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【巨人】ドラ1石塚裕惺 早くも〝高卒同期〟のハート鷲づかみ「話してみたら…」

東スポWEB / 2025年1月11日 5時8分

ソフトバンクのドラフト1位・村上泰斗(右)とともに、修了証を受け取る石塚裕惺(代表撮影)

巨人・石塚裕惺内野手(18=花咲徳栄)が10日に都内で行われたNPB新人選手研修会に臨んだ。野球殿堂博物館を見学した後、SNSの利用方法など多くのことを学んだだけでなく「先輩プロ野球選手からプロ野球の後輩へ」というテーマで元阪神の鳥谷敬氏(43)による講演も受講。最前列で講義を聴いた石塚は同氏の講演が始まるや否や、すぐさま筆を走らせてメモをびっしり取っていた。

同じ遊撃手として名をはせたレジェンドOBの声を直接聞く貴重な時間に「聞き入るように聞いていました」と目を輝かせると「話の最後に『最後は自分に自信を持って自分を信じるしかない』と言っていたので、短期的な目標を一つひとつ積み重ねていくことが最終的な大きな目標につながると解釈しました」と力強く語った。

そんなGの高卒ドラ1は、早くもプロとしての〝完成度〟が高いようだ。巨人に育成ドラフト5位で入団した西川歩投手(18=山村学園)は石塚と同級生であり、かつ同じ埼玉県の高校出身。入団してからは、食事をともにする機会が多い。西川は「食事量が自分とは全く違って…」と目を白黒させ、初めは驚きを隠せなかったという。その上で「そういう体づくりの面から本当に『レベルが高い選手だな』と思っていて、そういうところに憧れを持っていますし、参考にしたいなと思います」と早くも刺激を受けている様子だ。

入団前まで西川にとって石塚は対戦相手。それだけに名門・花咲徳栄を代表する主力選手だった石塚に対し「怖いイメージ」を持っていた。だが入団してから一変。フレンドリーな姿を見て一気に打ち解けた。「話してみたら優しい子で、とても話しやすかった。今は個人LINEで『お風呂何時から行く?』とか『ご飯何時から食べる?』とか、積極的に連絡してくれるのでうれしいです」(西川)と笑顔を浮かべた。

「1年目から一軍で安打を打つ」ことを目標に掲げている新背番号23のドラ1ルーキー。来月1日から始まる春季キャンプに向け、自らの完成度をさらにレベルアップさせていく。

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