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絶対王者「N-BOX」に挑む「新型スペーシア」の勝算 フルモデルチェンジした売れ筋軽自動車を比較

東洋経済オンライン / 2023年12月21日 12時0分

対する新型スペーシアのスタンダード仕様では、ボディサイドに新しいプレスラインを採用するなどで、「大容量のコンテナ」をデザインモチーフにした外観を採用。こちらも、先代モデルのイメージを継承しつつ、より丸くて四角いヘッドライトなどにより、フレンドリーな印象を増している。グレード展開には、エントリーモデルの「HYBRID G」と、2トーンのボディ色も選べる「HYBRID X」を設定する。こちらもエンジンはNAのみだが、全タイプに独自のマイルドハイブリッドシステムを採用することで、高い燃費性能に貢献する。

カスタマイズ仕様の違いは?

両モデルのカスタマイズ仕様では、まずN-BOXカスタムには、外観にクロームの加飾を施したインパクト感あふれるフロントグリルを採用。ユニットを小型でシンプルにできる「ダイレクトプロジェクション式LEDヘッドライト」、左右ヘッドライト上とフロントボンネット下を一直線でつなぐ「一文字ライト」などの装備により、より精悍で高級感ある顔付きとなった。ラインナップには、NA車とターボ車を設定。また、ボディ色をモノトーンと2トーンから選べる「コーディネートスタイル」も用意している。

一方のスペーシアカスタムでは、ボディのプレスラインなどはスタンダード仕様と共通ながら、フロントバンパーやヘッドライトの形状を変更することで、よりシャープな印象を加味する。また、ヘッドライト下には、横長デザインのシーケンシャルウィンカー(内側から外側へ向かって流れるように光るウィンカー)も採用することで、被視認性も向上する。グレード展開は、NA車にエントリーグレードの「HYBRID GS」と上級グレードの「HYBRID XS」を設定するほか、ターボ車の「HYBRID XSターボ」も用意。こちらも、全タイプにマイルドハイブリッドシステムを採用する。

ちなみに両モデルの車体サイズは、N-BOXやN-BOXカスタムが、全長3395mm×全幅1475mm×全高1790~1815mm。対するスペーシアとスペーシアカスタムは全長3395mm×全幅1475mm×全高1785mm。全長や全幅は両モデル同じで、全高のみN-BOXやN-BOXカスタムのほうがやや高い設定となっている。

両モデルともにNAとターボの2本立てのエンジン

N-BOX・シリーズのパワートレインは、先代モデルを継承しており、NA車が658cc・水冷直列3気筒(S07B型)を搭載し、最高出力43kW(58PS)/7300rpm、最大トルク65N・m(6.6kgf-m)/4800rpmを発揮する。同じエンジンを採用するターボ車のスペックは、最高出力47kW(64PS)/6000rpm、最大トルク104N・m(10.6kgf-m)/2600rpmだ。

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