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約7割がマナー違反に遭遇!?残念な客にならないための「旅館マナー」とは

LIMO / 2019年11月4日 20時0分

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約7割がマナー違反に遭遇!?残念な客にならないための「旅館マナー」とは

2019年も残すこと2ヶ月。“冬の足音”が近づくとともに、温泉が恋しい時期となりました。一方で近年は、温泉旅館におけるマナー違反や迷惑行為が度々話題となります。

そこで今回は、総合旅行ポータルサイトの「エアトリ」が実施した調査をもとに、“残念な客”にならないための旅館マナーや人気アメニティについてご紹介します。

マナー違反を「見かけたことがある」人は73.8%

エアトリが実施した「旅館マナーに関するアンケート調査(https://www.airtrip-corp.com/news/2019/3130/%EF%BC%89)」によると、旅館・温泉内でマナー違反を見かけたことがある人は73.8%に及びました。具体的なマナー違反として、以下が挙げられます。

旅館で遭遇したマナー違反

・静かさを求めて行っても、今は外国人が多くて、子どもが走りまわったり、常に大声でしゃべっている。(60代・女性)

・最近バイキング形式の食事が多いが、ドリンクを自分のペットボトルや水筒的なものに入れ持ち帰る。(50代・女性)

・禁煙の部屋のテラス席での喫煙(ホタル族)(50代・男性)

・バイキング料理を必要以上に採り殆ど食べ残す。 少子化で子供を大切にする気持ちも分かるがあまりにもしつけがなっていない。(70代・男性)

年々、モラルの低下が囁かれる日本人。それが宿泊マナーにも現れたのか、7割以上の回答者がマナー違反に遭遇したのは驚きです。また仲居さんなど、旅館の従業員目線では以下のようなマナー違反が指摘されています。

旅館で遭遇したマナー違反(従業員目線)

・チェックイン時間から大幅に遅れる
・床の間に荷物を置く
・部屋を異常なまでに汚す
・提供された料理を持ち帰る
・宿泊客によるプライベートの強要(連絡先の交換など)

例えば、「少し到着が遅れます!」という連絡から、2〜3時間遅れでチェックインするのは“ざら”とのこと。最悪の場合、音信不通となる宿泊客もいるそうです。また、マナー以前の問題として「提供された料理を持ち帰る」のは絶対にやめましょう。

なぜなら旅館業は、食品の衛生管理を徹底しているからです。持ち帰った料理が原因で食中毒にでもなれば、施設側の責任が問われるでしょう。旅館側の“おもてなし”を無下にする行為は、一人の社会人として避けるべきです。

持ち帰って良いと思うアメニティは?

旅館に宿泊する際、部屋に備えられたアメニティグッズを持ち帰る人も多いのではないでしょうか?エアトリのアンケート調査をもとに、「持ち帰ってOKだと思うアメニティトップ10」を見ていきましょう。

何も記載がない場合、持ち帰ってOKだと思うアメニティは?

・1位:使い捨て歯ブラシ(90.2%)
・2位:食べなかったお茶菓子(83.1%)
・3位・ミニボトルのシャンプー、リンス、化粧水(73.9%)
・4位:ミニサイズの固形石鹸(72.9%)
・5位:使い捨てスリッパ(62.2%)
・6位:お茶、ドリップコーヒー(56.9%)
・7位:ランドリーバッグ(22.3%)
・8位:旅館名の入ったメモ帳(16.6%)
・9位:フェイスタオル(16.4%)
・10位:旅館名の入ったボールペン(16.2%)
(※エアトリ調べ)

使い捨て歯ブラシを筆頭に、お菓子類・シャンプー(リンス)・化粧品などの消耗品が挙がりました。また極めて少数ですが、バスタオルや浴衣、灰皿という回答もあります。これらは旅館側が繰り返し使用するものであり、アメニティに含まれません。間違っても持ち帰られないようにしましょう。

旅館で“心付け”は必要なのか?

「心付け」とは、お世話になった人に渡す謝礼のこと。海外でいうチップであり、旅館においては女将さんや仲居さんに渡すのが一般的です。同調査では、「特別なことをしてもらった時には渡すべき」という回答が最も多く、32.4%となりました。回答結果は、以下の通りです。

「心付け」についてどう思いますか?

・1位:特別なことをしてもらった時には渡すべき(32.4%)
・2位:どちらでも良い(28.8%)
・3位:宿のランクによっては渡すべき(19.4%)
・4位:常に渡すべきではない(14.7%)
・5位:常に渡すべき(4.6%)
(※エアトリ調べ)

ここでいう「特別なこと」とは、旅館側のサービス範囲を超える“お願い”のこと。例えば、宿泊中に体調を崩して薬を買ってきてもらったり、サービス時間外にも関わらず送迎をしてもらえたりすることがあるかもしれません。その際には感謝の気持ちを込め、「心付け」を渡す人が多いようです。

「心付け」の金額は2,000円〜5,000円程度を渡す人が多く、中でも3,000円が一般的とされています。どれだけランクの高い旅館でも、10,000円以上を渡すケースは希です。また「心付け」を渡す際は、「何かに包んで渡す」のがマナーです。封筒やポチ袋がベストですが、用意できなければティッシュに包んで渡しても問題ありません。直接財布から現金を取り出すのは、相手に失礼なので避けましょう。

まとめ

旅館は日本伝統の“おもてなし”が受けられる、貴重な場所です。旅館ならではのマナーを守り、みんなが気持ち良く利用できるようになると良いですね。また今後は「東京オリンピック」に向けて、外国人の宿泊客が増えると予想されます。彼らのお手本となれるよう、日本人として礼儀作法・マナー面を徹底したいところです。

参考
心付けの相場(http://%E3%83%BBhttp://onsen-s.com/n009-siawase6-1.html)
心付けを渡す際のマナー、渡し方(https://www.travel.co.jp/guide/howto/331/)

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