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離婚も視野に…夫に内緒で「1000万円貯蓄」した妻が貯めるためにしたこと。

LIMO / 2020年10月22日 20時15分

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離婚も視野に…夫に内緒で「1000万円貯蓄」した妻が貯めるためにしたこと。

あなたは、パートナーに内緒にしているお金がありますか?

松井証券株式会社が2020年3月に全国の夫婦計800人を対象に調査したアンケート「夫婦の家計管理事情に関する調査(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000120.000019241.html)」によると、貯蓄額をパートナーに正確に伝えていない「サバ読み夫婦」は半数以上にものぼるそうです。

今回は、そんなサバ読み夫婦の実際の貯金額や内緒にする理由、貯金方法について伺ってみました。

暴露!実はこんなに内緒でお金を貯めていました

結婚10年目になるAさん(女性・37歳)は、小学生の子ども2人をもつ4人家族。現在は扶養範囲内のパートに従事しています。夫に内緒にしている貯金は現在850万円。

「結婚前に貯めていた200万円のほか、7年続けているパート代と日々の節約で月々8万前後を貯蓄に回し、650万円になりました。実家があまり裕福ではないので、自分たちの老後の前にお金がかかるリスクもあって……でも言い出しづらいので、こっそり貯めています」
Aさんはこのほか、教育資金も夫と共有する別口座で管理しているといいます。その口座にある分を合わせると、貯蓄額は1,000万円に到達するそうです。

夫と子どもの3人暮らしのBさん(女性・43歳)は、節約にコツコツと取り組み、夫に内緒で1,000万円貯金しているといいます。

「共働きといっても総年収はそれほど高いわけではないですが、私の給料から先取り貯金をし、日々節約を続けて約10年で1,000万円に。実は将来、離婚も視野にいれているので……どうなるか分かりませんが、しっかり準備はしておきたいです」

Bさんも教育資金とは別に貯めているそう。内緒の貯金はこれからもどんどん増やしていく予定だそうです。

1000万円貯蓄した妻たちが貯めるためにしたこととは

厚生労働省「国民生活基礎調査(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa19/dl/03.pdf)」(各種世帯の所得等の状況)によると、平成30年の「児童のいる世帯」の平均所得は475万9千円。またその世帯における貯蓄は500~700万円が10.6%と最も多いのですが、1,000~1,500万円貯めている世帯も8.7%存在します。しかも夫に内緒で貯めている妻たちは、一体どのようなことに取り組んでいるのでしょうか。

【先取り貯金】

余った分を貯蓄に回そうとするのではなく、あらかじめ貯蓄分を給与天引きにするなど、生活費と一緒にせず別に貯蓄していく方法です。金融機関の自動積立や、勤務先に財形貯蓄制度や社内預金があるならそれを利用するのも手。どうしても使ってしまうのが心配なら、60歳まで引き出しできない「iDeCo」や解約しづらい個人年金などを利用しても。
「個人年金は解約すると損するので、是が非でも貯められます」(Bさん)

【おこづかい制度の見直し】

節約をする際、おこづかいを減らすという人も少なくないですよね。しかし、我慢をすることであとから反動がきてしまうことも。おこづかいを家計と同一にすることで、使途不明金が増えてしまうケースもあります。とくに、夫にはある程度自由なお金をもたせてしまうというのも一つの手です。

「夫はルーズなので、おこづかいを減らして必要なときに渡すシステムだと、どんどん追加することになってしまう。あえてはじめから自由なお金を多く持たせて、関与しない。そのかわり、途中の補填もなしです」(Aさん)

【ポイ活の活用】

各種ポイントを集める「ポイ活」も節約に役立ちます。商品を買うたびにポイントが発生したり、簡単なアンケートでポイントを稼いだりすることも。キャッシュと同価値で使用できるため、効率よく集めることが大切。

「カードやネットショップも集まるポイントを厳選して貯めています。いろいろ取り入れると分散してしまってもったいない。ポイントはお金だと思って日用品の購入に充てています」(Bさん)

妻に内緒で貯蓄している夫も

一方、パートナーに内緒で貯金をしているのは妻だけではありません。妻に内緒で貯蓄している夫は、どのくらい貯めているのでしょうか。

Cさん(男性・40歳)は結婚6年目。一昨年には子どもが生まれ、妻とは共働きで家計を支えています。

「結婚前から付き合いが長かったので、ずっと別財布でやってきました。生活費として定額を妻に渡し、お互いの収入にはノータッチ。自分自身の口座には800万円くらいあります。もともとお金を使うような趣味もないのですが、飲み会の回数が減ったぶん独身時代より貯まるペースは上がりました」

妻のことは信用しているものの、結婚後もしばらくは「自分のお金」というイメージが抜けず、伝える機会がないままここまできてしまったというCさん。子どもが生まれたことで、教育資金の積み立てやマイホーム購入も視野にいれていることから、近々妻と貯蓄額の確認をしてみようと考えているそうです。

夫婦間の隠し事のトップはお金

前述の「夫婦の家計管理事情に関する調査」によれば、夫婦間の隠し事のトップは「お金関係」であるそうです。一方で、熟年夫婦が後悔していること・若年夫婦がやらずに後悔したくないことの第一位がともに「資産形成・資産運用」と、夫婦の不安はいつの時代もお金であることが分かります。

また半数以上が貯蓄のサバ読みをしているにも関わらず、8割以上の熟年夫婦が「結婚時までのタイミング」で資産運用をはじめるべきだと回答しているのも注目したいポイントです。

パートナーがどのくらい貯金をしているか把握していないという方は、この機会にきちんと話し合ってみるといいかもしれませんね。

【ご参考】貯蓄とは
総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

【参照】
松井証券株式会社「夫婦の家計管理事情に関する調査(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000120.000019241.html)」
厚生労働省「国民生活基礎調査(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa19/dl/03.pdf)」(各種世帯の所得等の状況)

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