「女性たちの貧困」三浦貴大が感じた驚くべき現実 「パパ活はテニス部の活動費のために」のリアル
東洋経済オンライン / 2023年12月8日 12時0分
「自分自身、気づいていないことがたくさんあったと思います」
そう語るのは、ドラマ『東京貧困女子。』(11/17(金)午後11時よりWOWOWにて放送・配信中)に出演中の三浦貴大さん。フリーライターとして女性の貧困問題や労働環境、差別の構造に切り込む﨑田を演じてみて、何を思ったのか。
すれ違っていく人の中にも…
――『東京貧困女子。』で三浦さんが演じたフリーランスの風俗ライター・﨑田祐二は、「女性の貧困」がテーマの連載を執筆します。担当の契約編集者でありシングルマザーの雁矢摩子(趣里さん)とともに、数々の問題に直面していきます。
【写真で見る】『東京貧困女子。」で編集者役の趣里(右)とライター役の三浦貴大
このドラマ、また原作についてどんなことを感じましたか?
三浦:非常に難しいテーマだと思いました。でも世の中の人が気づきにくいようなことをテーマにするのは、すごく意義があることじゃないかなと感じています。
自分自身知らなかったこと、気づかなかったことがたくさん描かれていて、もしかすると街を歩いていてすれ違っている人、信号待ちで隣に立っている人にも、ドラマに出てくるような貧困と呼ばれる状況にある人たちがいるのかもしれないと思いましたね。
――お芝居をするにあたって意識されたことはありますか?
三浦:なかなか大変なテーマではありますが、正確に伝わるといいなと思いました。あと常々考えているのは、役者の役割ってどこまでなのかなというのはあって。ドラマのインタビューでも伝えたいことはどんなことですか?とたまに聞かれますが、もしかしたら伝えたいことって脚本を作った人たちが持つべきもので、演じる側はそれよりも役になりきったほうが芝居としてはうまくいくのかなと思ったりもするんですよね。
――三浦さんが演じたライター役の﨑田のキャラクターについてどのような印象を持ちましたか?
三浦:自分の仕事にプライドを持っていて、自分が伝えたいことに尽力している人なんじゃないかなと感じました。だからこそ人に寄り添うのではなく、相手に踏み込みすぎている部分もあるのではないかと。いろいろな失敗もしてきた人でしょうし、でもおそらく人を思いやる気持ちもある人だと思うので、あまり冷たい人に見えないようにしようと思いながら演じました。
「父親を捨てろ」発言で思うこと
――ドラマの中で、医大生の女性がテニス部の活動費を稼ぐためにパパ活をする話がありました。この話を記事にするとコメント欄が炎上。パパ活をするなら部活を辞めれば、といった意見が殺到しましたが、三浦さんはどう思いましたか。
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