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「SNSは効果ない」と嘆く中小企業が知らないコツ 6つのSNSを戦略に合わせて使い分ける

東洋経済オンライン / 2024年2月25日 12時10分

企業のPRとしてSNSを活用するには、戦略に合わせた使い分けや組み合わせがあります(写真:kouta/PIXTA)

SNSを活用したいけれど何を使えばいいのかわからない、とりあえずSNSを始めてみたけれどほとんど効果がない……など、デジタルマーケティングに悩む中小企業は多いでしょう。本稿では、約950社の中小企業にコンサルティングをしてきた谷田部敦氏の著書『小さな会社の勝算 90日で売れる仕組みになるデジタルマーケティング』より一部抜粋・再構成のうえ、戦略に合わせたSNSの使い分けや組み合わせについてご紹介します。

どの手段がどんな業種の認知に適しているか

どんなに素晴らしい商品やサービスでも、世の中に知られていなければ存在していないのと同じ。この厳しい現実を痛感している方もいるかもしれません。変化が激しい社会では〔認知〕されてもすぐ新しい情報に埋もれてしまう問題もあります。これを避けては通れません。

今は、無料で活用できるSNSやブログがありますから、予算や労力が限られた中小企業や個人事業主にとって便利な時代なのです。〔認知〕を高めるためには、その手段が自社の商品やサービスの〔認知〕拡大に適しているかどうか見極める必要があります。

では、どの手段がどんな業種の〔認知〕に適しているのか、主な6つのSNSと簡単にできるMEO対策について解説していきましょう。

<Instagram>

Instagramによる〔認知〕向上が期待できるのは比較的若い世代で、昔より男性ユーザーは増えていますが、男性より女性ユーザーのほうが見てもらいやすい傾向があります。相性がいいのはBtoCのヘアサロンや美容系、レストランやカフェなどのように写真映えする要素がたくさんある業種です。

私が経営に参画していた美容院Agnos青山のスタイリスト石川卓弥さんは、自分が得意とするヘアスタイルの写真をInstagramにコツコツ投稿し、フォロワー数が1万人を超えたあたりからお客様が急増しました。 そのあと店長になり、現在はフォロワー数7万2000人まで増え、予約が殺到する大人気スタイリストです(2023年12月)。美容院はその後もヘアスタイルの発信方法を研究し、東京・表参道という競合の多い人気エリアで大人気になっています。

Instagramで成功するコツは「瞬発力」と「継続力」。それとトレンドを意識した写真やリールを活かしたインパクトある投稿です。

うまくいった方はコツコツ続けることが苦になるどころか、楽しんでやっている努力家です。写真映えするものがあったり、比較的若い方に訴求したかったりする場合はInstagramが有力です。

ターゲットの特性に合わせることがカギ

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