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今が植えどき!イチゴの育て方、プランター栽培で来年収穫できる

LIMO / 2021年10月13日 9時45分

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今が植えどき!イチゴの育て方、プランター栽培で来年収穫できる

来年の収穫に向けてイチゴの苗が出回る時期です。

緑の葉と赤い実のコントラストが、なんとも言えない愛らしいイチゴ。甘ずっぱくておいしいイチゴが自宅でも収穫できるなら、ぜひチャレンジしてみたいですね!

本日は家庭菜園を楽しんでいるLIMO編集部員が、今が植えどき!イチゴの育て方について解説します。一緒にみていきましょう。

イチゴの品種

ツヤがよく、ジューシー、甘くてほどよく酸味がある日本のイチゴ。みんなが大好きな果物です。

いちごの品種もたいへん豊富で、あまおう、とちおとめ、さちのか、さがほのか、あきひめ、紅ほっぺなど、多くの品種が作られています。形や味も異なり、それぞれに個性があります。

スーパーに出回っている品種も苗として販売されているときもありますが、手軽に家庭菜園を楽しみたい方向けに、家庭菜園用に改良された品種もあります。

育てやすかったり、長く収穫を楽しめるタイプもあるので、購入するときは苗に添付してある説明書きを参考にするとよいでしょう。

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拡大する(/mwimgs/e/5/-/img_e5a3fad75afae749a216335c40839bc4315697.jpg)

四季なりのイチゴ苗、価格は300~400円前後(LIMO編集部)

「一季なり」と「四季なり」とは?

イチゴを購入する際、ポットに挿してある説明書きに「一季なり」「四季なり」と書いてある場合があります。

一季なりと四季なりの違いは、収穫時期や収穫期間が異なる点です。一季なりとは収穫時期が翌春から初夏にかけて、四季なりとは初夏から初冬までとなっています。

四季成りの方が収穫が長く楽しめ、病気や暑さにも強い品種になっています。

イチゴの育て方

それではさっそく、イチゴの育て方をみていきましょう。

用意するもの

イチゴ苗

浅型プランター、鉢(深さ20センチ程度、専用ポット鉢など)

野菜用の培養土(またはイチゴ専用の土)

鉢底網、鉢底石

スコップ

植え付け

お気に入りの苗を手に入れたら、さっそく植え付けをおこないます。

プランターに鉢底網や鉢底石を敷いておきます。鉢底石は2センチ前後入れておき、土を入れましょう。

直径が30センチ程度の丸鉢なら、3つの苗を植えることができます。長さがあるプランターなら横並びに植えることができます。いずれの場合も10~15センチの間隔で植えられるようにしましょう。

イチゴは葉の付け根に「クラウン」があります。これは葉の生長点なので、ここを埋めてしまわないように注意しましょう。浅植えが基本ですが、根は土からはみ出さないように植え付けます。

イチゴには「ランナー」とよばれる株元から出る「ほふく枝」があります。イチゴは、このランナーから株を増やす性質があり、苗はもともと「ほふく枝」でつながっていたものを、ひと株ごとに切り分けたものです。

このランナーですが、ランナーとは反対の方向(親株側)に実がなるので、丸形の鉢に円になるように苗を植えるときは、ランナーが内向きになるように植えます。そうすると、鉢の外側に垂れるように実をつけることができます。

横長のプランターはランナー側を北側にし、ランナーと反対側を南向きに設置すれば、花や実に陽があたるようになります。

(/mwimgs/1/4/-/img_149da4c4fd22c01dc958a11a2e14cf96269894.jpg)

拡大する(/mwimgs/1/4/-/img_149da4c4fd22c01dc958a11a2e14cf96269894.jpg)

左の赤丸部分がクラウン、右の赤丸部分がランナー(LIMO編集部)

イチゴの水やり

植え付けが終わったら、たっぷりと水をやります。そのあとは、土が乾くまで様子を見ながら水やりは控えます。

水やりを控えると、水を求めて根が張りやすくなります。苗がしおれてしまってはいけませんが、土が乾くまで待ってから水をやったほうが、しっかりとした苗になります。水のやりすぎは禁物です。

冬は生長が止まりますが、この間も継続して水やりはおこないます。

イチゴのマルチング

マルチングは冬を越した後、2月下旬~3月上旬におこないます。株のまわりを覆い、地温をあげることで生育を促します。

地植えの場合は藁や黒いビニールで覆うのですが、家庭菜園の場合はウッドチップなどでマルチングをするとよいでしょう。もちろん藁を使ってもいいですが、ワインのコルクなど、身近なもので代用する人も。

暖かくなってきたら水やりの際など、必要以上に土が加湿になって蒸れていないか、チェックすることをおすすめします。

肥料

2月下旬と3月下旬から4月上旬に化成肥料を追肥します。収穫後も3週間に1回程度の適量を施します。

人工受粉

春になると花が咲きます。ここでうまく受粉できるとキレイな形の実ができます。

人工受粉をしなくても実はなりますが、収穫量が落ちる可能性がありますし、受粉が不完全だとイチゴの形がいびつになってしまいます。

受粉は筆などを使い、花の中心をなでるようにおこないます。朝早くにおこないましょう。

その他の管理・注意点

ランナーは長く伸びてきたら切るようにします。養分を実に集中させるため、付け根から切り取るようにしましょう。

病気になっている葉や枯れ葉は適宜取り除くようにします。そのままにしておくと病気が悪化したり、病気の原因になります。

また奇形のイチゴももったいないですが、取り除きましょう。他の実に栄養が集中しやすくなります。

まとめにかえて

イチゴの収穫後はランナーを伸ばして、翌年の苗を作ることができます。このような楽しみ方ができるのも、イチゴのおもしろいところです。

ランナーの先に子苗ができるので、土を入れた苗などに植え付けて固定します。根付いたら独立させましょう。親株とつながっている方などがわかるように切ります。そうすると花が咲く方向がわかり、植え付けのとき便利です。

参考資料

NHKテキスト趣味の園芸「やさいの時間10、11月号」(NHK出版)

藤田智「新野菜づくり大全」(NHK出版)

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