〝ツンデレ作戦〟でメディアをジャック 目からウロコだった選挙戦

東スポWEB / 2024年12月31日 9時50分

都知事選で旋風を巻き起こした石丸氏

前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏は再び旋風を巻き起こすか――。

東京都知事選で約165万票を集め、小池百合子氏の次点に。SNSを駆使した緻密な選挙戦が話題を集めた。

石丸氏は1日に短時間、複数箇所で街頭演説を意図的に行った。通常、街頭演説は1つの場所で政策を訴え、握手をしたりして1時間以上滞在する。しかし石丸氏の場合は長くても30分ほど。陣営の関係者によると「政策などの具体的な内容は語らず『東京を動かそう』といったイメージを伝える。最初は大丈夫かなと思っていましたが、どんどん聴取が殺到するようになり、私たちも考え方が変わりました」と目を丸くした。

選挙特番でのコメンテーターとのかみ合わないやりとりも注目された。コメンテーターの問い掛けに質問で返す独特な言い回しが「石丸構文」と揶揄され、パワハラ気質との指摘もあった。

永田町関係者は「メディアでの高圧的な物言いに苦手意識を持つ人も多いと思いますが、プライベートではものすごく物腰が柔らかいので、そのギャップに驚くと思います。好き嫌いは別れると思いますが、石丸さんを好きな人は熱烈に支援しています」と話す。

最近でもユーチューブチャンネル「ReHacQ―リハック―」でインタビューの編集をめぐりテレビ朝日に「絶対許さん」と宣戦布告。情報番組「グッド!モーニング」で都知事選の振り返りインタビューを受けたが1時間20分のロングインタビューが10分にまとめられて偏向報道されたことに怒りを露わにした。

一方で「謝れとも言いません。1時間20分のフルの動画をユーチューブに載せて下さい。それで僕は全て許容します」と解決策も提案している。

この〝ツンデレ作戦〟が石丸氏の真骨頂。過激な物言いでアンチも増えたが、それも承知の上だ。〝石丸新党〟は来夏の都議選を目指して動き出す。再びメディアをジャックしそうだ。

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