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「病気で離職し3カ月」30歳彼女の将来への焦り 気持ちが落ち込み、先のことは考えられない

東洋経済オンライン / 2023年12月20日 12時30分

離職して3カ月、今後進む道がわからず、悩んでいる相談者。どうすればよいのでしょうか(写真: Pangaea / PIXTA)

→安井さんへのキャリア相談は、こちらまでお送りください。

現在30歳です。病気で離職し、3カ月が経ちました。気持ちが落ち込んで、先のことを決められません。 前職では長時間労働が常態化し、仕事も生活もうまくいかなくなりました。受診の結果てんかんと、ADHD(注意欠陥・多動性障害)と診断されました。

会社全体が激務で殺伐とし、上司から理解を得ることも難しく、退職に至りました。 前職に就いた際に「この道でやっていくぞ」と思っていましたが、今は病気のこともあり、長時間労働がデフォルトの前職と同じ仕事に就くことはできません。 道が断たれた今、これからどんな仕事をすればいいのか・したいのかがまったく見えてきません。

これまで異職種で3社経験し、在籍した会社ではそれぞれ成果と呼べるものを出してきたと思っています。しかし、今は病気・障害のことが心の枷(かせ)になり、また経歴・年齢的にも特殊な資格や技能を持っていないことがコンプレックスに感じられ、余計にどうすべきかわかりません。 今後進む道を決めるための考え方やアクションについてアドバイスをいただけないでしょうか。

SC 無職

世の中完璧なヒトはいない

何事に対しても完璧であるべき、という考え方をまずは捨てたほうがよいでしょう。現状を鑑みずに、ただ完璧であることを求めるのではなく、今の自分にとってのベストを尽くす。それでよいのです。

職業人として完璧な経歴やスキルを持っているべき、長時間労働をこなせる体力を持っているべき、良好で完璧なプライベートを持っているべき。これらはすべて幻想です。

世の中完璧なヒトなんていません。自分自身の特徴や性格、現状などを鑑みずに、ただ完璧になろうとすると人生つらいだけです。

それは誰にも言えるし、当てはまることです。

人間誰しも、いきなりスーパーマンに変身ができるわけではありません。
小さな日々の積み重ねの結果として、その昔スーパーマンだと思っていた理想の姿に辿り着ける。人生そんなものです。

SCさんのケースでは、以前と同様の仕事をこなすには困難な制約があるとのことですので、「働き方」という意味では、以前を前提とせずに、現状を前提としたゼロベースで考えたほうがよいでしょう。

さらに言うと、ご自身を「特殊な資格や技能を持っていない」と評していますが、世の中特殊な資格や技能を持っている方が少数ですから、その点で何も悲観的に考える必要はありません。

自分の強みやよいところに目を向ける

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