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「社会人なら当たり前」は通じない! イマドキの新人に見放される職場の4つの特徴

LIMO / 2019年11月10日 20時35分

「社会人なら当たり前」は通じない! イマドキの新人に見放される職場の4つの特徴

「社会人なら当たり前」は通じない! イマドキの新人に見放される職場の4つの特徴

職場に入ってきた新入社員に戸惑った経験はありませんか。今どきの新人は、これまでの世代とは一味もふた味も違う特徴がありますし、考えていることや社会人としての感覚も全く違っています。

しかし、そんな彼らも会社に入った以上、戦力になってもらわねばなりません。そこで今回は、新人が「すぐにやめてしまう」職場について考えてみたいと思います。

教えてくれる人がいない職場は新人に見放される

新人がやめたくなる職場の特徴の一つとして、きちんと教えてくれる人がいないということが挙げられます。

どの世代にも言えることですが、学生の間は先生がアレコレと教えてくれます。しかし、社会に出ると急に「先生」はいなくなり、いない中で様々な仕事をこなすことを求められます。その環境の変化についていけないと、新人は職場に対して不安を感じたり、働くことに対して恐怖心を抱くようになったりしてしまいます。

新人に仕事を教える環境が整っていないのは、その組織のリソースが十分ではないということ。忙しくて手が回らない、というのはただの言い訳で、本来は新人に仕事を教えることも仕事に含まれるのです。

部署として、上司として、先輩社員として、新人を教育して会社の戦力となるように育てることもミッションであるはずですよね。いまの新人はそれを理解しているので、「教える人がいないということは余裕のない会社なんだ」と感じるのです。

そして、会社は新人に見放されることになります。大手で余裕のある会社ほど研修制度も整っていますし、優秀な先輩社員を一人ひとり新人の教育担当としてつけることができます。そういう話を大学の同期や幼馴染から聞いて「うちの会社ってやっぱり余裕ないよな」と思うようになると、会社側が新人に見放されてしまうんですよね。

人材の多様性に欠け、ロールモデルが不在

新人のうちは「自分のキャリアプランを描きなさい」と言われてもピンとこないですよね。それはそれで仕方ないことですし、当然のことです。第1志望の会社に入れることはほとんどなく、第2志望、第3志望、もしくはそれ以下の会社に仕方なく入社することも多い新人たち。

そんな彼らに「この会社でどう成長していきたいか」と問うても、「第1志望の仕事がしたかった」とか「ゆくゆくはもっといい会社に行きたい」と思っているに違いありません。もしくは、社会に対して「やっぱり希望通りにはいかないよな」と諦めに近い気持ちでいるのです。

そんなとき、入社した先の会社でキャリアプランを描くためのヒントとなるのが、ロールモデルの存在です。「こんなふうにキャリアを積んでいきたい」と思える人が身の回りにいたら、その会社でのキャリアを検討する理由になります。その会社で頑張るモチベーションができるわけですよね。

しかし、そういう人が見当たらないとキャリアプランが思い描けずに会社に対して不満を持つようになったり、他の会社に目移りしたりしてしまいます。その結果として早期離職や転職につながるというわけです。

いまの新人に「社会人なら当たり前」は通じない

今の新人たちには、私たちが思っているような「社会人の常識」は通用しません。たとえば、「社会人なら上司に誘われた飲み会に参加して当然」とか「お酌をして当然」、「先輩や上司が帰るまで帰れない」などという常識です。

いまはだいぶこういった風潮もなくなってきましたが、まだ残っているところもあります。これまでそういう「常識」に慣れていた私たちは、たまにそういう「常識」を押し付ける人がいても「まだ新しい文化になじめていないんだな」と、少し寛容な心で見ることができます。

しかし、新人にはそんな「常識」はまるっきり通用しません。飲み会に強引に誘えば、「やばい上司がいた」と言われるだけ。「お酌をしなさい」と言ったら「なんでそんなことを気にかけないといけないの? 意味わかんない」と言われておしまいです。

昨今はハラスメント問題が話題になったり、働き方改革が進められたりして、そうした文化はだいぶなくなってきましたよね。しかし、そうした意識がきちんと浸透していないと、新人から「やばい職場」認定されてしまい、離職した新人たちは「やばい職場から逃げられた」と笑うだけです。

新人は会社と社員の関係を見ている

また、いまの新人はネットなどを通じて色々な文化に触れることができる環境に身を置いていることもあって、多種多様な考え方を持っています。その中でも、「会社と社員は対等であるべき」と考えている新人は少なくありません。会社が少しでも従業員に不利なことをしたら、そのことに敏感に反応します。

雇用契約書にないサービス残業を強いたら「なぜ無償で奉仕しなければならないのか」、無理に休日出勤を求めたりしたら「じゃあその見返りは?」と考えるのです。これはよく考えると当然のことで、本来なら疑問を感じるべきだったのに、これまではそれを自然に受け入れてしまっていたとも言えます。

権利と義務に敏感で、多種多様な文化や思想を柔軟に取り入れることのできる新人は、会社と社員の関係を見ています。社員ときちんとした関係を築けていない会社には勤めません。よりフェアに付き合える会社を求めて転職したり、独立したりすることになるでしょう。

まとめ

いまの新人たちと付き合っていくためには、彼らの考え方や価値観を理解する必要があります。新人だからとナメてかかるのではなく、彼ら一人一人を個人として尊重し、話に耳を傾けてみましょう。意外とこちらが教えられることもあるかもしれませんね。

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