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ブラック上司に当たったのが不幸?「この職場やばい」と思った瞬間

LIMO / 2019年11月7日 19時45分

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ブラック上司に当たったのが不幸?「この職場やばい」と思った瞬間

ブラック企業という言葉を頻繁に耳にするようになりましたよね。「うちってもしかしてブラック企業では?」と思うこともあるのではないでしょうか。今回は一般企業で働く3人に、自分の職場はブラックかも…と思った経験について聞いてみました。

上司と食事に行かないと仕事をさせてくれない

ある金融機関に勤めるAさんは、社内の独特の雰囲気にブラックさを感じたと言います。

歴史の長い企業のためか、社内では男尊女卑を感じることが多かったとのこと。女性は制服があり、男性はなし。また、Aさんが入社してから知ったのは、女性は男性より基本給が低いこと。ほぼ同時期に入社した2つ年下の男性社員は異業種からの転職でしたが、経験のあるAさんよりも基本給が高かったのだそう。

また、上司からの誘いも多く、女性のことを何だと思っているんだと怒りを感じることもあったと言います。

「最初、上司に誘われてランチに行った。エスカレートしてきて、上司は既婚者であるにもかかわらず、夜一緒に食事に行こうと言われるように。わざわざ私がやりたがっていたプロジェクトの名前を出して、『あのプロジェクトの話をしよう』と言ってくる。行かないとプロジェクトに参加させてもらえない、と悩んだけれど既婚者と食事に行くことのリスクを考えたら行けなかった」と話します。

結果としてAさんがそのプロジェクトに入ることはなく、「あのとき行っておけば何か変わったかもしれないけれど、もう今となってはどうでもいい。男尊女卑がひどすぎて、女性にとってはブラックだと思う。早く次の仕事を見つけてなんとか転職したい」と嘆いていました。

契約が取れるまで帰れない&体調不良でも出社

Bさんが勤めるのは中堅メーカー。営業社員として入社したBさんは、早々に「ブラック企業かも」と思ったと言います。

しばらくは上司や先輩との同行を繰り返し、数か月経ったら自分ひとりでやってもらうと入社前に聞いていたにもかかわらず、入社早々、担当エリアと新規開拓のリストを渡されたBさん。それを渡した上司が「うちは契約が取れるまで帰れないシステムだから」と真顔で言うのです。

入社前に聞いた話と違う、とBさんは戸惑いました。しかし、先輩に尋ねると「それ、本当のことだよ。あの上司、契約取れないと死ぬほど怒鳴る」と言われてしまったのです。

翌日からさっそく営業活動を始めたBさん。競合他社からの転職のため商品知識は十分だったのですが、そう簡単に契約が取れるものでもありません。Bさんは深夜2時頃まで残ってリストの洗い出しをしたり、日中の時間をすべて営業に捧げるため提案資料や見積もりの作成をしたりと大変苦労したそうです。

さらにインフルエンザが流行していた時期に体調を崩したBさん。38度を超える熱があり「完全にインフルエンザだな」と思って会社に休んで病院へ行く旨の連絡をしたのだそう。すると上司からBさんの携帯に直接連絡が入り、「インフルエンザだとわかると5日間休まなければいけなくなるからマスクをして会社へ来い」と言うのです。

その会社にはインフルエンザを罹患した場合、5日間休まなければならないというルールがありました。しかし、それはインフルエンザだと判明したときのこと。診察を受けなければ休む必要はないというブラック上司の言い分に「この会社では社員が死んでしまう」とゾッとしたと言います。

災害なのに出社を求められることも

IT企業勤務のCさんは、「最近の巨大台風の時にも会社に来るよう言われた」と苦笑い。Cさんは「それも仕事柄、やむをえないとは思っているものの…」と付け足し、話してくれました。「ITインフラの仕事だから仕方ないけれど、『お前だけは何があっても出てこい』と言われるとツライものがある」と語ります。Cさんは経験も豊かで社歴も長いため、周囲から信頼されているようです。

「頼りにしてもらっているからこそ、というのは理解できるけど、目の前で災害が起きているのにそう言われるのがつらかった」とのこと。特にその時はCさんが住む地域で被害が大きい中、心配する家族を置いて出社したと言います。

「幼い子どもがいて、妻が不安そうにしているのも知っていた。近くに氾濫しそうな川はないものの、土地が低いので心配していた。妻の身からすれば、子どもを守らなければならないし、夫は仕事へ行ってしまう。避難するかしないかとか、家の近くで水が溜まっているとか、何度かLINEが来ていて心苦しかった」と語っていました。

確かに、家族のことを考えると心が痛むのもわかります。Cさん以外にも、医療関係やインフラ系、消防関係などの人は仕事柄、出勤しなければならない人が多かったでしょう。私たちもその恩恵を受けている身として、日頃から感謝したいものです。

まとめ

ブラック企業の話はいつ自分の身に襲い掛かってくるかわかりません。就職や転職の前にはしっかりその会社のことを調べておきましょう。また、会社全体がブラックではなくても、特定の上司が理不尽すぎて「ブラック部署」になっているケースも多いようです。可能なら、入社後に上司となる人とは事前に会わせてもらう必要もありそうですね。

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