お金持ちに学ぶ、飛躍のマインド。「新富裕層」の実態とは

LIMO / 2019年8月13日 21時10分

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お金持ちに学ぶ、飛躍のマインド。「新富裕層」の実態とは

お金持ちと聞いたときにどんな人を思い浮かべますか?資産家や経営者、投資で成功した人などをイメージする人も多いかもしれませんね。ここでは、お金持ちの定義や特徴、また台頭する「新富裕層」についてご紹介します。

お金持ちの定義は?

富裕層ビジネスの世界では、1億円以上の資産を持つ人をお金持ちと呼ぶのが一般的です。

2018年に㈱野村総合研究所が公表した「NRI親リッチアンケート調査」においても、純金融資産保有額が1億円以上5億円未満の世帯を富裕層、5億円以上の世帯を超富裕層と定義しています。

純金融資産保有額とは、世帯が保有する預貯金や有価証券、保険などの金融資産合計額から負債を差し引いた金額で、不動産は含みません。

本調査によると、日本には富裕層が118万3000世帯、超富裕層が8万4000世帯存在していることがわかります。

日本のお金持ちには高齢者が少なくない

総務省統計局が2019年に公表した「家計調査報告(貯蓄・負債編)-平成30年(2018年)平均結果-(二人以上の世帯)(https://www.stat.go.jp/data/sav/sokuhou/nen/index.html)」によると、2人以上世帯の51.2%を高齢者世帯が占めています。高齢者世帯が保有する貯蓄現在高の平均値は 2284万円と高額です。

本調査では、世帯主の年齢が60歳以上の世帯を高齢者世帯と定義しています。

貯蓄のない世帯を除いた高齢者世帯の貯蓄現在高を低いほうから順番に並べたときに、ちょうど真ん中に来る中央値は1515万円となっています。

とくに目を引くのが貯蓄現在高4000万円以上の世帯が高齢者世帯の16.6%を占める点でしょう。貯蓄現在高2500万円以上の高齢者世帯も32.3%存在しています。

高齢者の貯蓄が多い理由の一つに退職金があります。また、コツコツと長い時間をかけて資産を築いてきた人も少なくないでしょう。とはいえ、4000万円と1億円では桁が違います。

労働政策研究・研修機構が2018年に公表した「ユースフル労働統計2018 ―労働統計加工指標集―」によると、学校卒業後にフルタイムの正社員を60 歳まで続けた男性大卒者の生涯賃金は2億7000万円程度になります。この数字には退職金を含みません。

地道に貯蓄だけを続ける場合、収入の3分の1から半分程度を貯蓄に回さないと1億円は作れない計算です。
富裕層の仲間入りをするためには、何らかの飛躍が必要になるのかもしれません。

お金持ちがお金持ちになった経緯とは

お金持ちになった経緯で少なくないのが、親から遺産を受け継いだケースでしょう。お金持ちの家に生まれなくても、投資やビジネスで成功してお金持ちになる人もいます。

リスクのある投資や開業・起業にチャレンジして成功しない限り、一般人が富裕層の仲間入りを果たすのは難しいかもしれません。

お金持ちに学ぶ!飛躍に必要なマインドとは?

お金持ちにはいくつかの共通する特徴があるといわれています。

チャレンジ精神

飛躍に欠かせないのが「信念」や「チャレンジ精神」です。自分を信じてチャレンジを続ける強い精神力がなくては飛躍は望めないでしょう。好きではないことをやり続けるのは難しいので、夢中になれるものを見つけるのが近道なのかもしれませんね。

チャレンジがたとえ失敗しても、「チャレンジしたこと自体に価値がある」と考えるのがお金持ちの特徴です。失敗を恐れていては新しいことを始めるのが難しくなりがちです。

論理的思考や知識・スキル

目標を実現するための最善の方法を導き出すためには、論理的思考や知識、スキルが不可欠です。やみくもにチャレンジを続けているだけでは成功する確率が上がりません。「なんとなくそう思う」「ほかの人はこうしている」と考えがちな人は、自分の行動や考え方を見直す必要があるでしょう。

お金の誘惑に勝つ忍耐力

目的を達成するまで余計なことに浪費をしないためには、忍耐力も必要です。伊丹十三監督の傑作映画『マルサの女』には、「お金を貯めたかったら、コップの水を飲むな」と主人公が話すシーンが出てきます。有名なエピソードなので知っている人も多いでしょう。

ポタポタ落ちてくる水をコップにためているときに、「のどが乾いてもコップの水を飲まずに、あふれた水をなめるだけにしろ」というのです。欲求を適切にコントロールできる人だけがお金持ちになれることを表現しています。

人からの信用を大切にする

人と人とのつながりを大切にする点もお金持ちの大きな特徴です。投資やビジネスで成功するためには、周囲の人との情報交換や協力が欠かせません。

荒っぽい言葉や汚い表現を使っていると周囲の人が離れていってしまいます。また、信用できない人と関わるとビジネスが失敗するリスクが上がります。お金持ちは信用に対して非常に敏感なのです。

新富裕層とは

かつて、お金持ちになるためには日々の努力と長い時間が必要だと考えられてきました。ところが、こうした常識をくつがえす「新富裕層」と呼ばれる人たちが若い世代を中心に次々と誕生しています。

2016年にNHKスペシャルで取り上げられた「“新富裕層”vs.国家~富をめぐる攻防~」は各方面に大きな衝撃を与えました。

グローバルな視点に立ってITや金融システムを駆使しながら、短期間に巨額の富を得るのが新富裕層の特徴です。インターネットと電話があれば、どこにいても富を生み出せる時代なのです。

新富裕層のなかには資産を最も効率的に運用するために税金の安い国を求めて身軽に移住してしまう人も多く、国が適切に税金を徴収できないという問題も起きています。

折しもAIやロボット、ビッグデータ、IoTを代表とする第4次産業革命が世界規模で進行しています。このような分野でたった1つのアイデアがヒットすれば、短期間にばく大な資産を作れる可能性があるのです。

お金持ちの実態は時代とともに変化します。しかし、いつの時代でも成功する人には共通するマインドがあるのかもしれませんね。

【参考】
「野村総合研究所、日本の富裕層は127万世帯、純金融資産総額は299兆円と推計」野村総合研究所
「家計調査報告(貯蓄・負債編)-平成30年(2018年)平均結果-(二人以上の世帯)」総務省統計局

【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

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