1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

「フリーコンサル」で失敗する人の典型的な問題点 独立するメリット4つとデメリット4つを解説

東洋経済オンライン / 2023年12月20日 19時0分

「フリーコンサルタントとして働いてみたい」と思ったら、まず何をすればよいのでしょうか(写真:pearlinheart/PIXTA)

特定の組織に属さず、個人がその能力やスキルで仕事を請け負う「フリーランス」という働き方が、日本にも徐々に定着し始めています。

フリーランスとして活躍できる職種はますます増加していますが、そのなかでも、今注目なのがフリーランスコンサルタント(フリーコンサル)です。本稿では、コンサル業界を熟知する浴野真志氏、高倉諒一氏が上梓した新刊『フリーランスコンサルタントの教科書』より、フリーコンサルの実態について解説します。

「フリーコンサルタントとして働いてみたい」と思ったら何をすればよいのか。本稿では、独立するまでにやっておくべきことについてお話しします。

【ランキング】2025年卒 東大・京大就活人気ランキング(6月速報)

その場の思いつきや勢いだけで独立すると、結果、後悔する可能性が大きくなります。フリーコンサルタントとして成功するためには、事前の準備も必要です。特におそろかにして欲しくないのが、心の準備です。

目的のない独立は失敗する

独立に向けて動き出す前に、まず考えて欲しいのが「何のためにフリーランスになるのか」。あなたが独立する目的は何でしょうか。 

フリーランスとしての将来の姿が描けているかで、働くモチベーションは大きく変わります。明確なビジョンがあるほうが、成功の確率は高くなるのです。 

フリーコンサルタントは、受け身では仕事になりません。

例えば、自分自身を売り込んで案件を獲得し、上司の指導や監視がない中で仕事をまっとうするなど、自ら動く必要があります。やる気がなければ続けられません。「ただ何となく」独立したような人だと、そこまでのモチベーションを保つのは難しいでしょう。

よくある失敗例が「会社員が向いていないから」という理由だけで、独立してしまうケースです。

そのような人は大抵「会社や仕事に対する不満から解放される事」が目的なので、フリーランスとして働く心構えもモチベーションもありません。そのため、自己管理ができず、案件も獲得できなくなっていきます。

本気で独立を考えるならば、「フリーランスになってどんな働き方・生き方をしたいのか」「将来どうなっていたいのか」、ビジョンを明確にしておくべきです。

コンサルタントの場合、「自分で事業を始めたい」という目標を持って独立する人が多く、そのような人はフリーコンサルタントとしてもしっかりと結果を残している印象があります。

もちろん「フリーコンサルタントとして今より稼ぎたい」「ワークライフバランスを向上させたい」というビジョンでも構いません。その場合、「ファーム時代の○倍稼ぐ」「○年間で、〇〇円貯める」「○年後には東京と沖縄で2拠点生活を始める」「1年のうち○カ月は趣味の時間として使えるようにする」といった、より具体的な目標を設定することで、モチベーションアップにつながりやすいでしょう。

フリーランスに向いている人

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください