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新型コロナの影響で出費が増えた人、減った人。何がどう変わった?

LIMO / 2020年5月12日 20時0分

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新型コロナの影響で出費が増えた人、減った人。何がどう変わった?

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策で大きく変化した毎日の生活。テレワークに切り替わったり、一斉休校で子どもが家にいたりすることで、お財布への影響を感じている人も多いと思います。

そこで今回は、新型コロナウイルスの影響で出費が増えた人、減った人の話を聞いてみました。

食料品やマスク、衛生用品の価格が上がって出費が増えた

「子ども用品や衛生用品の価格が上がって困っている」と話すのは2人の子どもを育てるAさん。

「今までは、子ども用に泡で出るハンドソープや除菌ジェルなどは常備していた。でも、今はそれがなかなか手に入らない。ガーゼや除菌剤なども手に入らず、あったとしても割高に。ガーゼはどうやら手作りマスクのために買われているらしい」とのこと。

子どもがいると、哺乳瓶用の除菌剤やガーゼは必須アイテム。それが今までの値段では手に入らないとなると家計の負担になってしまいますよね。

自宅で3食、家族全員が食べて食費が増大

小学6年生と中学2年生の2人の子どもがいるBさんは「学校に行かなくなってから、食費がもう大変!」と嘆きます。

「2人とも食べ盛りの男子だから、食費がかさんでしょうがない。給食は本当にありがたかったと思う。今は夫も在宅勤務で3食全部食べる。メニューが似たり寄ったりになることや手抜き料理は多少勘弁してほしい」と話します。

「給食のように栄養バランスが偏らないようにメニューを考えるのも大変。自分も仕事をしながらだし、お昼休憩のときに家族全員分の食事を作って、さらに食費がかさむなんてしんどすぎる」と話していました。

家族全員に3食分用意するというプレッシャーと、食費負担の増大という二重の辛さをストレスに感じている人も多いのではないでしょうか。

テレワークをするためにお金がかかった

「在宅勤務になって体の負担は減ったけれど、経済的な負担は大きかった」と嘆くのは、旅行会社に勤めるCさん。

「テレワークになると聞いて慌ててネット環境とPCを準備した。家ではSNSをするくらいだったのでiPadとスマホで十分。だからPCを持っていなかった。それにコンセントに挿すだけで使えるタイプのWi-Fiを使っていたけれど、安定した通信のために急いで有線LANの回線開通工事を予約。PCの購入費用も考えると、ざっと20万円はかかったのでは」と言います。

Cさんの会社はテレワークへの移行が比較的早かったことから「PC購入と回線工事はスムーズだった。でも、PCも中国製が多いから、後輩は品切れと言われてかなり待たされていた」とのこと。テレワークになって、環境を整えるのにお金がかかったという人は少なくないようです。

疲れがピークになり出費が増えた

看護師をしているDさん。「私は直接コロナの影響を受ける科ではないけれど、内科勤務の同僚は『毎日ヘトヘトになって帰るから、ごはんを作る気力もなくコンビニ弁当。甘いものが欲しいからアイス、ちょっと1杯飲んで寝ようと思うから缶チューハイと、結局コンビニで毎日1200円くらい買い物してしまっている』と聞いた」と言います。

Dさんによると「その同僚はこまめに自炊して節約するタイプだった」とのこと。仕事が増えて疲れが溜まり、自炊する気力がなくなって出費が増えるという弱り目にたたり目の状況に陥っているようでした。

洋服や化粧品に使うお金が浮いた

一方で、テレワークになって出費が大幅に減ったという人も。金融機関に勤めるEさんは「テレワークでは普段着でいいし、お化粧品も減らなくなった。毎月洋服を買っていた分とお化粧品に使っていたお金が節約できている。このままテレワークが続くと助かる」と話します。

「服や化粧品以外にも美容関係の出費が大幅に減った。それまで毎月行っていた美容室に行かなかったから1万円マイナス、ネイルも緊急事態宣言が出たときにオフして今月は無しだから9500円マイナス、毎月8000円かかっていたまつげパーマもしなかったから結果的に3万円近くカットできた」と話します。

オンライン会議で顔を出す必要があれば多少身だしなみには気を遣いますが、それでも会社に行くときよりはカジュアルになりますよね。その分出費が減ったと思う女性は多いかもしれません。

通勤定期を払い戻した

メーカー勤務のFさんは「会社の規定的にどうなのかわからないけれど、通勤定期は在宅勤務に切り替わった時点で払い戻してしまった」と言います。「在宅勤務に切り替わったタイミングで払い戻して、2日ほどどうしても会社へ行かないといけない用事があった時は普通に電車賃を払った」と言います。

ただし、「今のところ会社から定期代について何も言われていないのでどうなるかわからない。とりあえず払い戻しした分は貯金用口座に入れて、何か言われたら返せるように手をつけないようにしている」と話していました。

飲み会の出費が激減した

最後は「リアルの飲み会がなくなって出費が激減した」と言う金融機関勤務のGさん。

「オンライン飲み会はしているけれど、家だとなぜかすぐに酔っぱらう。安い缶ビール2本、チューハイ1本、計500円くらいで済むから普通の飲み会の10分の1くらい。おつまみをコンビニで買ってきたって合計1000円くらいだし、オンライン飲み会って手軽でいいなと思った」と笑います。

たしかに、オンライン飲み会だと食べたいもの、飲みたいものを自分で用意するわけですから、懐具合に合わせて安上がりに済ませることもできますね。

おわりに

新型コロナの影響はいたるところに出ていますが、様々な面で家計に影響を与えているようです。

食べ盛りの子どもが家にいて食費が増えたとか、赤ちゃん用品が割高な値段でしか買えなくなったという人もいれば、飲み会代や化粧品・洋服代といった”不要不急”の出費が減ったという人もいました。

出費が減ったという人は今までの家計を見直すチャンスかもしれませんね。

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